松源

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株式会社松源(まつげん)は、和歌山県和歌山市に本社を置くスーパーマーケット。和歌山県と大阪府泉州地域を中心に展開する。 通称は「マツゲン」もしくは「スーパーマツゲン」。多数の店舗が三角屋根であるのが特徴。

CGCグループに加盟している。

沿革

  • 1961年7月13日 - 松本源蔵が「松源食品株式会社」を設立。和歌山市吹上に「フードセンター松源」(現在の本店)を開業する。戦争中に食糧難を経験した元軍人の松本が「食を通じて人々を幸せにする」という信念を抱き、開業した八百屋が根元となっている[1]
  • 1964年6月 - 現社名に変更。
  • 2011年11月 - 本社を和歌山市田谷の和歌山インター店へ移設。
  • 2012年11月 - CGCグループに加盟。

店舗

2017年3月現在 計39店舗(和歌山県下25店舗+大阪府下13店舗+奈良県下1店舗)

和歌山県(25店舗)

大阪府(13店舗)

奈良県(1店舗)

サービス

ポイント制度

「マツゲンロイヤルカード」と称する赤い色の自社ポイントカードがある。発行は無料である。クレジット機能は無い[2]。買上税込108円ごとに1ポイントずつ加算される。3240円以上の買上時点で、ポイントが2倍になる。500ポイント貯めると500円分のお買物券が支給される[2]

決済方法

現金支払いのほか、クレジットカード(JCB・VISA・AMERICAN EXPRESS・Master・DC・UC・Diners Club)、電子マネー(Edy・QuicPay)が使える。Edyのチャージ機を全店に設置しており、営業時間中であればチャージも可能。一部店舗(本店・元寺店・御坊店・岩出中黒店・パレード泉佐野店・大阪狭山店)ではiDが使用可能である[3]

クレジットカード会社のギフトカード(JCB・VISA・UFJ・DC・NICOS・UC)、自社商品券及びCGCグループ共通商品券の使用も可能である[4]

買物弱者対策・買物支援事業

お買い物バス、宅配・ネットスーパー、移動販売などの買い物支援サービスに積極的に取り組んでいる。

お買い物バス

2011年より、本社に隣接する和歌山インター店でサービスを開始している。同店の周辺の地域の顧客が利用できる様、曜日ごとにルートと時刻表を決め運行している。バスの運行は同社提携のバス会社が行う。 同店で買い物をする目的であれば無料で乗車できる。また、数十分の買い物時間を計算した時刻に帰りのバスが用意されており、出発時刻が近づくと店内でお知らせのアナウンスが流れる。

宅配・ネットスーパー

2011年より「ゲンキ宅配便」と称する宅配・ネットスーパー事業を手掛ける。これは電話・ファックスまたはインターネットで注文、または来店時の購入した商品を、当日に宅配するサービスである[5]

サービス対象地域は岩出市、紀の川市、橋本市、かつらぎ町(旧花園村を除く)、九度山町、高野町である[5]

ネットスーパーと称されるが、インターネットに不慣れな顧客も容易に注文が出来る様に、電話・ファックスでの受注方法も主たる注文方法として打ち出すなど、特徴的な宅配サービスを行っている。

移動販売

2013年11月より「マツゲン生鮮移動スーパー」と銘打った移動販売事業を手掛ける[6]。冷蔵・冷凍ショーケースを備えたトラックに生鮮品・惣菜・加工食品を積載し、生鮮食料品店がない地域を中心に移動販売を行うサービスである。 これは経済産業省の「買い物弱者対策支援事業」(2013年)、及び「買物環境整備促進事業」(2015年)の補助事業として[7]、2tトラック2台、軽四トラック1台の計3台が稼働している。

販売地域は和歌山県内で、2013年11月より高野町[7]、同年12月にかつらぎ町[7]、2014年1月に有田川町[7]、2014年8月に橋本市、2015年8月より美浜町、日高町、同年9月より日高川町、九度山町と、県内の各市町に拡大している[8]。これらの地域を、曜日ごとの販売コースで移動販売を行っている。

取り扱う商品は、同社店舗の商品を毎朝トラックに陳列する。販売は同社の社員が行っており、運行コースの常連客に合わせた品揃え、季節商材の提案など、同社の独自手法で事業運用をしている。

グループ会社

  • 株式会社美食 - 松源の惣菜部門

CM

独自のCMソングが存在し、和歌山県内の民放(テレビ和歌山和歌山放送)で放送されている。

正式な曲名及び作詞者、作曲者は不明。歌詞は主婦目線。歌は山口采希(2014年までは群馬県太田市出身の歌手、古都清乃)が担当。和歌山県出身の歌手の玉置成実読売テレビ製作日本テレビ系列の全国放送の特別番組「秘密のケンミンSHOW」の中で歌った。

これらのCM映像や音源は同社ホームページで視聴が可能[9]

旧CM

2012年まで使用。なおテレビ和歌山では1973年開局時から放送されていた[10]。テレビCMは15秒と30秒バージョンがある。魚介類、農産物、生肉の映像が流され、同時に男性ナレーターが商品の鮮度や宮崎牛、会社を宣伝する。

現行CM

2011年の地上デジタル放送移行に伴い、松源は従来のテレビCMをアナログ版からデジタル版へ作成し直す方針を固めた。そこで松源は、映像の取り直しと楽曲の3番までの延長を決めた。この新しい歌詞は公募より選出された。 当初は3番のみを公募していた。だが優秀な作品が多数投稿されたため、さらに4番まで拡張した[10]

2012年12月1日、新歌詞が公表された[10]

2013年より新CMが放送されている。1番歌詞を短縮した15秒バージョンの他、各歌詞ごとの30秒バージョンがあり、計5種類製作された。旧CMと異なり楽曲はポップ調で、映像は和歌山県内の女性によるダンスである。商品説明はない。終盤に男性のナレーションによる会社説明がある。[9]

クラブ活動

社内のクラブ活動を盛んで、特に軟式野球部と相撲部は大会上位入賞の常連。各種スポーツ大会(主に学童野球)を協賛する。

和歌山県有田市に本拠地を置く、社会人野球クラブチーム和歌山箕島球友会のスポンサーをしており、同チームのユニフォームの袖には松源のロゴマークをあしらえている。

また、和歌山県体育協会が管理する人工芝グラウンド(和歌山県多目的スポーツグラウンド:和歌山県日高町)のネーミングライツ(施設命名権)パートナーとなり、同グラウンドは2007年2月から「マツゲンスポーツグラウンド」と命名されている。

ネーミングライツ導入によって企業名を冠したスポーツ施設等が国内でも増えつつあるが、パートナー企業にとっては施設の集客力や知名度に対する広告効果を期待してのことである。野球やサッカーをはじめとしたプロスポーツチームが本拠地とする(あるいは定期的にそれらの試合が行われる)施設へのパートナーになるケースが大多数を占める中、「マツゲンスポーツグラウンド」のように主に地域のスポーツ愛好者が利用する施設におけるネーミングライツの導入は珍しい。この命名制度を利用した、地域スポーツの活性化に寄与する試みは、他社にはあまり見られない。また、2007年11月1日から10年間の契約で有田市民球場の施設命名権を購入し、同日より「マツゲン有田球場」となった。

脚注

  1. 「おいしさの追求」50周年、松源が記念式典”. 和歌山新報 (2010年6月9日). . 2015閲覧.
  2. 2.0 2.1 ロイヤルカード”. 株式会社松源. . 2015閲覧.
  3. クレジット・電子マネー”. 株式会社松源. . 2015閲覧.
  4. 各種ギフトカード”. 株式会社松源. . 2015閲覧.
  5. 5.0 5.1 マツゲン ゲンキ宅配便”. 株式会社松源. . 2015閲覧.
  6. マツゲン 生鮮移動スーパー”. 株式会社松源. . 2015閲覧.
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 松源・移動スーパー事業スタート”. 和歌山放送ニュース (2013年11月15日). . 2015閲覧.
  8. 松源が美浜、日高で移動スーパー”. 日高新報 (2013年8月4日). . 2015閲覧.
  9. 9.0 9.1 CM紹介”. 株式会社松源. . 2015閲覧.
  10. 10.0 10.1 10.2 “3、4番の歌詞決まる マツゲンソング”. 和歌山新報. (2012年9月3日). http://www.wakayamashimpo.co.jp/2012/09/20120903_17420.html . 2015閲覧. 

参考文献

  • 沿革”. 株式会社松源. . 2015閲覧.

関連項目

外部リンク