笠松町

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ファイル:Kasamatsu Racecourse Aerial photograph.1987.jpg
笠松町中心部の航空写真。中心のグランドは笠松競馬場。南東側を流れる川は木曽川である。1987年撮影。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
ファイル:笠松陣屋.JPG
笠松陣屋跡の石碑

笠松町(かさまつちょう)は岐阜県羽島郡

地理

岐阜県南部の濃尾平野に位置し、町の3分の1を流れる木曽川に沿う位置にある(対岸は愛知県)。かつては頻繁に水害に悩まされ、松枝輪中という輪中が発達していた。水害に関する多くの史跡が残り、古くから木曽川を通じて岐阜と名古屋を結ぶ重要な地であった。

隣接する自治体

歴史

古くは尾張国であったが、1586年天正14年)の木曽川の氾濫により木曽川の位置が変わり、美濃国に移り、尾張国葉栗郡から美濃国羽栗郡となった。

かつての地名は「傘町」。1662年寛文2年)、正式に美濃郡代の陣屋を傘町に移転したさいに、「傘町」を「笠松」に改名したという(1669年の説もある)。

江戸時代は幕府直轄地として笠松陣屋が置かれ、江戸時代の終わりには笠松県の県庁、明治時代の初期には岐阜県庁が置かれており、県庁が岐阜市に移るまでは、岐阜県の中心となっていた。

沿革

  • 1875年(明治8年)1月 - 旧・幕領の笠松村、徳田新田、奈良津新田が合併し笠松村となる
  • 1889年(明治22年)7月1日 羽栗郡笠松村が町制施行し笠松町成立。
  • 1897年(明治30年)4月1日[1] 羽島郡へ移る。
  • 1910年(明治43年) - 松枝村の一部を編入。
  • 1925年(大正14年) - 柳津村の一部を編入。
  • 1950年(昭和25年)8月1日 - 松枝村を編入。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 下羽栗村を編入。
  • 1974年(昭和49年)4月1日 - 岐阜市と境界変更。

人口

笠松町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政

町長

広江正明 (平成11年6月29日~)

合併問題

岐阜市広域合併協議では岐阜市羽島市笠松町岐南町柳津町北方町が参加し、50万都市を目指したが、岐阜市椿洞での産廃不法投棄問題に端を発した岐阜市行政の怠慢、莫大な処理費用などが予想され、また合併後の市議会議席の調整などにも失敗していた。そんな中、4月に羽島市が住民投票の結果により岐阜広域合併協議会からの脱退が決まり、2004年6月6日 笠松町でも合併についての意思を問う住民投票が実施された。その結果、反対票が65.32%と賛成票を上回り、同月21日に町議会で岐阜広域合併協議会からの脱退についてが議決された。(詳しい経過(外部サイト)

財政健全化のための政策

  • 2005年3月末までは少子化対策の為、入院および外来の医療費を15歳(義務教育終了)まで町が負担する無料乳幼児医療費助成が行われていた。出生率が上がるなどの一定の成果はあったが、財政圧迫を理由に外来の医療費を4月から10歳(小学校4年生)までに引き下げとなった。入院の医療費補助は義務教育終了まで続いている。
  • 毎年増大しているゴミの処理費用削減のため、全国的にも例の無い、町内会単位による資源ごみ分別回収が行われている。1つの町内会で数ヶ所あるゴミの収集場所を原則1ヶ所にしてゴミの回収費用を削減するものである。
  • オグリキャップ及び安藤勝己で有名な笠松競馬場がある。しかし、赤字続きで資金もほぼ底を付き運営を続けるなら自治体の支援が必要になったが、支援はしないことを決め、2005年度から笠松競馬場の収支が赤字の場合は廃止する予定である(2005年度は黒字)。

国の施設

岐阜県の施設

教育

高校

中学校

小学校

交通

鉄道

バス


ふれあいバス(厚見・茜部地区 笠松駅乗り入れ)2015年2月の路線見直しで乗り入れはなくなった。 岐南町巡回バス(愛称:にじバス 笠松駅に乗り入れ)は2009年9月30日に廃止。

コミュニティタクシー

道路

高速道路

一般国道

一般県道

公共施設

警察署

社会教育・福祉施設

  • 中央公民館
  • 松枝公民館
  • 下羽栗会館
  • 厚生会館
  • 松枝みなみ会館
  • 福祉健康センター
  • 児童館
  • 笠松町歴史未来館

グラウンド

  • 笠松町多目的公園(岐阜県フットボールセンター)

医療機関

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

笠松町西宮町にある真宗大谷派笠松別院と、笠松町柳原町の浄土真宗本願寺派笠松別院がある。

その他

上水道は同町が設けた4か所の水源地(井戸)から給水されている。下水道は1989年より設置工事が始まり1992年より一部での供用開始。2006年度末時点の下水道普及率は約78%。

主な出身者

脚注

  1. 揖斐郡志』、揖斐郡教育会、1924年12月、292-295頁

関連項目

外部リンク