筑豊篠栗鉄道事業部

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筑豊篠栗鉄道事業部
基本情報
鉄道事業者 九州旅客鉄道
帰属組織 本社鉄道事業本部
所属略号 本チク
配置両数
電車 75両
気動車 62両
合計 139両
備考 2018年4月現在のデータ[1]
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筑豊篠栗鉄道事業部(ちくほうささぐりてつどうじぎょうぶ)は、福岡県直方市にある九州旅客鉄道(JR九州)の事業部である。同社本社鉄道事業本部の出先機関[2]

管轄路線

※管轄境界駅については、筑豊篠栗鉄道事業部が管理を担当する駅を記載している。なお、日田彦山線と後藤寺線は旧日田彦山鉄道事業部から承継した路線である。

歴史

  • 1996年6月1日:筑豊篠栗鉄道事業部発足[3]
  • 2001年
  • 2009年4月1日:日田彦山鉄道事業部を統合[4]
  • 2010年4月1日:再度本社直轄に戻る[4]
  • 2011年4月1日:検修部門は直方車両センターに分離。
  • 2017年9月18日:9月18日:直方車両センター構内で入換中の車両が車止めに衝突し、脱線。当該車両は筑豊本線の上り本線を支障。爾後、営業列車が列車防護取り扱い前に支障した区間を走行する重大インシデントが発生[5]

直方運輸センター

直方運輸センター(のおがたうんゆセンター)は、福岡県直方市にある九州旅客鉄道(JR九州)筑豊篠栗鉄道事業部管轄の乗務員基地である。

直方車両センター

直方車両センター(のおがたしゃりょうセンター)は、福岡県直方市にある九州旅客鉄道(JR九州)本社鉄道事業本部筑豊篠栗鉄道事業部管轄の車両基地である。前身は直方気動車区(のおがたきどうしゃく)[3]

所属車両の車体に記される略号

本チク」:本社直轄を意味する「本」と、筑豊篠栗を意味する「チク」から構成される[3]

なお、直方気動車区時代は「本カタ」(本社直轄を意味する「本」と、直方を意味する「カタ」から構成される)だった。また、北部九州地域本社管轄だった時期は「北チク」(「北」は北部九州地域本社を意味する)だった。

所属車両

以下は、2018年4月1日現在の所属車両である[1][6]

電車

福北ゆたか線で運用される電車が配属しており、813系・817系には、黄色地に黒文字の識別用ステッカーが貼られている。

  • 813系(RG編成)
    • 3両編成9本(RG14 - 19, 228, 1002 - 1003)、計27両が所属している。RG014 - RG019の6本は、当所配備時にあたって100番台の2両固定編成にロングシートの中間車(サハ813形500番台)を増結したもの。1本は当初より3両固定編成として製造された200番台。1000番台2本は2015年3月に南福岡車両区から転属してきた車両。
    • 南福岡所属車と異なり、塗装部が銀色に塗り分けられているほか、500番台と1000番台は窓ガラスにUVカットガラスが用いられ、ロールカーテンがないなどの特徴がある。
    • 2007年3月18日のダイヤ改正よりワンマン運転を行っている。
  • 817系(VG編成)
    • 2両編成17本(VG108 - 111, 113 - 114, 1101 - 1104, 2001 - 2007)、計34両が所属している。1000番台6本(VG108 - 111, 113 - 114)、1100番台4本(VG1101 - 1104)、2000番台7本(VG2001 - 2007)の陣容。2011年3月までは1000番台14本、1100番台4本だったが、2000番台の新製配備と引き替えに1000番台のうち5本が鹿児島車両センターへ、1本が熊本車両センターへ転属し、2017年3月には819系6本が追加配備され1000番台のうち1本が熊本へ転属している。
    • 全車ワンマン運転に対応している。
  • BEC819系(ZG・XG編成)
    • 2両編成7本(ZG001, XG002 - 007)、計14両が所属している。蓄電池電車として開発され、福北ゆたか線走行時および折尾駅停車中に充電し、その電力で若松線を走行する。
    • この編成のみ、水色に白文字の識別用ステッカーとなっており、817系2000番台と区別がつくようにしてある。また、DENCHAロゴが貼られている。
    • ワンマン運転対応。半自動ドア車。

気動車

所属する気動車は、「日田彦山運用」「竹下運用」に分けて運用されている。キハ71系キハ72系を除き、全車両ワンマン運転対応になっている。 かつては若松線・一部福北ゆたか線直方〜折尾直通の「直方運用」が存在したが、2017年3月4日のダイヤ改正でのBEC819系導入に伴う気動車の完全撤退により廃止。直方運用専属車については、キハ31形が廃車(一部の車両は熊本へ転属及び竹下へ転配)に、キハ40・47形は竹下運用または日田彦山運用(車内収受式改造車)に転用(一部の車両は熊本・鹿児島へ転属)した。

日田彦山運用

日田彦山線後藤寺線筑豊本線(原田線)で運用される車両が配置されている。なお、日田彦山運用の車両は全車機関換装済み。 2018年3月17日のダイヤ改正以前は、サボを用いて行先・種別表示を行なっていた(原田線は除く)が、ダイヤ改正以降はサボを使用せずに貫通扉上の行先表示器を用いて行先・種別表示(快速のみ)を行う方式に変更された。

  • キハ31形
    • 2両(3・7)が所属している。
  • キハ40形
    • 8000番台の4両(8051・8052・8063・8102)が所属している。
    • 2017年3月に8063が鹿児島車両センターより転属。
    • 2018年3月16日付で宮崎車両センターより8052が、同月17日付で熊本より8102が各々転属した。
    • 8102は熊本所属時はHID前照灯を装備していたが、直方転属後に通常型前照灯に戻された。
  • キハ47形
    • 8000番台の2両(8070・8120)と、9000番台の1両(9049)の計3両が所属している。
    • なお、これまで当センター所属だった8135は2018年3月17日付で熊本へ転属した(上記のキハ40 8102との交換)。
  • キハ140形
    • 2000番台の2両(2041・2067)が所属している。
    • 2017年3月に2067が鹿児島車両センターより転属
  • キハ147形
    • 0番台(49・54・58・90・91・107・184・185)と、1000番台(1033・1043・1057・1058・1068・1069・1081・1125)が各々8両ずつの計16両が所属している。
    • 2017年7月の九州北部豪雨による日田彦山線内の土砂災害の影響でキハ147形(107・1033)の2両が大行司駅に取り残されており、事実上の運用離脱となっていたが[7]、2017年10月25日に撤去された[8]
竹下運用

南福岡車両区竹下車両派出竹下駅構内)に常駐している。 ワンマン運転対応車(香椎線用)は3位寄り側窓にLED式行先表示器が設置されている。

  • キハ71・72系
    • キハ71系4両編成が1本と、キハ72系5両編成が1本の計9両が所属している。いずれも特急「ゆふいんの森」で運用される。
  • キハ40形
    • 2000番台の2両(2037・2053)が所属している。
  • キハ47形
    • 0番台の9両(71・73・75・78・79・127・130・156・160)と、1000番台の4両(1047・1076・1080・1099)、8000番台の7両(8055・8072・8074・8076・8089・8129・8133)、9000番台の4両(9031・9041・9048・9074)の計24両が所属している。このうち、8000番台と9000番台車は機関換装済み。
    • キハ40・47形ともに香椎線で運用される。なお、キハ47形のうち15両(71・75・78・79・127・130・160・1047・8055・8074・8076・8129・8133・9031・9074)は「AQUA LINER」のロゴが付いた香椎線専用の塗装車両となっている。

脚注

  1. 1.0 1.1 「JR旅客会社の車両配置表」、『鉄道ファン(巻末付録)』第57巻第7号、交友社、2017年7月、 付録30-31,40頁。
  2. JR九州 組織図 - 九州旅客鉄道公式サイト内
  3. 3.0 3.1 3.2 『週刊JR全駅・全車両基地』第7号、朝日新聞出版、2012年9月23日、 17頁。
  4. 4.0 4.1 4.2 『JR気動車客車編成表2012』 交通新聞社 2012年
  5. 調査中の案件:筑豊線 直方駅(直方車両センター)構内 [福岡県直方市] -運輸安全委員会(2019年9月20日、9月22日閲覧)
  6. ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2018年、p.220-221。ISBN 9784330884189。
  7. 壊れ、流され 東峰村・築70年以上の駅舎無残 憩いの場「何とか元に」 九州豪雨1週間 - 西日本新聞(2017年7月12日配信)
  8. 日田彦山線の車両撤去、九州豪雨で立ち往生 - 読売新聞(2017年10月25日、同日閲覧)

関連項目