米倉涼子

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米倉 涼子(よねくら りょうこ、1975年8月1日[1] - )は、日本女優ファッションモデル神奈川県横浜市出身。オスカープロモーション所属。

生い立ち

横浜市立南希望が丘中学校を経て、神奈川県立旭高等学校卒業。[1]

5歳からの15年間、クラシックバレエを続けていた[1]。小学3年生からは牧阿佐美バレヱ団のジュニアスクールに通い、その後AMスチューデンツに合格、谷桃子バレエ団にも通ってコンクールにも出場した[2][注釈 1]。高校生の時、友だちがコンテストに応募してくれたのがきっかけで[3]、第6回全日本国民的美少女コンテストの審査員特別賞を受賞[注釈 2]、翌年モデルとしてデビューし、ファッション雑誌 『CanCam』(小学館)などに掲載された。

1999年6月30日、「女優宣言」をする。以後は女優として、いわゆるトレンディードラマを中心に活動する。女優に転じた際には誰かのようになりたいとは考えていなかったが[5]、ドラマ『非婚家族』で共演、芝居を教えてくれた真田広之の姿を目の当たりにして、「真田広之のような芝居が好きな役者になりたい」と決意する[3]。「米倉と松本清張の3部作」である『黒革の手帖』、『松本清張 けものみち』、『松本清張 わるいやつら』では悪女役を演じて役柄を広げ[6]、2006年秋には『黒革の手帖』の舞台版で本人念願の舞台を公演した[7]。これが予想以上の反響を呼び、本人の役者としての精神に火をつけた[1]

2008年には『CHICAGO』の日本版でミュージカルに初挑戦した。米倉はブロードウェイで鑑賞したこの作品に魅了され、日本版の構想を聞きつけると自ら売り込んで主役を得た[8]。それまで本格的な歌を披露した経験はなかったが[9]、主役をこなし、月刊誌『ミュージカル』が選んだ「2008年ミュージカルベストテン」の女優部門で7位に入った[10]。2010年にも同作品を再演、この頃からブロードウェイ進出を考え始め、2011年には渡米して三ヶ月間ジャズダンスやバレエのレッスンを受けた[11]。2012年7月には『CHICAGO』でブロードウェイで主演デビュー[12]。日本人女優がアジア系でないアメリカ人の役柄を演じるのはブロードウェー史上初で、アジア出身の俳優としても初めて[13]。同年10月から主演を演じる『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズは、最高視聴率27.4%を記録するなど人気シリーズとなっている。

2014年12月26日、2歳年下の一般人男性と結婚[14]。しかし2016年12月30日、協議離婚が成立し、離婚[15]

年表(受賞等)

人物

名前の由来

8月の非常に暑い日に生まれたので、名前だけでも涼しくということで両親が「涼子」と名付けた[21]

主演女優

「クールな役を演じることが多いからかっこいいイメージがありますが、実は暗い性格で自信がなく、よく周りのスタッフから「お前は自信がなさ過ぎる」と言われる」という[22][23]。「黒革の手帖」「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」などのゼネラルプロデューサーを務める内山聖子は「実はもの凄く小心者」「人見知り」「姉御肌というより、甘えっ子です」と言っている[24]

バラエティ番組でも積極的に出演している数少ない主演女優[注釈 5]でもあり、『THE夜もヒッパレ』、『第43回日本レコード大賞』で司会進行他、数多くリーダーシップを経験している。

ドクターX〜外科医・大門未知子〜では難しい手術シーンもすべて本人が演じている。テレビ朝日関係者によると念のために本物の医師をスタンバイさせているが、米倉の方がうまかったので「もはや、簡単な手術ぐらいならできちゃうかも」と本人が言っていたこともある[25]

その他

最初、高校卒業後は英語の専門学校か、好きであるため、ペットトリマーに本気でなりたく、トリマーの専門学校に進学したいと思っていた。しかしトリマーの学校の方は、ちょうど犬の病気が増えていた時期だったことから泣く泣く辞めたという[2]

初恋の人と語っていたのは、弟が幼稚園児の時に所属していたサッカークラブのコーチ。そのコーチは当時高校生だった[2]

神田うのとは、中学1年生の時に横浜のバレエ教室で一緒にレッスンをしていた間柄だった[2]

大河ドラマ武蔵 MUSASHI」での共演をきっかけに2003年から2005年春まで市川海老蔵と交際していた[26]。2007年3月、パリ・オペラ座へ海老蔵の歌舞伎公演を観に行ったことで復縁説が浮上していたが、米倉は否定[27]

仕事などで古いつきあいのある松岡昌宏TOKIO)が好きであることを2013年頃から公言している。2014年4月に『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演した際には、松岡を「理想のタイプ」と評したほか、松岡に対し何度も結婚を迫っていることも明らかにされた[28]

天海祐希のことを「親方」と呼び、プライベートでも仲が良い[29]

早河洋(現:テレビ朝日会長)のことを「洋」と呼んでいるという[30]

愛読書はクリスチャン・ジャック作「太陽の王ラムセス」(2011年の時点)[31]

虫が大嫌いである。ゴキブリなど気持ちの悪いものはもちろん、蝶などもダメ。鳥もダメである。

出演

テレビドラマ

その他のテレビ番組

  • ソトロケ(1999年、よみうりテレビ)
  • 明石家マンション物語(2001年、フジテレビ)
  • 明石家ウケんねん物語(2001年、フジテレビ)
  • THE夜もヒッパレ(2002年、日本テレビ) - 司会
  • 第43回日本レコード大賞(2001年、TBSテレビ) - 司会
  • 24時間テレビ 「愛は地球を救う」(2010年、日本テレビ) - チャリティーパーソナリティー
  • EARTH fiendly スペシャル「米倉涼子ドイツ未来街道を行く森と古城&エコライフを訪ねる旅」(2012年10月21日、BS朝日) - ナビゲーター
  • 米倉涼子・悪女伝説を訪ねて〜コンスタンツェ・モーツァルト〜(2013年4月6日、BSフジ) - ナビゲーター
  • ZIP!(日本テレビ、半熟ことば)
  • 米倉涼子 フランス 美食の旅〜ワインと料理 マリアージュの奇跡〜(2014年3月16日、BS朝日) - ナビゲーター
  • 米倉涼子のなんでもやります! 私ニューヨークでも失敗しないのでSP(2014年10月5日、テレビ朝日)
  • 米倉涼子のミュージカルライフ〜ブロードウェイ生活と「ピピン」との出会い〜(2015年7月26日、BSフジ)
  • 小さなレストランの挑戦〜米倉涼子を魅了した三ツ星の味〜(2015年8月8日、北海道放送制作、TBS系列) - ナビゲーター[34]

映画

吹き替え

舞台

CM

  • ワコール「マジカルトップブラ」(1995年)
  • 花王「ジェンヌ」(1997年)
  • 東芝「carrots」(1998年)
  • カネボウ化粧品
    • アリィー」(2000年 - 2002年)
    • 「SALA」(2001年 - 2004年)
    • 「レヴュー」(2001年 - 2002年)
    • 「ヴィタロッソ」(2002年 - 2004年)
    • 「オルフェ」(2002年 - 2004年)
  • フィットハウス(2000年 - 2002年)
  • 大塚製薬「ポカリスエットステビア」(2000年)
  • フレッシュアイ(2000年)
  • リンクカード(2000年)
  • 横浜市「元気な街横浜」(2000年)
  • 日清食品
    • 「麺の達人」(2001年)
    • 「アジアンヌードル」(2005年)
    • 「フォー・はるさめ」(2005年 - 2006年)
  • 丸井「ru」(2001年 - 2003年)
  • シード「コンタクトレンズ」(2001年 - 2003年)
  • ジアス(2001年 - 2003年)
  • LG電子ジャパン「エアコン」(2001年 - 2002年)
  • NTT DoCoMo 関西(2001年)
    • 「503i」
    • 「503iS」
  • 富士フイルム「nexia Q1」(2001年)
  • JOMO(現:ENEOS)「JOMOカードプラス」(2002年)
  • アサヒ飲料「中国緑茶 凛」(2002年)
  • 明治製菓(現:明治
    • 「アーモンド・マカダミア」(2002年 - 2003年)
    • 「レガ」(2002年)
    • 「クイックス」(2003年 - 2004年)
    • 「うすまきアーモンド」(2004年)
    • 「リッチフラン」(2005年)
    • 「テオブロ」(2005年)

作品

写真集

  • tough(2000年、朝日出版社)

出版

  • 米倉涼子 ryoko yonekura(2002年、ダイヤモンド社)
  • 米倉涼子2003ファッションBOOK(2002年、光文社)
  • 米倉涼子 digi+KISHIN(2004年、朝日出版社)

DVD

  • 米倉涼子 digi+KISHIN(2003年、小学館)

脚注

注釈

  1. 週刊文春でレオタード姿を披露したことがある。
  2. 同期にグランプリを受賞した佐藤藍子がいる。[4]
  3. 「女優宣言お披露目デビュー発表会」
  4. 黒革の手帖』、『ハルとナツ』などの演技により。
  5. 他には菅野美穂も該当。
  6. 2007年の来日公演を紹介するTV番組のインタビューにおいて、同演目はニューヨークで初めて3回見て以来のファンであり、いつか主演してみたいと語っていた。
  7. 矢田亜希子佐藤江梨子と共演し、背広姿が話題となる
  8. 2004年度の954ベースボールエンジェルスとして出演

出典

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「prf」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 週刊文春 2004年10月14日号『阿川佐和子のこの人に会いたい』(148-152ページ)より。
  3. 3.0 3.1 米倉涼子さん(2/3) - インタビュー - ひと、どらく。
  4. 『日刊スポーツ』平成4年(1992年)8月21日付22面。
  5. 米倉涼子さん 「誰かみたいになりたいと思ったこと、ないんです」
  6. 米倉涼子主演“松本清張3部作”最終章がスタート、ORICON STYLE、2007年01月18日。
  7. 米倉涼子インタビュー&動画コメント掲載!!『黒革の手帖』特集
  8. 「ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』 THE MUCICAL ――シカゴ―― 米倉涼子」、『ミュージカル』第26巻第10号、2008年10月、 36-37頁。(題名は原文ママ)
  9. 米倉涼子“念願”ミュージカル初挑戦
  10. 「1位は「スカーレット ピンパーネル」 08年ミュージカル・ベスト10」『毎日新聞』2009年(平成21年)2月10日付夕刊5面。
  11. 「ダンス大好き! 自分への投資がいつかきっと… 米倉涼子 女優」、『ダンスマガジン』第21巻第7号、新書館、2011年7月、 67頁。
  12. 米倉涼子、念願のブロードウェイで主演デビュー! 涙浮かべ会見、oricon career、2012年3月15日。
  13. 米倉涼子:ブロードウェーデビュー決定 「とにかくうれしい」と歓喜の涙、まんたんウェブ、2012年3月15日。
  14. “米倉涼子結婚!2歳年下会社経営の男性と”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2014年12月26日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20141226-1414042.html . 2016閲覧. 
  15. “米倉涼子が協議離婚成立を発表「私事でお騒がせ お詫び申し上げます」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年12月30日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/12/30/kiji/20161230s00041000127000c.html . 2016閲覧. 
  16. 「'96キリン生ビールキャンペーンガール 米倉涼子に決定」『日刊スポーツ』1996年1月19日付24面
  17. 「米倉涼子が盧武鉉大統領と初対面」『スポーツ報知』2003年11月5日付24面。
  18. 【菊田一夫演劇賞】米倉涼子、初受賞に感激 ブロードウェイ主演に向け「英語は大丈夫」、oricon English、2012年4月20日。
  19. “米倉涼子、2度目の橋田賞受賞 『ドクターX〜外科医・大門未知子』が高評価”. ORICON NEWS. (2013年5月10日). http://www.oricon.co.jp/news/2024460/full/ . 2017閲覧. 
  20. ““今年最も美しく輝いた女性”に選出されたベッキー、熱愛報道には無言”. 映画.com. (2014年12月3日). http://eiga.com/news/20141203/14/ . 2014閲覧. 
  21. ベストクールビズ大賞に米倉さんと丸山さん、朝日新聞、2013年5月31日
  22. 「私だってモテたい!」米倉涼子、意外な“素顔”を告白、オリコンビューティコスメ、2010年2月19日。
  23. 米倉涼子 (2010年2月11日). 映画『交渉人 THE MOVIE』米倉涼子 単独インタビュー. (インタビュー). シネマトゥデイ.. http://www.cinematoday.jp/page/A0002498 . 2017閲覧. 
  24. 米倉涼子、実はナイーブ…「自信ない」けど私、失敗しないので”. スポニチ (2014年10月14日). . 2014閲覧.
  25. 週刊女性2017年11月14日号
  26. 市川海老蔵、米倉涼子 破局していた、スポニチ、2005年12月6日。
  27. 米倉涼子、海老蔵の新恋人に「かわいそう」、ORICON STYLE、2007年5月15日。
  28. 米倉涼子、TOKIO松岡へ突然の愛の告白、松岡は「俺とヨネだったら、うまくいく」 - Business Journal・2014年5月1日
  29. 米倉涼子 「親方」と呼び慕う天海祐希にドクターXで勝利、NEWSポストセブン、2016年11月3日
  30. 米倉涼子 テレ朝社長を局内で「ひろし~!」と呼び社長喜ぶ、NEWSポストセブン、2012年11月22日
  31. 『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』2011年12月30日”. gooテレビ (2011年12月30日). . 2014閲覧.
  32. 米倉涼子、ドラマ撮影現場でいきいき 『家政婦は見た!』第2弾、冬放送”. ORICON STYLE (2015年8月4日). . 2015閲覧.
  33. “米倉涼子、大奥の悪斬る!13年ぶり時代劇で“正義の味方”に変身”. SANSPO.COM (株式会社 産経デジタル). (2016年2月19日). http://www.sanspo.com/geino/news/20160219/geo16021905050009-n1.html . 2016閲覧. 
  34. “米倉涼子、北海道の三ツ星シェフの味と人生に感涙”. ORICON NEWS. (2015年8月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2057326/full/ . 2017閲覧. 
  35. “話題のふきカエ マイティ・ソー/バトルロイヤル”. ふきカエル大作戦!!. (2017年11月3日). http://www.fukikaeru.com/?p=8169 . 2017閲覧. 
  36. “「アベンジャーズ」集結式、ももクロ百田夏菜子が「私には米倉涼子さんがついてる」”. 映画ナタリー. (2018年3月14日). https://natalie.mu/eiga/news/273492 . 2018閲覧. 
  37. 舞台版「スジナシ」で鶴瓶が米倉涼子、吉田羊、妻夫木聡と即興芝居。”. お笑いナタリー (2015年7月28日). . 2015閲覧.

外部リンク

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