身体醜形障害

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身体醜形障害(しんたいしゅうけいしょうがい、: Body dysmorphic disorder ; BDD)あるいは醜形恐怖症

実際に存在しない、あるいはよく見てもわからない程度のささいな外見上の欠陥に極度にとらわれる精神疾患。英語名称はBody Dysmorphic Disorderで、略称BDD。醜形恐怖あるいは醜貌(しゅうぼう)恐怖ともいう。頭や顔に関する訴えが多く、顔の左右の不釣り合い、顔の傷、にきびやしわ、頭髪の薄さ、ほかに毛深さや全身の細かい欠陥などあらゆることについて訴え、人前に出るのを避けることもある。多くは診療科に出向き実際に治療を受けたり、自分の筋肉が劣っていると信じる男性は筋肉増強剤を執拗(しつよう)に服用したりする。このとらわれのために持続的な苦悩や極度の苦痛を感じ、それが高じると自殺企図などの行為に至る場合もある。さらに社会的・職業的機能にも障害を伴うようになる。思春期に発症することが多く、女性にやや多い傾向がある。患者が戸惑いや恥じらいを感じてなかなか自分の症状を話さないため、診断に至るまでに多くの時間を費やすのも特徴である。  DSM-Ⅳ(アメリカ精神医学会の精神疾患の診断と統計の手引き第4版)では「身体表現性障害」に分類されていたが、DSM-5(第5版)では「身体症状関連障害Somatic Symptom and Related Disorders」という新しい疾患カテゴリーに移されることになった。身体症状関連障害とは、精神的な原因でおこる身体症状によって苦痛を生じ、さらに日常生活や職業活動に支障を伴うようになる疾患で、DSM-Ⅳの「身体表現性障害」のなかに含まれていた身体化障害、鑑別不能型身体表現性障害、疼痛(とうつう)性障害、心気症は削除され、新たに「身体症状性障害Somatic Symptom Disorder」と「疾病不安障害Illness Anxiety Disorder」の二つに統合されて分類されることになった。



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