百五銀行
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株式会社百五銀行(ひゃくごぎんこう、The Hyakugo Bank, Ltd. )は、三重県津市に本店を置く地方銀行。コーポレートステートメントは「FRONTIER BANKING(フロンティア・バンキング)」。行章は丸(○)とバツ(×)を組み合わせたもので、2代目頭取で魚問屋出身の岡嘉平治が創作したものである[1]。丸は100、バツは5を意味する魚問屋の符牒に由来する[1]。
概要
旧三菱銀行の親密地銀である。三重県と県下大半の市町の指定金融機関であるが、四日市市は地元の三重銀行を指定金融機関としている。多くの店舗で三重県収入証紙を販売しており、三重県外でも愛知県2店舗(名古屋支店・弥富支店)、和歌山県1店舗(新宮支店)、大阪府1店舗(大阪営業部)で取り扱っている[2]。
2015年9月24日、建設が進められてきた新ビル「岩田本店棟」で本店営業部が業務を開始し[3][4][5]、翌16年1月12日には、竣工した丸之内本部棟でも業務が開始された。また同棟3階には「百五銀行歴史資料館」も併設された[6][7]。
沿革
- 1878年(明治11年)12月4日 - 旧津藩(藤堂氏)の武士たちにより、国立銀行条例に基づく第百五国立銀行として設立。
- 1897年(明治30年)7月1日 - 普通銀行に改組、株式会社百五銀行となる。
- 1924年(大正13年) 三重県初の鉄筋コンクリート造の建築物である「百五銀行ビル」が完成[8]。
- 1973年(昭和48年)4月 - 東京証券取引所、名古屋証券取引所各2部に上場。
- 1974年(昭和49年)2月 - 東証・名証各1部に指定替え。
- 1975年(昭和50年)11月 - 総合オンラインシステム完成。
- 1979年(昭和54年)5月 - 第2次総合オンラインシステム稼動。
- 1983年(昭和58年)10月20日 - ディーシーカードと共同で百五ディーシーカードを設立。
- 1993年(平成5年)5月 - 新総合オンラインシステム稼動。
- 2000年(平成12年)3月 - 三重県信用組合の事業譲受け。
- 2001年(平成13年)4月23日 - 「百五インターネット・モバイルバンキングサービス」を開始。インターネット上の店舗「百五銀行イーポケット支店」を開設。
- 2005年(平成17年)12月26日 - セブン銀行とATM提携開始。
- 2006年(平成18年)4月3日 - 三重県下の信用金庫・JAバンク(農協・JA三重信連)とのATM・CD相互開放開始。
- 2007年(平成19年)5月6日 - 日本ユニシス製の新システム(BankVision)が稼動[9][注 1]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
格付け
百五銀行の格付けは、2015年(平成27年)3月31日現在においては以下のとおりになっている[1]。
- スタンダード&プアーズ(S&P): A
- 格付投資情報センター(R&I) : A+
ATM提携
関連会社
- 株式会社百五ディーシーカード
- 百五リース株式会社
- 株式会社百五経済研究所
- 百五コンピュータソフト株式会社
- 百五ビジネスサービス株式会社
- 百五管理サービス株式会社
- 百五不動産調査株式会社
- 百五オフィスサービス株式会社
- 百五スタッフサービス株式会社
- 株式会社百五証券
CM
- 現在は堀由希奈をイメージキャラクターとして起用しているほか、一部カードローンのイメージキャラクターに内山理名を起用している。
- 近年はオアシス21などでCM撮影されたものが放送されているほか、名古屋など三重県外にも店舗出店を進めていることなどから、従来の三重テレビやFM三重などの地元三重のマスコミに加え、在名放送各局・新聞でも広告が出稿されることが増えた。
- 2015年現在放映中の「赤い糸」篇では、音楽に三重県出身の花井悠希を起用している[14]。
ギャラリー
- Hyakugo Bank Marunouchi Headquarters.jpg
丸之内本部棟
- Hyakogo Toba.jpg
鳥羽支店
- Hyakugo bank.jpg
旧本店
脚注
注
- ↑ アプリケーションサーバ、データベースサーバにMicrosoft Windows Server 2003 Datacenter Edition、オンラインデータベースにMicrosoft SQL Server 2005を採用し、全てをWindows上で実現させた大規模な勘定系システムとしては世界初の導入と喧伝される。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「dis
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 三重県出納局"三重県出納局/三重県収入証紙販売所"平成25年4月1日現在(2013年6月5日閲覧。)
- ↑ “百五銀、新本館15年度完成 2棟建てリスク分散”. 日本経済新聞. (2012年4月4日) . 2014閲覧.
- ↑ “百五銀 「岩田本店棟」へ移転 地域防災の役割も”. 伊勢新聞. (2015年9月25日) . 2015閲覧.
- ↑ “新本館ビル「岩田本店棟」への移転について” (プレスリリース), 百五銀行, (2015年8月24日) . 2015閲覧.
- ↑ “「末永く地域と成長」 百五銀行 新本館ビル完成祝う”. 伊勢新聞. (2016年1月16日) . 2016-1-17閲覧.
- ↑ “百五銀、新本館2棟目で業務開始 経営企画や人事など移転”. 日本経済新聞. (2016年1月13日) . 2016閲覧.
- ↑ 稲本ほか(2000):279ページ
- ↑ “百五銀行のWindows勘定系が稼働、フルバンキングで世界初”. 日経コンピュータ. (2007年5月7日) . 2014閲覧.
- ↑ “東京駅前への「アフターサービス共同窓口」の設置について” (プレスリリース), 株式会社百五銀行 株式会社京葉銀行 株式会社十六銀行 株式会社第三銀行 株式会社筑波銀行株式会社富山銀行 株式会社長野銀行 株式会社名古屋銀行 日本ATM株式会社, (2015年4月21日) . 2015-4-22閲覧.
- ↑ “ファミマに銀行窓口 地銀8行、通帳再発行など”. 日本経済新聞. (2015年4月21日) . 2016閲覧.
- ↑ “県内移住促進へ連携 県と百五銀が包括協定”. 伊勢新聞. (2016年2月25日) . 2016閲覧.
- ↑ “百五銀、地域活性化ファンドを創設”. 日本経済新聞. (2016年4月6日) . 2016閲覧.
- ↑ “CM”. 百五銀行. 2015年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.