秩父山地

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秩父山地
外秩父山地からみた奥秩父山塊
外秩父山地からみた奥秩父山塊
所在地 群馬県埼玉県東京都神奈川県長野県山梨県
位置
上位山系 関東山地
最高峰 北奥千丈岳 (2,601m)
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秩父山地(ちちぶさんち)は、関東地方中部地方にまたがる山地である。群馬県埼玉県東京都神奈川県長野県山梨県の1都5県に広がる。秩父山系秩父連山とも呼ばれる。最高峰は北奥千丈岳で、標高は2,601mである。

関東山地のうち相模川以北の部分を指し、おおむね、東は関東平野西端、南は相模川・桂川から笹子峠甲府盆地北端、西はJR小海線、北は碓氷峠を境界とする(一部の山域を除くこともある)[1][2]

西~南部:奥秩父山地

秩父山地の中心であり、奥秩父山地奥秩父山塊とも呼ばれる。このうち、126,259haが秩父多摩甲斐国立公園に指定されている[3][4]奥秩父山塊も参照。

主稜線の主な山

北側の主な山

南側の主な山

北東部:上武山地

山中地溝帯・秩父盆地の北側にある山地で、埼玉県と群馬県に広がる。北端を鏑川、中部を神流川、南端を赤平川が流れる。上武山地の北から東にかけて中央構造線が走っており、下仁田町などで見ることができる[5]

東部:外秩父山地

秩父盆地の東側にある山地で、埼玉県に属する。主にJR八高線の西側の山に小川盆地(小川町)を取り巻く山を含める。飯能市日高市毛呂山町越生町ときがわ町嵐山町(らんざんまち)の西側、小川町・東秩父村の盆地部を除く全域、寄居町の南側、秩父市皆野町長瀞町の東側が該当する。東端で関東平野に接し、北西端を荒川、南西端を入間川が流れる。

南東端

JR横浜線の西側、国道413号の北側にある山域で、東京都と神奈川県の県境に連なる。多摩川水系と相模川水系の境。高尾山とその周辺は明治の森高尾国定公園に指定されている。

北部

荒船山・妙義山を中心とした山域で、群馬県と長野県に広がる。約600万年前まで活動していた古い火山地帯である[6]妙義荒船佐久高原国定公園に指定されている。

脚注

  1. 自然地域の名称 (PDF) - 新版日本国勢地図(1990年・国土地理院)。国土地理院ナショナルアトラス閲覧サービスで公開。
  2. 土地分類図 関東・中部地方(1968年・経済企画庁)では、妙義山・荒船山周辺を「浅間・岩菅火山地」に含めており、「秩父山地」からは除いている。
  3. 秩父多摩甲斐国立公園公園紹介 - 環境省
  4. 秩父多摩甲斐国立公園区域図 (PDF) - 環境省
  5. 中央構造線の活動 - 下仁田ジオパーク
  6. たび重なる火山活動「本宿陥没」と「妙義火山」 - 下仁田ジオパーク

関連項目