西黒森

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西黒森(にしくろもり)は、愛媛県西条市高知県いの町にまたがる山。四国山地西部の石鎚山脈に属し、四国百名山に選定されている[1]

概要

瓶ヶ森伊予富士の間には三つのピークがあり、西から西黒森、自念子ノ頭、東黒森と並んでいる。その三座ともここで紹介する。

  • 西黒森(にしくろもり)標高1861m
  • 自念子ノ頭(じねんごのかしら)標高1701.8m
  • 東黒森(ひがしくろもり)標高1735m

ギャラリー

神鳴池

神鳴池(かんならし)は、西黒森と自念子ノ頭の間の西黒森寄りにあり瓶ヶ森林道の南側脇にある。今は水は無い。かつては水が湧き吉野川の源流であったと云われている。石碑には東経133度12分52秒北緯33度47分06秒と書かれている。中央構造線と御荷鉾構造線の間にある三波川結晶片岩地帯に属し古期崩壊で生じた大亀裂でできた池である。おも池と呼ばれフカモミの大木が茂り深い池であったと云われている。ある夏の日照りのとき村人はこの池で祈祷師芳太夫に雨乞いをして貰っていると、池の主である蜘蛛が出てきて蜘蛛の糸を芳太夫に巻きつけたが、糸をブナの大木に付け替えると大木は大音響をなし沈んでいった。芳太夫は主はいづこと聞くと投げ入れたところと答え、石を投げ入れたところ、石が池の中央に泳いでいき沈んでいった。人々はそれ以来恐れをなし近づかなくなった、という伝説がある[2]

注釈・出典

  1. 山と渓谷社「四国百名山」2000年9月10日発行 26ページ
  2. 現地にある説明が書かれた石碑による。