戸田市

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戸田市(とだし)は、埼玉県南部に位置する人口約14万人の。人口は深谷市に次ぐ県内15位。荒川を境に東京都と接する。

地理

北をさいたま市南区、東を蕨市川口市にそれぞれ地続きで接し、西の朝霞市和光市、南の東京都板橋区北区へは荒川を隔てて接する。市域はおおむね平坦な低地である。

さいたま市南区の西部と戸田市はかつて同じ佐々目郷に属していて市街地は連続している。1959年(昭和34年)には戸田市の一部地域が浦和市に編入され、現在でも同じ埼京線沿線であることからさいたま市は最も結び付きの強い地区となっている。

当市内を荒川笹目川菖蒲川緑川荒川左岸排水路上戸田川文蔵川が流れる。

隣接している自治体・行政区

※括弧内は行政区を示す

歴史

江戸時代には御鷹場として栄え、荒川の「戸田の渡し」は全国的にも有名である。平成の大合併の際は川口市との合併が検討されたが、生活圏が異なり(生活圏はさいたま市寄り)、人口の増加を勘案すると単独で20万人(中核市指定要件)に到達することも可能であることから、当分単独市のままでいることが決まった。かつて浦和市(現さいたま市)との合併構想もあり、市北部の一部が浦和市に編入している。

人口

戸田市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
  • 人口密度:6,770人/km²(2010年国勢調査時)

行政

歴代市長

氏名 就任 退任
初代 野口政吉 1966年 1974年
2代 斎藤純忠 1974年 1998年
3代 神保国男 1998年 2018年
4代 菅原文仁 2018年 現職

行政機構

  • 市長
  • 副市長
    • 政策秘書室
    • 危機管理防災課
    • 総務部 - 庶務課、経営企画課、人事課、情報統計課
    • 財務部 - 財政課、資産管理課、入札検査課、税務課、収納推進課
    • 市民生活部 - 市民課、協働推進課、防犯くらし交通課、文化スポーツ課
    • 環境経済部 - 経済政策課、環境課、みどり公園課
    • 福祉部 - 福祉総務課、生活支援課、障害福祉課、長寿介護課、保険年金課、福祉保健センター
    • こども青少年部 - こども家庭課、保育幼稚園課、児童青少年課
    • 都市整備部 - 都市計画課、まちづくり推進課、道路河川課、土地区画整理事務所
    • 市民医療センター - 総務課、診療室、介護老人保健施設
    • 会計管理者 - 会計課
  • 戸田市消防本部
    • 消防本部 - 総務課、予防課、警防課
    • 消防署 - 消防第1課、消防第2課、東部分署、西部分署
  • 戸田市議会
    • 事務局
  • 教育委員会
    • 事務局 - 教育総務課、学務課、教育政策室、学校給食課、生涯学習課、図書館・郷土博物館
  • 選挙管理委員会
  • 監査委員
  • 公平委員会
  • 固定資産評価委員会
  • 水道企業管理者
    • 上下水道部 - 上下水道経営課、水道施設課、下水道施設課

広域行政

一部事務組合
協議会

経済

大規模商業施設

市内に本社を置く企業

金融機関

その他

東京特別区に隣接しているため、印刷・倉庫・運輸関係の会社が多い。主要な支店・事業所など

姉妹都市・提携都市

国内

姉妹都市
提携都市

海外

姉妹都市
友好都市

地域

現行行政町名

戸田市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

東京特別区に接していることもあり、市域のほぼ全体が市街地である。主に一般住宅やマンション、商店が立ち並ぶほか、工場や物流センターなども多い。

  • 下戸田地区
    • 下戸田 - 国道17号線より東側。
    • 下前 - 戸田公園駅東部にある地区。大字下戸田字下戸田前新田に由来。ちなみに、対になる上戸田前新田は上前町会として名を残す。
    • 中町 - 東部の町名。
    • 喜沢 - 西川口駅に近い東部の町名。大字下戸田字鬼澤において、新町名を命名する際に佳字を当てたことより、現在の名となった。
    • 喜沢南 - 喜沢の南部にある。住宅や工場がある。
    • 川岸[3] - 戸田公園の東にあり、名の通り荒川に沿った地区。旧大字下戸田字河岸。
  • 上戸田地区
    • 本町 - 戸田公園駅周辺の町名。旧来より居住が多い。
    • 南町 - 戸田公園駅近くの町名。大字上戸田字南原に由来。
    • 戸田公園 - 埼玉県立戸田公園の区域を公園名と同じ町名とした。
    • 上戸田 - 市役所や文化会館がある戸田市の行政の中心部。文化会館前には後谷公園がある。上戸田一丁目 - 上戸田五丁目と大字上戸田字稲荷木に分かれる。
  • 新曽地区
  • 笹目地区
    • 笹目 - 南西部にあり、一丁目から八丁目まである比較的広域な地区。旧笹目村の村域の一部にあたる。国道17号新大宮バイパス首都高速道路5号池袋線が通る。
    • 笹目南町 - 笹目地区南部、新大宮バイパスに面した地区。物流センター・倉庫などが多く立地。
    • 笹目北町 - 笹目地区の一部。物流関係の建物が多い。
    • 惣右衛門 - かつての笹目村の大字。現在は区画整理に伴う町名変更で笹目の一部となっている。惣右衛門公園などに名前が残る。大字新曽の中に大字惣右衛門字谷口が一筆だけ残る。
    • 下笹目 - 大字下笹目字谷口が北戸田駅西側に残っている。また荒川の堤外の一部が今も大字下笹目である。
    • 早瀬 - 旧大字下笹目字早瀬。笹目橋があり、都内へ通じている。
  • 美女木地区
    • 美女木 - さいたま市に接する、比較的広い地区。首都高速道路・東京外環自動車道の美女木ジャンクション信号機のあるジャンクションとして有名。美女木一丁目 - 美女木八丁目、大字美女木字向田、荒川堤外など。
    • 美女木東 - 用途地域は工業地域で工場・物流施設が多く立地するが、埼玉県立南稜高等学校イオンモール北戸田、北戸田住宅(日本郵政グループ)、新東日本センター(東京簡易保険事務センター所管)、日本銀行戸田発券センターなどの施設が近年立地する。
    • 内谷 - 荒川の堤外、荒川調節池(彩湖)に面した地区。大字内谷という。河川敷であるため人家などはない。戸田市立彩湖自然学習センターがあり、所在地は大字内谷2887番地で、郵便番号の設定はない。
    • 曲本 - 内谷同様河川敷であり無人である。もともと内谷と曲本、美女木、松本新田の4つの村で合併し、美谷本村を形成していたが、その村域は現在、さいたま市と当市に分断されている。さいたま市となった内谷・曲本地区は住宅地となっている。戸田市大字曲本にも郵便番号の設定はない。
    • 重瀬 - もともとは内間木村(現・朝霞市の北部)の一部であったが、荒川の改修により戸田側に取り残された対岸の飛地となってしまったため編入し、大字下内間木から大字重瀬と改称した。彩湖道満グリーンパークという大きな公園がある。こちらも河川敷で、郵便番号の設定はない。かつては荒川堤外のこの地にも重瀬、道満、協和、大野の4集落があったが、1953年(昭和28年)から翌1954年(昭和29年)にかけて集団移転している。
    • 美谷本(みやもと) - 行政地名ではなく美女木・内谷・曲本・松本新田が合併したときの村名。今でも小学校名に残る。

上記以外にも町会名や公園名に多く旧町名や旧字名がある。

施設

公共施設

  • 戸田市文化会館
  • 戸田市立図書館(市内各地に分館あり、全ては各福祉センター内図書室)
  • 戸田市立教育センター
  • 戸田市こどもの国
  • 上戸田地域交流センター
  • 笹目コミュニティセンター コンパル
  • 戸田市立児童センター プリムローズ
    3階建ての建物。1階は幼児向け、2階はロッククライミングなどの体を動かす遊具があり、3階は玩具の貸出しやビデオなど。
  • 戸田市男女共同参画センター ビリーブ
  • 教育センター
  • 中央公民館
  • 新曽公民館
  • 下戸田公民館
  • 美笹公民館
  • 喜沢南会館
  • 戸田市上前会館
  • 福祉青少年会館勤労青少年ホーム
    • 心身障害者福祉センター
  • 戸田市起業支援センター
  • 地域職業相談室
  • 戸田市役所中部浄水場
  • 東部浄水場
  • 東部福祉センター
  • 学校給食センター
  • 新曽福祉センター
  • 西部福祉センター

自然・公園

スポーツ施設

マスメディア

TBSラジオの送信所。戸田送信所から関東一円に電波を発信する。

その他

  • 少年自然の家
    長野県諏訪郡富士見町、入笠山麓の山中にある自然豊かな生涯学習施設。
    市立小中学校などが団体旅行等で使用する。一般客も宿泊することができる。
    市立小学校の多くは夏にかけて林間学校で、市立中学校の多くは冬にかけてスキー教室で利用する。
  • 戸田市保養所「白田の湯」
    静岡県賀茂郡東伊豆町白田にある、保養・レジャー宿泊施設。市民はもちろん、一般客も宿泊可能。

郵便局

郵便配達は蕨郵便局が、警察業務同様蕨市と戸田市の2市を担当している。

簡易保険事務センター

国の出先機関

県の機関

その他機関

警察

蕨市にある蕨警察署の管轄となっている。

教育

保育園
  • 公立
    • 下戸田保育園
    • 新曽保育園
    • 上戸田保育園
    • 喜沢南保育園
    • 笹目東保育園
    • 上戸田南保育園
    • 新曽南保育園
    • こだま保育園
    • 笹目川保育園
  • 私立
    • きざわ保育園
    • ささめ保育園
    • あけぼの保育園
    • 戸田公園駅前さくら草保育園
    • 戸田駅前保育所(おひさま保育園)
    • 戸田駅前さくら草保育園
    • 戸田こども園
幼稚園
以下、全て私立
  • 戸田幼稚園
  • 戸田第一幼稚園
  • つつじ幼稚園
  • まきば幼稚園
  • 戸田ひまわり幼稚園
  • ささめ幼稚園
  • 戸田東幼稚園
  • カトレア幼稚園
  • はごろも幼稚園
  • 戸田東第二幼稚園
小学校
中学校
高等学校

高層マンション

戸田市には10階建て以上の高層マンションが84棟ある。おもに戸田公園駅周辺の国道17号線沿線に多い。市内最高層は北戸田駅前の北戸田ファーストゲートタワーの30階建である。

交通

JR埼京線が北部から南東に斜めに貫いている。笹目地区からは、東京都と埼玉県の県境の笹目橋を渡り、板橋区内の都営地下鉄三田線西高島平駅の利用も可能である。

主要道路は、東部を国道17号中山道)、西部を国道17号新大宮バイパス(高架上は首都高速道路)がそれぞれ縦断、北部を国道298号(高架上は東京外環自動車道)が横断する。荒川を隔てた東京都板橋区へは、国道17号が双方ともに、和光市へは国道298号が通じている。朝霞市に直接通じる陸路はない。

鉄道

路線バス

タクシー

タクシーの営業区域県南中央交通圏で、川口市さいたま市鴻巣市上尾市などと同じエリアとなっている。

道路

ファイル:Bijilyogi JCT from gaikan.JPG
国内でも珍しい信号機・交差点のある高速「美女木ジャンクション」
高速道路
一般国道
県道
市道

太字は民間事業者が命名権を買収し名付けた道路愛称。命名権料は10年契約で、1km当たり790万円。民間事業者に道路命名権を与えた例は、埼玉県内では北本市に続き2例目[4]

まちづくり・コミュニティ

戸田市では、現在以下のような事業を推進している。

  • 戸田市地域通貨「オール」
    当市だけで通用するエコマネー。名前の由来は、戸田「ボート」のオールから。
    形状は紙幣を二まわりほど小さくしたもの。紙面にも戸田のボートが描かれている。
  • とだファミリーサポートセンター
  • 戸田市男女共同参画センター
  • 広報戸田市
    毎月、1日と15日の2回(ただし1月・8月・12月は1日号のみ)発行されている。戸田市のホームページでバックナンバーを読むこともできる。
    2002年5月1日号(800号)より現在のスタイルとなっており、当広報のマスコットキャラクターとして「コーくん」と「ホーちゃん」が登場している。
  • ふれあい戸田
    当市のテレビ広報番組。毎月1回更新。地上波:テレ玉では毎週日曜日の午前にて、同市をエリアとするCATV:JCN埼玉では毎月第1と第3週の月曜日から日曜日の昼にて、それぞれ放送されている。
    また、戸田市のホームページにて過去に放送された内容を動画で視聴できる[5]
  • ボランティアセンター(戸田市社会福祉協議会)
  • 戸田市生涯学習課
    公民館やマナビィ講座などの情報を管理。

観光ほか

ファイル:TodaHashi2004-12-13.jpg
東京側から見た戸田橋(2004年12月)

出身有名人

その他

  • 市外局番は、市内全域が「川口048」(それ以外の048地域は市外扱い)。
  • 比較的水道代が高額な東京23区に隣接していながら和光市と並んで水道代が安いことで知られる。20mm口径での1か月の水道代は2019円となっている。

脚注

  1. 45メートル超の建物、戸田市が制限へ 読売新聞 2008年6月25日 埼玉南版朝刊35頁
  2. 埼玉県内人口726万人、過去最多 国勢調査 増加率0.9%、今回がピークか
  3. ただし、3丁目は上戸田地区に所属。
  4. “イオンわくわく通り、中央病院通り…戸田市、民間業者に市道命名権”. 埼玉新聞. (2017年2月15日). http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/15/09_.html . 2017閲覧. 
  5. 動画の再生時には、2008年(平成20年)4月放送分まではReal Playerが、同年5月放送分以降はWindows Media Playerが、それぞれ必要となる。

関連項目

外部リンク

行政
観光


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