足湯

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ファイル:足湯写真.jpg
小浜温泉の足湯「ほっとふっと105」

足湯(あしゆ)とは、足だけ温泉入浴するための浴槽、およびそれが設置してある場所のことである。

概要

服を脱がずに手軽に温泉を楽しめるため、温泉街の街角に設置されることが多い。他にも、鉄道駅道の駅公園空港など、観光客が多く集まる場所で見かけることができる。日本の場合、ほとんどの足湯は無料で利用できるが、一部では寸志または料金として200円以下の金額で楽しむことが可能な場合もある。

全身で入浴する通常の温泉と違って、膝下だけお湯に浸かるため、のぼせしにくく、足に太い血管が通っているため全身を温めることができる。裸足になり、長ズボンなどを着用している場合はズボンが湯に浸からないようにたくし上げならなければ入ることができない。更衣室が用意された足湯があるがそれはごく僅かである。しかし鳴子温泉城崎温泉のように、下駄履きを前提としてある温泉地もあり、そこでは裸足・素足に下駄で過ごせば問題ない。

着衣のまま利用できる温浴施設として、足湯の一部には手湯がある施設もある。また温泉蒸気を利用したものとしては鉄輪温泉の「足蒸し」や、酸ヶ湯温泉の「まんじゅうふかし」などがある。

医学的効用

国立循環器病センターの研究グループが心臓機能の改善効果の症例発表した。それによれば全身浴のできない20~40歳代の移植待機患者4人に対して、温かい蒸気の出る「足湯」装置を使い、42度で15分間温め、30分間保温する治療を2週間行い体の深部の温度が上がって末梢(まっしょう)血管の血流がスムーズになることで、心臓のポンプ機能への負担が軽減する一定の効果が認められた。研究グループでは拡張型心筋症の患者に足湯を行った結果、心筋に酸素や栄養を送る血管の広がりやすさ(血管内皮機能)が正常値まで改善した。研究グループでは今後も検証を進めで研究を進める方針[1]

脚注

  1. 「足湯」で心臓機能改善…大阪・循環器病センター 読売新聞 2007年11月25日

関連項目