富山市科学博物館

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富山市科学博物館(とやましかがくはくぶつかん、Toyama Science Museum)は富山県富山市西中野町にある、おもに富山の自然の特徴をテーマにした自然科学宇宙科学を紹介し楽しく分かりやすく学ぶことを目的にした公立博物館日本博物館協会、富山県博物館協会会員。また富山市三熊には当館の付属施設として口径1.0m反射式天体望遠鏡を備えた富山市天文台を併せ持つ。

概要

1979年11月23日に、旧富山刑務所跡に整備された城南公園の一角に「富山市科学文化センター」として設立された。何度かのリニューアルを経て2007年7月13日の大規模な館内リニューアルに伴い、名称も「富山市科学博物館」に変更し、より博物館としての機能を充実させた。展示方法は体験・体感展示とし、科学を身近に感じながら学べるようになっている。。3階にはプラネタリウムを設置している。2016年平成28年)12月28日まで、隣接して富山県立近代美術館が所在した[1]

展示室

1階から3階の3層に分かれた展示室は、それぞれのテーマに沿って分かりやすく展示されている。

とやま・時間のたび(1階)

富山県の地形の成り立ちとそこで育まれた自然、生物、またそこで暮らす人々との関わりを紹介。 岩石や化石標本を年代別に展示している。 また「ティラちゃん」というティラノサウルスのロボット(アニマトロニクス)も展示されている。

とやま・空間のたび(2階)

富山県の地形の大きな特徴である3000m級の立山連峰から「あいがめ」と呼ばれる水深1000mにも及ぶ富山湾で起る自然現象を、高山・山地・丘陵と平野・河川・海の5ゾーンに分け分かりやすく解説、またそこに生息する生物などを紹介。

  • おもしろ実験ひろば – 科学文化センター時代の理工展示を継承したもので、子供から大人まで自分で実験装置をさわって体験し科学に興味をもってもらうコーナー。
「強風体験装置」・「ダイヤモンドダスト発生装置」・「雲のシアター」など

宇宙へのたび(3階)

最新の宇宙の姿や隕石などの紹介。宇宙旅行シミュレーションなどもある。また付属富山市天文台の情報も紹介している。

  • プラネタリウム – 242席 
土曜の夜にイブニングプラネタリウム、日曜の昼にスペシャル・ライブプラネタリウムなどを行っている。
時間ごとに複数の番組を上映 上映時間 約35-45分

収蔵品

収蔵品は学芸員収集品、寄贈品など合わせ、富山の自然に関連した資料を中心に標本類約46万点、図書雑誌類約6万点。

主なコレクション

  • 大田弘・進野久五郎(富山県産植物コレクション)
  • 菊地勘左ェ門・高柳博(富山湾産貝類コレクション)
  • 津田禾粒(マングローブ産貝類コレクション)
  • 宮本望(貝類コレクション)
  • 田中忠次(富山県産昆虫コレクション)
  • 田中晋(魚類コレクション)
  • 加藤隆(飛騨地域産岩石コレクション)
  • 杉田敏次(ボリビア産化石コレクション)
  • 西永奬(走査型電子顕微鏡(SEM)によるアートコレクション 約4,200点)2017年(平成29年)3月より[2]

など

開館時間および入館料

開館時間
  • 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日
常設展示室・プラネタリウム入館料
  • 大人大学生 520円(プラネタリウム観覧1回分を含む)、高校生以下 無料
  • 土曜は高校生以上のカップル無料
    • 各種割引あり
    • 特別展は別料金

アクセス

富山地方鉄道バス

富山地方鉄道富山市内軌道線

市内周遊ぐるっとBUS南回りルート(毎日6便) 「科学博物館」バス停下車 徒歩約1分

富山市科学博物館を含む、富山市市街地の美術館博物館・観光施設を巡る周遊バス。

脚注

  1. 『県立近代美術館が閉館 20世紀の潮流伝え35年』北日本新聞 2016年12月29日1面
  2. 『富山市のデザイナー 故 西永氏の顕微鏡アート 市科学博物館で保存』北日本新聞 2017年3月9日31面

関連項目

外部リンク