掣圏真陰流

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せいけんしんかげりゆう
発生国 20px 日本
発生年 1999年
創始者 佐山聡
源流 ボクシング
キックボクシング
アマチュアレスリング
シュートレスリング
マーシャルアーツ
修斗
主要技術 当身技
投げ技
組み技
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掣圏真陰流(せいけんしんかげりゅう)は、日本の新興武道

佐山聡が以前から提唱してきた市街地型実戦格闘技という名目で1999年5月に設立。旧名は掣圏道(せいけんどう)。現在は掣圏道掣圏真陰流とも言う。

概要

1999年10月2日、有明コロシアムで掣圏道協会主催の興行「1999 WORLD BATTLE in JAPAN」を開催。この興行でSAボクシングの世界王者が4人認定された[1]

特徴

  • 掣圏道時代はロシア人選手を多く招聘して北海道を中心に興行を打っていた。
佐山の弟子である桜木裕司瓜田幸造の他に、現在K-1のリングで戦っているセルゲイ・グールアースラン・マゴメドフマゴメド・マゴメドフシャミール・ガイダルベコフ内田ノボル高谷裕之なども出場していた。
現在は格闘技界から遠ざかっているがPRIDEマーク・ケアーと対戦したことがあるボリショフ・イゴリ、アフメドフ・ズラブなどもいた。
  • コンクリート上での戦いを前提としているため、地面に叩きつけられたら敗北、寝かされたら圧倒的に不利、という性質を持つ。
  • 試合用の道着は当初、日常における市街地での格闘を想定しているためスーツを模した非常に特殊なものになっていたが、後に合気道のような道着と袴に変更された。
武道掣圏では上半身裸と袴である。
道場での練習は空手着で行う。
  • ちなみに佐山は「の精神を持っていない選手はやらなくていい」と述べており、掣圏真陰流の目的は「真の日本精神を復活させること」と考えている。
挨拶や返事は空手と同じく「押忍」であり、挨拶の動作は手のひらを自分側に向けて脇を絞めた特殊な敬礼である。
  • 当初の掣圏会館本部道場は東京都昭島市の道場だったが2006年8月に掣圏真陰流本部道場「興義館」として東京都文京区本郷へ本部を移動。昭島道場は支部道場となる。
「興義館」は当初から非常に狭い道場だが現在は更に、その半分の面積に縮小し、半分は茶室となった。
現在、道場生募集などは積極的に行っていない少数精鋭の格闘技団体である。
格闘技以外にも「士禅」と呼ばれる自己催眠術のクラスもあり、佐山自身が行う「ヒプノセラピー」なる催眠セラピーも行う。
佐山は「興義館は格闘技の道場ではない。精神基底を造る館である」として掣圏真陰流の武士道観に基づいた私塾と規定している。
2011年4月、東京都新宿区神楽坂にも道場が開設された(現在、閉館)。
また定期的に神楽坂道場内で思想団体の講習や、佐山サトル特別講義会「プリンシプル」も行われる。

段級位制

  • 白帯(初心者)
  • 黄帯(初級クラス)
  • 青帯(中級クラス)
  • 茶帯(上級クラス)
  • 紫帯(准指導員)
  • 黒帯(指導員)
  • 赤帯(最高位の帯で創立者である掣圏真陰流の総監の佐山聡だけしかいない)

当身技

基本的な動きは完全にキックボクシングボクシングをベースとしたものであり、応用的に空手テコンドーの技なども取り入れている。

投げ技

主にレスリングを基本とする技が殆どであり、胴着を掴む事が禁じられている。

組み技

レスリング、シュートレスリング、柔術がベースになっているが抑え込み技はニープレスぐらいであり、殆どが絞め技関節技の2種類である。

競技形式

脚注

  1. 藁谷浩一 掣圏道「WORLD BATTLE in JAPAN」、『ゴング格闘技』12月号・No.92・第32巻第12号通巻442号、107-109頁、日本スポーツ出版社、1999年12月23日

関連項目

外部リンク