カート・ラッセル

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カート・ラッセルKurt Vogel Russell, 1951年3月17日 - )はアメリカ合衆国俳優。『バックドラフト』や『エグゼクティブ・デシジョン』などでアクション俳優の地位を確立するが、社会派映画からコメディー映画まで出演する演技派俳優であり、全米で幅広い年齢層に人気を持つ実力派俳優としても有名である。

来歴

マサチューセッツ州スプリングフィールド出身。母親のルイーズ・ジュリアはダンサー、父親はニューヨーク・ヤンキースに所属した野球選手で俳優でもある、ビング・ラッセル[1](ただし、カートはボストン・レッドソックスの大ファンである)。

1963年、テレビシリーズ『ジェミーの冒険旅行』、映画『ヤング・ヤング・パレード』で芸能界デビューし、子役として『テニス靴をはいたコンピューター』など10本近いディズニー映画に出演。

1970年代には野球選手に転向しマイナーリーグで活躍したが、肩の怪我が原因で俳優業に戻った。1979年、ジョン・カーペンター監督作品のテレビ映画『ザ・シンガー』でのプレスリー役がエミー賞主演男優賞候補となり、以後本格的に俳優活動を再開。

1983年の映画『シルクウッド』でゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。

ジョン・カーペンター監督作品に多数出演し、アクション俳優の地位を確立するが、社会派映画からコメディー映画まで幅広く出演する演技派。全米で幅広い年齢層に人気を持つ実力派俳優として有名。

1979年に女優シーズン・ヒューブリーと結婚し1980年に息子ボストンが生まれるが、1983年に離婚。1983年から『スイング・シフト』で共演した女優ゴールディ・ホーンと暮らし、1986年息子ワイアット・ラッセルをもうける。ワイアットは後にアイスホッケー選手として活動後、俳優に転向している[2]

メジャーリーガーで、2006年まで千葉ロッテマリーンズに在籍したマット・フランコは甥にあたる[3]

主な出演作品

公開年 邦題
原題
役名 備考
1963 ヤング・ヤング・パレード
It Happened at the World's Fair
クレジットなし
1964 マードックの拳銃
Guns of Diablo
ジェイミー
1966 歌声は青空高く
Follow Me, Boys!
ホワイティ
1967 ファミリー・バンド
The One and Only, Genuine, Original Family Band
シドニー
1969 テニス靴をはいたコンピューター
The Computer Wore Tennis Shoes
デクスター・ライリー
1971 ハダシの重役
The Barefoot Executive
スティーヴン・ポスト
愚者の行進
Fools' Parade
ジョニー
1972 そら見えたぞ、見えないぞ!
Now You See Him, Now You Don't
デクスター・ライリー
1975 世界最強の男
The Strongest Man in the World
デクスター・ライリー
パニック・イン・テキサスタワー
The Deadly Tower
チャールズ・ジョセフ・ホイットマン テレビ映画
1979 ザ・シンガー
Elvis
エルヴィス・プレスリー テレビ映画
1980 ユーズド・カー
Used_Cars
ルディ・ルッソ
1981 ニューヨーク1997
Escape from New York
スネーク・プリスキン
1982 遊星からの物体X
The Thing
R.J. マクレディ
1983 シルクウッド
Silkwood
ドルー・スティーブンス
1984 スイング・シフト
Swing Shift
マイク・ロックハート(ラッキー)
1985 殺しの季節
The Mean Season
マルコム・アンダーソン
1986 タッチ・ダウン'90
The Best of Times
レノ・ハイタワー
ゴーストハンターズ
Big Trouble in Little China
ジャック・バートン
1987 潮風のいたずら
Overboard
ディーン
1988 テキーラ・サンライズ
Tequila Sunrise
ニック・フレシア捜査官
1989 ウィンターピープル
Winter People
ウェイランド・ジャクソン
デッドフォール
Tango & Cash
ガブリエル・キャッシュ
1991 バックドラフト
Backdraft
スティーヴン・マカフレイ
1992 不法侵入
Unlawful Entry
マイケル・カー
キャプテン・ロン
Captain Ron
キャプテン・ロン
1993 トゥームストーン
Tombstone
ワイアット・アープ
1994 スターゲイト
Stargate
ジャック・オニール大佐
1996 エグゼクティブ・デシジョン
Executive Decision
デヴィッド・グラント博士
エスケープ・フロム・L.A.
Escape from L.A.
スネーク・プリスキン 兼脚本・製作
1997 ブレーキ・ダウン
Breakdown
ジェフリー・テイラー
1998 ソルジャー
Soldier
トッド3465
2001 スコーピオン
3000 Miles to Graceland
マイケル・ゼーン
バニラ・スカイ
Vanilla Sky
マッケイブ
2002 アメージング・ハイウェイ60
Interstate 60: Episodes of the Road
アイヴス
ダーク・スティール
Dark Blue
エルドン・ペリー
2004 ミラクル
Miracle
ハーブ・ブルック
2005 スカイ・ハイ
Sky High
スティーヴ・ストロングホールド(ザ・コマンダー)
夢駆ける馬ドリーマー
Dreamer: Inspired by a True Story
ベン・クレーン
2006 ポセイドン
Poseidon
ロバート・ラムジー
2007 デス・プルーフ in グラインドハウス
Death Proof
スタントマン・マイク
2013 エージェント・スティール
The Art of the Steal
クランチ・カルフーン
2014 バタード・バスタード・ベースボール
The Battered Bastards of Baseball
本人
2015 ワイルド・スピード SKY MISSION
Fast & Furious 7[4][5]
ミスター・ノーバディ
トマホーク ガンマンvs食人族
Bone Tomahawk
ハント保安官
ヘイトフル・エイト
The Hateful Eight
ジョン・ルース
2016 バーニング・オーシャン
Deepwater Horizon
ジミー・ハレル
2017 ワイルド・スピード ICE BREAK
The Fate of the Furious
ミスター・ノーバディ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
Guardians of the Galaxy Vol. 2
エゴ

参照

  1. Kirk Russell Film Reference bio”. Filmreference.com. . 2010閲覧.
  2. “リンクレイター新作に若手俳優集結、リー・トンプソンの娘やカート・ラッセルの息子も”. 映画ナタリー. (2016年9月20日). http://natalie.mu/eiga/news/202452 . 2016閲覧. 
  3. SI Vault Sports Beat”. Sportsillustrated.cnn.com (2002年9月2日). . 2010閲覧.
  4. Which BIG Star Was Just Seen on the "Fast & Furious 7" Set?”. TooFab (2013年9月25日). . 2013閲覧.
  5. Kroll, Justin (2013年8月30日). “Kurt Russell Eyes Part in ‘Fast 7′ (EXCLUSIVE)”. Variety. . 2013閲覧.

外部リンク