広島高速交通

提供: miniwiki
2018/8/5/ (日) 20:26時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索


広島高速交通株式会社(ひろしまこうそくこうつう)は、広島県広島市新交通システム路線「アストラムライン」を運営している鉄道事業者広島市などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。本社所在地は広島県広島市安佐南区長楽寺二丁目12番1号。

2009年8月8日よりアストラムラインでもIC乗車券『PASPY』が導入され、西日本旅客鉄道(JR西日本)の発行するICOCAも利用できるようになった。またかつては、磁気券式乗車カードとしてアストラムカードを発行していた。

PASPY導入会社の中では唯一、自動改札機を導入している。中四国地方の鉄道会社で、初めて自動改札機を導入した会社であり、当時は地元メディアで話題となった。

愛称とマーク

路線の愛称は「アストラムライン」。「明日」と電車を意味する「トラム」からの造語である。通称は「アストラムライン」や「アストラム」である。

16個の丸が規則正しく並んだマークを採用している。丸は「生命、地球、平和」を、丸の規則正しい配列は「ひと・こころの集まり」および「安全、快適」を表している[1]。色は原則橙色であるが、橙色が背景となる車体側部や駅入口看板等では黒色の丸が描かれる。

歴史

  • 1987年(昭和62年)12月1日 - 設立。
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月14日 - 特許と免許を申請。
    • 8月22日 - 県庁前‐長楽寺間の特許と本通 - 県庁前間の免許が交付。
  • 1989年(平成1年)2月28日 - 工事着手。
  • 1990年(平成2年)10月8日 - 長楽寺 - 広域公園間の特許を申請。翌年3月5日特許が交付。
  • 1991年(平成3年)
    • 3月14日 - 広島市安佐南区の高架橋建設工事現場で15人が死亡、8人が負傷する橋桁落下事故(詳細は広島新交通システム橋桁落下事故を参照)。
    • 10月 - 長楽寺 - 広域公園間の工事着手。
  • 1994年(平成6年)8月20日 - 広島新交通1号線 本通 - 広域公園前間が開業。
  • 2004年(平成17年)8月22日 - 総輸送人員が2億人を達成。
  • 2007年(平成19年)4月2日 - 一番前と一番後ろの車両を終日「携帯電話電源オフ車両」に設定。
  • 2008年(平成20年) - 11月よりIC対応の新型自動改札機に順次入れ替え開始。
  • 2009年(平成21年)8月8日 - IC乗車券『PASPY』のサービス開始。
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 広島市交通科学館の指定管理者となる[2]
  • 2014年(平成26年)8月20日 - 広島新交通1号線が開業20周年を迎え、アニバーサリートレイン運行や車両基地見学会などの記念イベントを実施[3]

路線

駅の一覧・運行形態は以下の項目を参照のこと。

車両

2014年8月現在、6000系が23編成(1 - 23番)、1000系が1編成(24番)が在籍しており、1000系の方が後期導入型である。

なお、長楽寺の車庫から本線への取り付け部がデルタ線となっており、入出庫時の向き(広域公園向き、または本通り向き)により、編成の向きは一定していない。

開業から20年が過ぎて車両の更新が課題であり、24編成で118億円の費用[4]がかかる見込みである。

現有車両

導入予定車両

  • 形式未定 - 2019年度から2期に分けて計24編成を導入。第1期は2019年度から2025年度に11編成66両を、第2期に13編成を導入する予定[5]

運賃

大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定。

区数 運賃(円)
初乗り2km 190
3 - 4 230
5 - 6 270
7 - 9 320
10 - 12 360
13 - 15 400
16 - 18 440
19km 480
  • アストラムラインの各駅で発売される乗車券は、多くの他の鉄道会社と同じく「本通→320円」というような金額式の表記であるが、PASPY対応自動券売機の導入以前は、「本通→大町」という発駅と着駅を示した表記になっていた。そのため、以前は運賃が同じでも下車駅が異なると出場時に自動改札機の扉が閉まるので注意を要していた(ただし自動精算機に通すと、0円券が返ってくるのでそれで出場できた)。

脚注

外部リンク