黒姫山 (糸魚川市)

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黒姫山(くろひめやま)とは、新潟県糸魚川市にあるのこと。標高1,221m[1][2]青海黒姫山ともいう。

概要

飛騨山脈の北端に位置する。主稜線上の犬ヶ岳から北東方向に派生した尾根の末端にある。

山頂にはと一等三角点がある。日本海に面していることから、海原を見渡せるダイナミックな景色が特徴。日本三百名山のひとつ。

山全体が石灰岩でできており丸ごと露天掘りによる鉱山となっている。鉱石は山麓にあるデンカ株式会社青海工場に運ばれ、セメントカーバイドの原料となっている。工場は、24時間操業が行なわれており、工場から出荷される製品輸送のために、近隣のJR青海駅まで貨物用専用鉄道(電気化学工業青海工場専用鉄道)が敷かれていた(現在はJRまでの連絡線が廃線となり、事業所内だけで使用されている)。 また、黒姫山東側一帯は明星セメント株式会社(太平洋セメントグループ)糸魚川工場により石灰石が採掘され、6km先の同社セメント製造工場にベルトコンベヤで運ばれ、セメントが製造されているほか、日本海に臨する姫川港から骨材として各地に供給されている。同社鉱山の2013年の採掘量は約300万トンと国内有数の石灰石鉱山となっている。

登山路

デンカ青海工場からの入山は、鉱山の開発により通行禁止となった。現在は、隣接する青海川を更に上流へ向かったところにある清水倉登山口から入山しなければならない。

その他

糸魚川市(当時は西頸城郡青海町)出身の元関脇黒姫山(後の武隈親方、既に停年退職)の四股名の由来でもある。

古来からの奴奈川姫伝説が伝わっている。

脚注

  1. “標高値を改定する山岳一覧 資料2”. 国土地理院. http://www.gsi.go.jp/common/000091073.pdf . 2014閲覧. 
  2. GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は1,222m。

関連項目

外部リンク