関鉄観光バス

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玉造駅バス停で発車を待つ田伏車庫行(2009年に廃止)

関鉄観光バス株式会社(かんてつかんこうバス、: Kantetsu Kanko Bus Co., Ltd.)は、日本茨城県千葉県貸切バス乗合バス事業を営む関東鉄道(関鉄)グループのバス事業者である。旅行新聞新社主催の第16回「プロが選ぶ優良観光バス30選」(2007年平成19年)1月)入選。

概説

関鉄グループであった日本水郷観光自動車(茨城県潮来市)、日本観光バス土浦市、現・関鉄クリエイト)、竜ヶ崎観光バス龍ケ崎市)と関東鉄道貸切バス部門(土浦市)の各バス事業を統合・継承している。

乗合路線もわずかに有する。日本観光バスにルーツを持つ土浦地区の一般路線と関鉄観光バス成立以降に移管された土浦 - 水戸間の高速バスなどがある。

貸切バスの車体は京成グループの「Kanac」塗装となっている。2007年(平成19年)以降は京成グループ新デザインのバスが導入されている。営業センターでは、旅行代理店「関鉄観光」の営業所が併設されている。

また、土浦中心街ではバス定期券等の発売業務を一手に引き受ける。同中心街では2000年代までに関東鉄道、2010年代までにジェイアールバス関東が券売業務から撤退しており、グループ共同ないし共通乗車制度による総合的な定期券発売所を担っている。

ラジオライフ』の漫画『NORI子ちゃん』の作者・横山公一が作成した美少女系キャラクター(1980 - 1990年代風)があって2012年の記念乗車券や記念スタンプなどで使われているなど関鉄グループの他の交通事業者に見られない特徴を持っている。

沿革

※ 関東鉄道貸切部門は関東鉄道を参照。

日本観光バス

  • 1948年昭和23年):設立
  • 1953年(昭和28年):乗合バス安食線(あんじきせん)の開設。
  • 1965年(昭和40年):関東鉄道の傘下に入り、関鉄グループになる。
  • 1999年平成11年):バス事業を関鉄観光バスに譲渡。
  • 2000年(平成12年):竜ヶ崎観光バスと合併、社名を関鉄クリエイトに改称。

日本水郷観光自動車

  • 1948年昭和23年):水郷観光設立。
  • 1950年(昭和25年):水郷観光、一般貸切事業開始。
  • 1952年(昭和27年):水郷観光、水郷汽船と合併、水郷観光交通となる。
  • 1954年(昭和29年):日本水郷交通設立、バス(乗合・貸切)事業開始。
  • 1959年(昭和34年):水郷観光交通、乗合事業開始(香取神宮 - 佐原駅 - 閘門)。
  • 1965年(昭和40年):水郷観光交通、船舶事業を分離。
  • 1967年(昭和42年)1月10日:水郷観光交通と日本水郷交通が合併、日本水郷観光自動車設立。

関鉄観光バス

営業センター

水戸営業センターと水海道営業センターは関東鉄道の営業所に併設されている。その他に土浦駅前営業カウンター(土浦市桜町一丁目8-14)があり、関鉄グループバス各社共同の乗車券類発売所として機能している。

  • 本社営業センター:TC ※ 路線バスも在籍
  • 水戸営業センター:MT
  • 水海道営業センター:MK
  • 佐原営業センター:SW ※ 路線バスも在籍

閉鎖された営業センター

  • 下館営業センター:SD - 2014年5月15日をもって閉鎖[4]
  • 田伏営業所(田伏車庫):TB - 2009年3月をもって閉鎖
  • 潮来営業センター:IT
  • 石岡営業センター:IS
  • 竜ヶ崎営業センター:RG
  • つくば中央営業センター:YT
  • 波崎営業センター:HS

現行路線

ファイル:HaruhazeHS.jpg
つくば国際大学東風高等学校

高速路線等

一般路線

  • 神立方面
    • 土浦駅 - 大塚団地 - 神立駅 - 土浦湖北高校
    • 土浦駅 - 神立小学校入口 - 神立駅 - 土浦湖北高校
    • 神立駅東口 - 土浦湖北高校
  • 東風高校方面
    • 神立駅東口 - つくば国際大学東風高校
  • 協同病院方面
    • 土浦駅 - 土浦協同病院 ※関東鉄道と共同運行

土浦市の真鍋・神立・おおつ野界隈とかすみがうら市の旧千代田町の一部にまたがる。日本観光バスおよび関東鉄道(土浦営業所田伏車庫管内)の路線にルーツを持つ。土浦市真鍋にある本社営業センターの管轄。

主につくば国際大学東風高等学校茨城県立土浦湖北高等学校への通学手段、土浦協同病院への通院手段を担う。

過去の路線

土浦地区

  • 土浦駅東口 - おおつ野台 - (おおつ野七丁目)- 土浦協同病院 - 2018年4月1日廃止
  • 土浦駅西口 - 真鍋新町中央 - おおつ野台 - (おおつ野七丁目) - 土浦協同病院 - 霞ケ浦環境科学センター - 2018年4月1日廃止

潮来・佐原地区

  • 与田浦線 - 2018年4月1日廃止
    県立佐原病院 - 佐原駅 - 扇島 - 潮来 - 潮来車庫

交通系ICカード

PASMOを導入[5][6][7]しており、一部を除く各線でPASMO並びに相互利用カード(SuicaKitacaTOICAmanacaPiTaPaICOCAnimocaSUGOCAはやかけん)が利用可能となっている。バス車内でチャージも取り扱う。

路線 利用可否 バス特 利用開始日
土浦地区 あり※ 2018年3月16日
佐原地区 不可 (2018年4月1日路線全廃)
高速バス 不明
※:バス利用特典サービス(バス特)はPASMO・Suicaのみ
IC定期券サービス未実施

車両

本社は「土浦」、水海道は「つくば」、水戸は「水戸」、佐原は「千葉」の登録ナンバー地名表示である。また、社番は関東鉄道から引き継がれた車は関東鉄道時代のまま。移管後に導入した路線車、特定車は7001-、貸切車は8001-の表記である。

貸切

ハイデッカー三菱ふそう・エアロエースいすゞ・ガーラが主力。車体デザインは、以前は、京成グループの統一観光カラー、Kanacカラーであったが、近年は新しい京成グループカラーで導入されている。また、土浦にヒュンダイ・ユニバースが1台配置。水戸、佐原に日野・セレガが各1台配置されている。

乗合

土浦、佐原のみ配置されている一般路線車は、中型車が中心で、富士8EボディのUD車が主力。かつては自社発注の同型車も配置されていたが、現在はそのすべてが、関東鉄道からの移籍車である。2015年末には土浦に京成バスからいすゞ・エルガミオが移籍配置された。

その他、土浦には、元つくバス地域循環車の三菱ふそう・エアロミディMEが、佐原には、元ちばシティバスいすゞ・ジャーニーKワンステップバスがそれぞれ配置されている。DPF付。

かつては、前身の日本観光バス時代に自社発注された、関東鉄道と同仕様の富士5Eボディのいすゞ・LVも配置され、一般路線に用いられていたが、現在はすべて廃車されている。

その他、土浦にTMライナー、わかば号用として、いすゞ・ガーラが京成バスより、富士1M型ボディのいすゞ・ガーラがちばシティバスより、トイレ付高速車がそれぞれ1台移籍している(トイレは不使用)。また、高速バスつくば号用として、三菱ふそう・エアロバスが関東鉄道より2台移籍している。

契約輸送

また、スクールバスなどの契約輸送用として、元ちばグリーンバスの大型車、いすゞ・キュービックも配置されているが、これも元は関東鉄道土浦営業所からの移籍車である。

また、水戸には鹿島アントラーズの選手輸送バス(日野・セレガR-GJ)が1台配置されている。

脚注

関連項目

外部リンク

テンプレート:関東鉄道バスの営業所