接頭辞

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接頭辞(せっとうじ)とは、接辞のうち、語基よりも前に付くもの。接頭語(せっとうご)とも言う。

日本語の接頭辞

テンプレート:Wtc 日本語の接頭辞をいくつか挙げる。

否定の接頭辞

英語の接頭辞

テンプレート:Wtc 英語の接頭辞をいくつか挙げる。

un
dis
in
im
否定を表し反意語をつくる。
例1: un + fortunately(幸いにも)= unfortunately(不運にも)
例2: im + perfect(完全な)= imperfect(不完全な)
in
「~の中へ」を意味する。
例: in + claudere(ラテン語で「閉じる」)= include(中に閉じこめる→含める)
re
「繰り返し~する」「再び~する」を意味する。
例: re + try(試す)= retry(もう一度する)
ex
「外へ」を意味する。
例: ex + planare(ラテン語で「明瞭にする」)= explain(外に対して明瞭にする→説明する)
extra
「~の外」「~以外」を意味する。
例: extra + ordinary(普通の)= extraordinary(普通以外→並外れた)
con
com
「共に~する」を意味する。
例: com + bat(叩く)= combat(共に叩き合う→戦う)
ante
pre
「~の前に」を意味する。
例: pre + dicere(ラテン語で「話す」)= predict(前もって話す→予測する)
post
「後に」を意味する。
例: post + poner(ラテン語で「置く」)= postpone(後の方に置いておく→延期する)
super
「~の上」「超~」を意味する。
例: super + sensitive(敏感な)= supersensitive(過敏な)
infra
sub
「~の下」「~未満」を意味する。
neo
「新しい~」を意味する。
paleo
「旧い~」を意味する。
tele
「遠くの~」を意味する
anti
「~に反する」「~と逆」を意味する。

数を表す接頭辞

ここでは、ラテン語由来とギリシャ語由来の1~10までと100、1000、10000の数を表す主な接頭辞を挙げる。[1]以下の接頭辞は英語の単語(一部形が変化)や様々な表現としても使われており、例えば倍数詞(「」を参照)や命数法元素の系統名の上での名(9月12月)などに使用されている。

1
uni~、sim~、sing~、prim~、unus~、un~、a~(ラテン語系)
mono~、haplo~、hen~、en~(ギリシャ語系)
2
bi~、bis~、bin~、duae~、du~(ラテン語系)
di~、dis~、dy~(ギリシャ語系)
duo~(ラテン語およびギリシャ語系)
3
ter~、tern~、tre~、tres~、tria~(ラテン語系)
tri~、tris~(ラテン語およびギリシャ語系)
4
quadri~、quadr~、quart~、quater~、quattuor~(ラテン語系)
tetra~(ギリシャ語系)
5
quinque~、quint~、quin~(ラテン語系)
penta~、pent~(ギリシャ語系)
6
sexa~、sext~、sex~、sen~(ラテン語系)
hexa~、hex~(ギリシャ語系)
7
septa~、sept~、septem~、septen~(ラテン語系)
hepta~、hept~(ギリシャ語系)
8
octo~、oct~、octon~(ラテン語およびギリシャ語系)
octa~、ogdo~(ギリシャ語系)
9
novem~、noven~(ラテン語系)、ennea~(ギリシャ語系)
nona~、non~(ラテン語およびギリシャ語系)
10
deci~、dec~、den~、decem~(ラテン語系)
deca~、deka~(ギリシャ語系)
100
centi~、cent~、centen~、centum~(ラテン語系)
hecto~、hecato~、hecaton~(ギリシャ語系)
1000
milli~、mille~、millen~、millia~(ラテン語系)
kilo~、chilia~、chili~(ギリシャ語系)
10000
myria~(ギリシャ語系)

脚注

  1. ただし、独自の意味機能を持ち、結合の組み合わせを限定される場合が多い点では結合辞といったほうが正確である。

関連項目

外部リンク