登米市

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登米市(とめし)は、宮城県北部、岩手県との県境にあるである[1]登米郡8町と本吉郡津山町の合併によって2005年平成17年)に誕生した[2]

概要

宮城県の北部に位置し、栗原市本吉郡の間にあり、岩手県と境を接する。古くから米の名産地として知られる市である。冬には伊豆沼・内沼、市内中心部を流れる迫川などに多くの渡り鳥が飛来する。市名の読みは登米市(とめし)であるが、市内の登米町は(とよままち)と読む。世帯数 26,091世帯。(2004年2月28日

地理

仙台市から北方へ70Km。市内はほぼ平野地で、広大な平野に田園地帯が広がっている。水郷地帯でもあり、冬季には多くの渡り鳥が訪れる。市内東部は北上山地に接しており、林業が行われている。森林セラピー基地に認定されている。

  • 河川
  • 湖沼

気候

米山のアメダスによると、年平均気温は11.0℃、年間平均降水量は1063.9mmである。冬季の降水量が少ない典型的な太平洋側気候である。冬季の冷え込みは仙台市よりもずっと厳しく零下10度~15度になることもある。

米山アメダス(登米市米山)観測1979年から2000年までの平均 [3]

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 単位
気温 -0.5 0.1 3.2 8.9 14.4 18.1 21.5 23.5 19.3 13.3 7.1 2.3 11.0
降水量 24.4 36.3 66.1 93.5 93.0 118.8 152.5 134.3 170.5 97.0 59.9 22.1 1063.9 mm

極値(1976/11~)

要素 観測値 観測年月日
最高気温 35.4℃ 2007年8月15日
最低気温 -19.5℃ 1976年12月30日

人口

ファイル:Tomeshijinko.JPG
登米市の人口推移
登米市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

歴史

沿革

行政

歴代市長

氏名 就任日 退任日 備考
初-3代 布施孝尚 2005年4月29日 2017年4月28日
4代 熊谷盛広 2017年4月29日 現職 津山町

市内迫町佐沼字中江にある旧迫町役場を登米市役所本庁舎兼迫総合支所とし、残りの旧町の役場を総合支所として利用している。市内迫町佐沼地区には登米市地方を管轄する国・県の出先機関が多く立地しており、宮城県の登米合同庁舎が置かれている。ただし仙台法務局登米支局及び仙台地方検察庁登米支部、登米区検察庁は登米町寺池地区に立地している。

行政課題としては、市内人口の多くを占める高齢者対策、登米市立登米市民病院に象徴される医療対策、産業の活性化策及び観光の振興策が主なものとしてある。

司法

警察

  • 佐沼警察署(迫町、中田町、米山町、南方町、石越町を管轄)
    • 石越町は合併新市発足により若柳警察署から移管された
  • 登米警察署(登米町、東和町、豊里町、津山町を管轄)

登米市にある警察資料館には実際に宮城県警察が使用していたC210型のパトカーが展示されており、現存する警らパトカーとしては最も古いというものがある。

姉妹都市・提携都市

国内

災害協定都市

経済

産業人口: 約20%が第一次産業、約35%が第二次産業、約45%が第三次産業に従事。

第一次産業

第二次産業

  • 工業は電子機器の工場などが点在。津山地区、東和地区では林業が盛んである。
  • デクセリアルズなかだ事業所
  • 登米村田製作所

第三次産業

  • 市街地・商業地区は佐沼地区を中心に形成されている。

金融機関

指定金融機関は、みやぎ登米農業協同組合指定代理金融機関七十七銀行仙台銀行の各市内店舗になっている。

郵便

郵便局

  • 津山郵便局(集配局)
  • 登米郵便局(集配局)
  • 新田郵便局(集配局)
  • 南方郵便局(集配局)
  • 米川郵便局(集配局)
  • 米山郵便局(集配局)


  • 横山郵便局
  • 登米吉田郵便局
  • 中津山郵便局
  • 陸前豊里郵便局
  • 東佐沼郵便局
  • 北方郵便局
  • 上沼郵便局
  • 浅水郵便局
  • 宝江郵便局
  • 米谷郵便局
  • 錦織郵便局
  • 長根郵便局


簡易郵便局

  • 善王寺簡易郵便局
  • 西郷簡易郵便局
  • 三方島簡易郵便局
  • 黒沼簡易郵便局
  • 鱒渕簡易郵便局
  • 梅ヶ沢駅前簡易郵便局
  • 葉ノ木沢簡易郵便局


教育

高等学校

中学校

  • 登米市立登米中学校
  • 登米市立東和中学校
  • 登米市立南方中学校
  • 登米市立津山中学校

小学校

迫地区

  • 登米市立佐沼小学校
  • 登米市立新田小学校

登米地区

  • 登米市立登米小学校

東和地区

  • 登米市立米谷小学校
  • 登米市立錦織小学校

中田地区

  • 登米市立浅水小学校
  • 登米市立宝江小学校
  • 登米市立上沼小学校

豊里地区

米山地区

  • 登米市立中津山小学校
  • 登米市立米岡小学校

石越地区

  • 登米市立石越小学校

南方地区

  • 登米市立南方小学校
  • 登米市立西郷小学校
  • 登米市立東郷小学校

津山地区

  • 登米市立柳津小学校
  • 登米市立横山小学校

幼稚園・保育所

  • 家庭保育園なかよし
  • 北上保育園
  • 白鳥ゆめっ子保育園
  • 託児所ゆりかご
  • 豊里幼稚園
  • 豊里保育園
  • 登米保育所
  • 米山西幼稚園
  • 錦織保育園
  • さくら幼稚園
  • 佐沼保育園
  • 杉の子保育所
  • 石越保育所
  • 石越幼稚園
  • 佐沼幼稚園
  • つやま幼稚園
  • 米山東幼稚園
  • 錦保育園
  • 認可保育所みどりご園
  • 白鳥保育園
  • 杉の子幼児園
  • 北方幼稚園
  • 中田保育所
  • 中田幼稚園
  • 西郷幼稚園
  • よねやま保育園
  • 南方保育所
  • 新田幼稚園
  • 迫中江保育所
  • 迫新田保育所
  • 東郷幼稚園
  • 東佐沼幼稚園
  • 米谷幼稚園
  • 南方幼稚園
  • 登米幼稚園
  • 米川聖マリア保育園

メディア

放送

  • 登米コミュニティエフエム(愛称:H@!FM ( はっとエフエム )
    • 周波数 76.7MHz 出力 20W

新聞

  • 仙北郷土タイムス
    • 毎月20日発行 / 発行部数1,400部 / ブランケット版4ページ

交通

鉄道路線

市の中心部である旧登米町に駅はなく、JTB時刻表によると、登米バス停が中心駅の扱いとなっている。

新幹線の最寄り駅は栗原市のくりこま高原駅で、市内佐沼地区までは車で約30分。

  • 県庁所在地からの連絡
    • 仙台駅から、新幹線でくりこま高原駅まで約30分、在来線で瀬峰駅、新田駅、石越駅まで約1時間。
  • 広範囲な連絡
    • 東京駅から、新幹線でくりこま高原駅まで約2時間。
  • 駅からの連絡
    • 市民バス:瀬峰駅、石越駅から市内各所へ。運賃は100円均一。運行本数が限られているので時刻を確かめる必要がある。
    • くりこま高原駅から佐沼地区まで、タクシーでおよそ30分。料金は4000円程度。

路線バス

高速バス

  • 仙台 - 佐沼線:仙台と登米市役所前(佐沼)間を東北道経由で運行。所要時間90分、片道1,400円。
  • 仙台 - とよま線:仙台から三陸道経由で柳津・とよま総合支所まで。所要時間とよま総合支所まで100分、片道1,200円。

道路

高速道路

一般国道

県道

  • 主要地方道
  • 一般県道

運転代行

登米市の佐沼地区は飲食店の多い地域である。登米市内各所から飲食客が佐沼地区へ集まるが、公共交通機関よりも自家用車に交通手段を依存している登米市では、利便性の高い交通手段は自家用車の他に無く、特に夜は交通の手段が限られている。そのため運転代行が夜の市民の足として用いられている。
登米市の運転代行業者は合同で「運転代行プール」を佐沼地区市街地に設置しており、2006年には、運転代行の利便性向上と、飲酒運転根絶のために飲食店が協賛して運転代行の割引や協賛店舗の特典などを付帯した「乗っちゃイヤ!券」を発行した[9]

船舶

古くは北上川の舟運で栄えたが、現在では桜の季節に観光船が走る程度である。

観光

名所・旧跡

旧登米町周辺には明治時代の建造物が多く、「みやぎの明治村」と呼ばれている。

  • 水沢県庁記念館(旧水沢県庁庁舎)
  • 武家屋敷 春蘭亭
  • 宮城柳津虚空蔵尊
  • 横山不動尊

自然・名勝

ファイル:NaganumaFuutopia.JPG
長沼フートピア公園

観光スポット

ファイル:Byodonuma sakuramatsuri.JPG
平筒沼ふれあい公園桜まつり

祭り・イベント

ご当地マスコット

出身有名人

ゆかりの人物

市外局番

市内の大部分は0220(迫MA)だが、旧石越町および旧迫町新田地区の一部が0228(築館MA)、旧豊里町と旧津山町が0225(石巻MA)である。

脚注

注釈

出典

参考文献

関連項目

外部リンク