株式会社

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かぶしきがいしゃ
corporation

出資者の私的資本を一つの社会的結合資本とする形態(会社株主)。出資者の権利義務についての株式が発行され,株主はその有する株式の引受価格の払い込みもしくは給付以外になんら財産上の義務を負わない(有限責任)。初の近代的株式会社は,1602年に設立されたオランダ東インド会社といわれる。日本では明治時代になってから法律が制定された。株式会社の誕生によって大規模な資金調達が可能となり,巨大企業が登場するようになった。株式会社の特質は,会社の資本金の全部を多数の株式に分割するとともに,これを有価証券化することにある。こうして株式は会社の実体をなす資本となる一方,証券市場を通じては商品化する。日本では当初最低資本金制度を導入せず,零細の個人企業までもが節税目的で株式会社形態をとっていたが,このような株式会社も有限責任制の会社であることから会社債権者の保護に欠ける面も多々あり,その保護のために 1990年商法改正で株式会社の最低資本金を 1000万円とする最低資本金制度が導入された。しかし,起業を促し経済活性化につなげるねらいから2005年,会社法制定を機にこの制度は撤廃され,資本金 1円でも起業できることになった。