日本ゼオン

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日本ゼオン株式会社(にっぽんゼオン、: Zeon Corporation)は、東京都千代田区丸の内に本社を置く古河グループ化学メーカーである。 塩化ビニル樹脂のメーカーとして古河グループ各社と米国B.F.グッドリッチ・ケミカル[1]の資本提携と技術で設立されたが、現在では合成ゴムや高機能樹脂の製造・開発をメインとする。

主力製品・事業

  • 輸送用途
    • 自動車用タイヤ、自動車用部品、船舶
  • 電子・電気用途
    • 記録、半導体、表示、エネルギー、通信
  • 土木・建築・住宅用途
    • 土木・公園資材、道路資材、包装物流資材、住宅・建設材料
  • 生活環境用途
    • 食品・食品雑貨、医療・医薬品、日用品、印刷・出版、光学機器、スポーツ・レジャー
  • その他用途
    • 改質剤、工業薬品、産業資材

主要事業所

  • 本社 - 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル
  • 総合開発センター - 神奈川県川崎市川崎区夜光1-2-1
  • 高岡工場 - 富山県高岡市荻布630
  • 川崎工場 - 神奈川県川崎市川崎区夜光1-2-1
  • 水島工場 - 岡山県倉敷市児島塩生字新浜2767-1
  • 徳山工場 - 山口県周南市那智町2-1
  • 大阪事務所 - 大阪市北区堂島浜2-1-9 古河大阪ビル西館
  • 名古屋事務所 - 名古屋市中区錦1-18-24 HF伏見ビル

沿革

  • 1950年昭和25年) - 合成樹脂の製造販売を目的として、日本ゼオン株式会社を資本金5百万円で設立。本社を東京都中央区銀座西7丁目3番地の日本軽金属(株)内に置く。
  • 1951年(昭和26年) - B.F.グッドリッチ・ケミカル社と塩化ビニル樹脂製造に関する技術提携。
  • 1961年(昭和36年) - 東京証券取引所に株式を上場、10月には大阪、名古屋にも上場。
  • 1965年(昭和40年) - 本社を千代田区丸の内二丁目に移設。
  • 1970年(昭和45年) - B.F.グッドリッチ・ケミカル社が当社保有株をすべて日本側に譲渡。
  • 1971年(昭和46年) - 商標名をGeonからZeonに変更。
  • 2000年平成12年) - 設立50周年にともない、現在のロゴマークに変更、同時に英文社名をNippon Zeon Co.,Ltd.から、ZEON CORPORATION.に変更。
  • 2005年(平成17年) - 本社を現住所(千代田区丸の内一丁目)に移設。
  • 2006年(平成18年) - 研究開発センター 10号館完成。CPMEの開発とその工業化で2006年度有機合成化学協会賞受賞
  • 2010年(平成22年) - 大阪証券取引所上場廃止。
  • 2015年(平成27年)11月11日 - 「単層カーボンナノチューブ(CNT)」を量産する国内初の工場を稼働[2]

主要関係会社

2015年3月末時点の子会社及び関連会社数は66社である[3]

国内グループ企業

海外グループ企業

  • ZEON Chemicals L.P.

その他

  • グッドリッチ社の塩化ビニル樹脂の商標「ゼオン」(Geon)を取って社名とした。また、その名の由来として「ゼオ」(Geo)はギリシャ語で大地、「エオン」(Eon)は永遠を意味し、その合成語である「ゼオン」には、「大地から原料を得て永遠に栄える」という意味が込められている。
  • 会長は旧古河財閥出身の古河直純(慶應義塾大学卒)。

関係人物

提供番組

脚注

  1. 元々、横浜ゴムの技術提携先でもあった。現在はユナイテッド・テクノロジーズの子会社であり、化学製品部門は2002年までに撤退している。
  2. 伊沢友之、竹石涼子 (2015年11月12日). “育て「第2の炭素繊維」 カーボンナノチューブ、日本ゼオンが量産開始”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 11面 
  3. 『第90期有価証券報告書』、日本ゼオン株式会社

外部リンク