自転車

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自転車(じてんしゃ、: bicycle

人力によって車輪を回転させて動く二輪車。足踏みペダルの回転をチェーンを介して増速,後車輪に伝えて駆動する構造のものが一般的である。歴史は意外に新しく,その着想が生れたのは 17世紀なかばといわれる。証拠の残る最初のものは,ドイツの K.ドライスの発明したドライジーネと呼ばれるもので,1818年4月,パリで展示された。自転車の実用化に初めて挑戦したのはスコットランドの K.マクミランで,39年に彼の考案したものは,それまでの足蹴り型のものと違い,ペダルを踏むと,てことクランクで後輪が回るようになった画期的なものであった。 74年イギリスの J.ローソンが前後の車輪を同じ大きさにした安全型をつくったが,これはペダルの回輪をギヤとチェーンで後輪に伝えるもので,現在の自転車の母型となり,88年 J.B.ダンロップが空気入りタイヤを導入するに及んで,ほぼ現在の自転車の型が完成された。日本にいつ伝えられたかについては確かな記録はないが,明治3 (1870) 年頃とされている。日本で初めて自転車がつくられたのは 90年,宮田製銃所の宮田栄助によるとされている。これはすでに安全型のものであり,93年には空気入りタイヤを取付けたものが製作されている。宮田製銃所がやや本格的に自転車製作に乗出すのは 99年で,前後していくつかの自転車製作所が生れている。しかし,まだイギリス,アメリカからの輸入が大半を占め,日本に本格的に自転車工業が発達するのは第1次世界大戦以後であった。自転車の工業生産が軌道に乗るとともに自転車も庶民の足として広く普及するようになった。

1960年代になって一時衰退に向ったこともあるが,70年代に入ると再びその利用価値が見直されるようになり,いわゆるバイコロジー運動とともにブームを呼び,サイクルスポーツなどの普及とともに娯楽指向も高まっている。一方で駅前の放置自転車などの社会問題を生むにいたった。



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