東金市

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東金市(とうがねし)は、九十九里平野にある、千葉県である。人口は約5万9千人。千葉市への通勤率は13.7%(平成22年国勢調査)。

地理

東金市は、千葉県の中東部、九十九里平野の房総台地との境界に位置し、古くから、農業・商業等の産業を中心に発展してきた山武郡市の中核都市である。首都圏の50km圏に位置し、東関東自動車道京葉道路千葉東金道路、あるいはJR京葉線直接乗り入れの東京行き快速電車等により都心への交通利便性の比較的良い地域である。

隣接している自治体・行政区

人口

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.78%減の60,652人であり、増減率は県下54市町村中22位、60行政区域中28位。

東金市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
  • 総人口 - 61,701人 (全国645位)
  • 世帯数 - 22,701世帯 (全国622位)
  • 年少(15歳未満)人口率 - 14.00% (全国797位)
  • 高齢(65歳以上)人口率 - 17.77% (全国367位)

総務省統計局統計で見る市区町村のすがた2007 より(データは2005年)

  • 消滅可能性都市に指名されている。

歴史

地名の由来

東金の由来は鴇が根に由来するといわれる。当地にある西福寺境内の山嶺が鴇(とき)の頭に似ていることから鴇ヶ峯と称されトウガネに転訛し東金と言うようになったと伝えられる。

城の名称も『東金町誌』によると「東金城は往古上総介の属館なりしが後年千葉氏の支城となりて鴇ヶ嶺城と云う。後東鐘城と唱へまた鴇ヶ根城と号す。大永元年(1521)東金城と改称せり」とある。

東金では 明細帳[1]に「村名之儀は往古は辺田方と唱申候処、慶長十九甲寅御成之節より東金町と唱申候」とあり、慶長19年(1614年)徳川家康がはじめて同地を訪れた折から東金町と称したという [2]

2015年現在、同市東岩崎に旧名に由来するとみられる鴇嶺(ときがね)小学校がある[3]

年表

行政

産業

かつては、商業の中心地であった中心市街地が、大型店の進出により激しく衰退している。同市では空き店舗の活用や貸し店舗改修費用の利子補助なども検討しているが厳しい財政事情のため有効な対策が無い。

上場企業

工場等を置く企業

商業

外房では茂原市に大きく差を開けられているものの第2の商業都市であり周辺自治体から人が集まってくる。国道沿いに店舗が集中している。

姉妹・提携都市

日本国内

東金市と堀金村との間で、1993年より地域間交流開始[広報 2]

日本国外

東京電力東金営業所長が仲介し、友好親善事業が進められていた縁[4]

教育

大学

高等学校

中学校

  • 東金市立東金中学校
  • 東金市立東中学校
  • 東金市立西中学校
  • 東金市立北中学校

小学校

  • 東金市立鴇嶺小学校
  • 東金市立東小学校
  • 東金市立城西小学校
  • 東金市立丘山小学校
  • 東金市立正気小学校
  • 東金市立豊成小学校
  • 東金市立福岡小学校
  • 東金市立源小学校
  • 東金市立日吉台小学校

特別支援学校

学校教育以外の施設

交通

鉄道

JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道(JR東日本)

バス路線

市内をちばフラワーバス[広報 4]九十九里鉄道バス[広報 5]小湊鉄道バス[広報 6]、市内循環バス(福岡路線・豊成路線)が運行している。

高速バス

東京ルート

  • 東金駅入口経由
【シーサイドライナー】東京駅 - 東金駅 55分(ちばフラワーバス[広報 7]
成東 - 家の子 - 公平農協 - 砂押県道 - 東金商高入口 - 裁判所前 - 片貝県道入口 - 東金駅入口 - 八鶴湖入口 - 上宿 - 城西小学校 - 台方一丁目 - 雄蛇ヶ池入口 - 丘山小学校⇔東京駅八重洲口前 - 浜松町バスターミナル
  • 季美の森経由
東京駅・潮見駅 - 季美の森(小湊鐵道・ちばフラワーバス)[広報 4]
白子中里 - 白子車庫 - 牛込 - サンライズ九十九里 - 白里海岸 - 白里小学校 - 柳橋 - 増穂局前 - ちば興銀前 - 大網駅 - 大網中学校入口 - 南センター前 - 東一丁目 - 山田インター・みきの湯前⇔東京駅八重洲口前 - 東雲車庫

羽田空港ルート【アクアライン高速バス】羽田空港 - 東金駅 90分(小湊鐵道京浜急行バス[広報 8]

東金駅東口⇔羽田空港第1ターミナル - 羽田空港第2ターミナル(東京湾アクアライン経由)

千葉ルート

  • 東金駅入口経由
【フラワーライナー】千葉駅 - 東金駅 35分(ちばフラワーバス[広報 9]
成東 - 家の子 - 公平農協 - 砂押県道 - 東金商高入口 - 裁判所前 - 片貝県道入口 - 東金駅入口 - 八鶴湖入口 - 上宿 - 城西小学校 - 台方一丁目 - 雄蛇ヶ池入口 - 丘山小学校⇔都町球場入口 - 中央三丁目 - 中央二丁目 - 千葉駅 - 千葉中央駅
  • 東金バイパス経由
成東 - 武射田火の見下 - 武射田 - 士農田 - 下谷 - 求名 - 求名駅入口 - 求名駅 - 求名駅入口 - 砂押 - 東中学校 - 片貝県道交差点 - 東金中学校 - 南上宿 - 砂郷 - 台方一丁目 - 雄蛇ヶ池入口 - 丘山小学校⇔都町球場入口 - 中央三丁目 - 中央二丁目 - 千葉駅 - 千葉中央駅
  • レイクサイドヒル経由
【レイクサイドライナー】千葉駅 - レイクサイドヒル 40分(ちばフラワーバス 九十九里鐵道[広報 10]
八坂台1丁目 - 八坂台3丁目 - 日吉台4丁目 - 湖北台 - 日吉台7丁目 - 日吉台6丁目 - 南が丘 - 西が丘 - 日吉台2丁目 - 北中学校前 - 高等技術専門校 - 東金NT丘の街⇔中央3丁目 - JR千葉駅
  • 季美の森経由
【サンライズ号】千葉駅 - 季美の森 24分(小湊鐵道[広報 11]
白子車庫 - 牛込 - 浜宿 - 南四天木 - 堀川橋 - 白里海岸 - 北今泉 - サンライズ九十九里⇔丘山台三丁目 - 季美の森・むぎわら公園 - 季美の森・南センター - ゴルフ場入口⇔中央三丁目 - JR千葉駅

路線バス

片貝線、豊海線、東金レイクサイドヒル線、八街線、大網線、千葉学芸高校線、東金商業線
福岡路線、豊成路線

道路

有料道路

一般国道

主要地方道

都道府県道

その他

通信

ケーブルテレビ局

広域高速ネット二九六のサービスエリア内である。また同市中心部のショッピングセンターや市役所ロビーでは多数のモニターテレビが設置されており積極的な広報活動が行われている。

インターネット

中心部および新興住宅地では、大半の地域で光ファイバーによる100Mpbsの通信が可能であり、他の周辺地域でもADSLによる高速ネット環境が利用できる。

固定電話

NTT市外局番は0475で、茂原MAと同じであるので注意が必要である。東金MAは5x~8xを、茂原MAは1x~4xを使用している。これらの区域をまたいでの通話は市外通話になるとともに、他の区域での市外局番無しの通話は同じ市外局番であってもつながらない場合がある。

携帯電話

台地部分は、多くの基地局が設置されているので、平野部分での通信状態は良好であるが、逆に平野部以外の地域は電波状態に注意が必要である。

地上波テレビ放送

東金テレビ中継局(東金市小沼田)が、東金市・山武市・茂原市・山武郡・長生郡の地上波デジタル放送(地デジ)を全局中継している。大半の市内地域では簡易アンテナか室内アンテナ程度の受信設備でも地デジを受信可能である[5]

2011年7月24日をもって廃局となったアナログ波中継局はNHK2波と千葉テレビが設置されていたが、特にNHK2波においては春から夏ごろにかけて発生するスポラディックE層よる受信障害対策にもなっていた。

電気

東金に電気が点いたのは1913年(大正2年)である。1911年(明治44年)10月才賀藤吉が事業許可を受けて[6]、東金電気を1912年(明治45年)4月に設立[7]。東金町に発電所(瓦斯力、出力75kW)を建設し、1913年(大正2年)8月に事業開始した。供給区域は山武郡東金町、大和村大網町公平村成東町正気村片貝村[8]。1919年(大正8年)12月佐原電灯(常総電気)に譲渡された[9]

観光・イベント

  • 總州 願成寺 - 詳名・同夢山 願成就寺鎌倉期赤橋北条氏により創建の古刹。正月の初詣・春の桜の時期には多くの参拝客で賑う。枝垂桜の名所。
  • 東金城址 - 別名「鴇峰城」
  • 東金ダム - 公園が整備されており休日などは市民でにぎわう(ときがね湖)。
  • 八鶴湖 - さくらの名所。
  • 雄蛇ヶ池 - バスフィッシングで有名。
  • 妙泉寺 - 通称・千葉厄除け不動尊。初詣には多くの参拝客で賑わう。
  • 東金市山王台公園 - さくらと初日の出で有名。
  • 松之郷ぶどう郷 - 圏内屈指のぶどう園が立ち並ぶエリア。秋のみの開業。
  • 切られ与三郎の墓 - 4代目伊三郎の墓。
  • 菅原工芸硝子 - 自分でガラス細工を作ることが可能[広報 13]
  • 東金やっさまつり - 毎年8月に行われる東金市最大の祭り。連ごとに参加して踊る。
  • 日吉神社祭礼 - 地区別の9台の山車や御輿が東金囃子を奏でながら練り歩く。この日は街中に交通規制が行われるので注意。隔年開催。7月下旬の土日に行う。近年は少子化や資金繰りの問題などで開催されない年もあった。約400年続く伝統ある祭礼。
  • ふれあい祭り - 福岡地区下谷区住民主催の秋祭り[広報 14]

出身有名人

その他

  • 北部の極楽寺・上布田地区周辺には、隣接する山武市飛び地が散乱している。中でも一番大きな山武市飛び地の中には、東金市の飛び地が2つ入っており、世界的にも珍しい二重飛び地となっている
  • フラフープが流行していた1958年に、腸ねん転を起こす恐れがあると東金小学校がフラフープ禁止令を出したことをきっかけとして全国でブームが沈静化。2010年11月再びブームが起こった際に、当時のことへの謝罪の意味も込めて、市の中央公園にフラフープの記念碑が建てられた。

脚注

出典

  1. 『東金町明細帳』宝暦10年(1760年)、(千葉県史編纂審議会編、『千葉県史料』近世篇 上総国上、千葉県、1960年、所収。)
  2. 中島義一、「明治前期の町、上総の場合」『歴史地理学紀要』11、日本歴史地理学研究会、219~234頁、1969年。
  3. 東金市(1) 難読地名と珍しい地名の由来 一之袋,家徳,求名,殿廻,酒蔵,福俵,家之子 - 難読地名・珍しい地名の由来 - Yahoo!ブログより
  4. 4.0 4.1 4.2 姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2017閲覧.
  5. [1]
  6. 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. 『日本全国諸会社役員録. 第21回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. 『電気事業要覧. 第8回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. 『電気事業要覧. 第12回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. “BOOK新刊 『餘生にあらず』 (鈴木勝著)”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 26. (1990年6月14日) 

広報資料・プレスリリースなど一次資料

外部リンク

行政
観光