小山工業高等専門学校

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小山工業高等専門学校(おやまこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称:National Institute of Technology, Oyama College[1])は、栃木県小山市大字中久喜に所在する国立高等専門学校。実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関であり[2]、教育・研究活動が日々行われている。

概要

1965年に設置された。略称は小山高専。本科7学科、専攻科1専攻5コースを擁する。本科卒業後は、進学と就職が約半々である。編入試験を経て、国立大学工学部に多く進学する。専攻科(2年間、各学年定員20名)へ進学し学士を得る者もいる。本科求人倍率は、毎年約20倍以上である。就職希望者は、ほぼ100%の就職率である。学生総数は千人程度である。

主な進学先(2013年度以降)

本科:北海道大学、東北大学、宇都宮大学、群馬大学、茨城大学、千葉大学、新潟大学、信州大学、長岡技術科学大学、電気通信大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、お茶の水女子大学、東京農工大学、東京海洋大学、工学院大学、山梨大学、豊橋技術科学大学、三重大学、福井大学、九州大学、小山高専専攻科

専攻科(大学院進学):東北大学、宇都宮大学、筑波大学、長岡技術科学大学、電気通信大学、東京工業大学、北陸先端科学技術大学院大学、奈良先端科学技術大学院大学、九州工業大学

教育理念・教育方針・アドミッションポリシー

  • 教育理念は「技術者である前に人間であれ」で、更に◎健やかな心身、◎豊かな人間性、◎科学技術の研鑽と創造の3つを掲げている。
  • 教育方針は「豊かな人間性の涵養」、「豊かな感性と創造力の育成」、「自然科学・数学・英語・専門基礎科目の学力向上」、「高度な専門知識と問題解決能力の育成」、「コミュニケーション能力と国際感覚の育成」で、本科・専攻科別により具体的な人材像が述べられている。
  • アドミッションポリシーのキーワードは、本科では(1) 科学技術への興味と基礎的学力、(2) モノづくりや実験への積極性、(3) 課外活動と協調性である。専攻科では(1) 専門の基礎学力と自ら学ぶ意欲、(2) モノづくりへの関心と経験、(3) 日本語の表現力と英語の基礎学力である。

授業形態・学生生活

授業はシラバスに沿って行われる(参照)。90分授業が多いが、50分授業や実験・実習などもある。クラス毎のホームルームの時間もある。1年次は混合学級で、2年次以降が学科ごとのクラスになっている。学生会活動、部活動、学園祭「工陵祭」、各種コンテスト(ロボコン、プロコン、デザコン等)、球技大会等の活動も行われている(参照)。

設置学科

本科(準学士課程)

専攻科(学士課程)

複合工学専攻

  • 機械工学コース
  • 電気情報工学コース
  • 電子制御工学コース
  • 物質工学コース
  • 建築学コース

施設

沿革

  • 1965年 国立高専4期校として開校(機械工学科・電気工学科・工業化学科)
  • 1970年 建築学科設置
  • 1985年 電子制御工学科設置
  • 1990年 工業化学科を物質工学科に改組
  • 1999年 専攻科設置
  • 2001年 電気工学科を電気情報工学科に改組
  • 2004年 独立行政法人化により国立高等専門学校機構の設置する高等専門学校となる
  • 2006年 JABEE認定書受理
  • 2013年 電気電子創造工学科設置、小山高専地域連携協力会発足

課外活動受賞歴

  • ロボコン2008 全国大会準優勝
  • ロボコン2012 ロボコン大賞受賞
  • プロコン2000 競技部門優勝
  • プロコン2008 競技部門準優勝
  • プロコン2013 NICT賞受賞
  • デザコン2007in周南 空間デザイン部門審査員特別賞
  • デザコン2008in高松 空間デザイン部門審査員特別賞
  • デザコン2009in豊田 空間デザイン部門優秀賞
  • デザコン2010in八戸 空間デザイン部門優秀賞・審査員特別賞
  • デザコン2012in小山 空間デザイン部門最優秀賞・構造デザイン部門優秀賞
  • デザコン2013in米子 構造デザイン部門優秀賞

対外関係

他大学との協定・連携

国内大学

海外大学

その他

  • 映画「ロボコン」で主人公たちが操るロボット「BOXフンド」は小山高専のロボコンチームにより製作された。
  • 日本酒「思川桜花酵母の酒」の酵母は小山高専で抽出された[4]
  • twitter クライアントのfeatherを開発する会社「コベリン」は、小山高専卒業生3名で立ち上げられた[5]

著名な出身者

脚注

出典

関連項目

外部リンク



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