ロンドン・ヒースロー空港

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ロンドン・ヒースロー空港(ロンドン・ヒースローくうこう、英語: London Heathrow Airport)は、イギリス首都ロンドンの西部にある最大規模の空港で、国際線利用者数では2013年まで世界一の空港だった[1]。所有・運営は、民間会社のイギリス空港会社 (BAA) である。空港コードLHR (IATA) /EGLL (ICAO) 。ブリティッシュ・エアウェイズヴァージン・アトランティック航空ハブ空港になっている。

概要

ファイル:Heathrowmap.PNG
滑走路とターミナル
ファイル:Road.ba.b777.arp.jpg
かつて存在した整備地区の「飛行機の踏切」

1959年クロイドン空港が閉鎖したことに伴い、ロンドンを代表する国際空港となった。滑走路は並行に2本あり、それぞれ3,902m、3,658mの長さを持ち、パリシャルル・ド・ゴール空港フランクフルトフランクフルト空港と並び、ヨーロッパの大規模空港である。旅客ターミナル4つと貨物ターミナル1つを持つ。ロンドン市内などとのアクセスは比較的便利なものの、周辺を住宅地に囲まれていることから騒音規制が厳しいことでも有名である。

ターミナル再編

2015年6月をもって老朽化したターミナル1が閉鎖され、跡地には2014年6月4日に第一次建て替えが完了したターミナル2をさらに拡張する形で第二次工事が行われる予定である。それによりターミナル1は欠番となったが、利用者の混乱を招くことから今のところターミナルの番号を1を先頭に揃え直す予定は無い。また、同時に地下鉄の駅名やナショナルレールの副駅名は1を省いたものに変更されている。

航空ファンにヒースロー空港名物として親しまれていた「飛行機の踏切」は、ターミナル2の閉鎖後の道路の付け替えにより見られなくなった[2]

  • ターミナル2
スターアライアンス加盟エアラインとエアリンガスユーロウイングスジャーマンウイングスアイスランド航空
  • ターミナル3
ワンワールド加盟エアライン(マレーシア航空カタール航空を除く)と一部のブリティッシュ・エアウェイズ国内線、デルタ航空ミドル・イースト航空、ヴァージン・アトランティック航空、一部のアライアンス非加盟航空会社。
  • ターミナル4
スカイチーム加盟エアライン(ミドル・イースト航空、デルタ航空を除く)、エアインディア、マレーシア航空、カタール航空、大部分のアライアンス非加盟航空会社。
  • ターミナル5
ブリティッシュ・エアウェイズイベリア航空で使用されている。

乗り入れ航空会社は航空連合別(#主な航空連合別ターミナルを参照)に各ターミナルに振り分けられる予定である。

航空会社や利用クラスに関わらず有料で利用できる空港ラウンジPlaza Premium Lounge)も設けられている[3]

歴史

開港

1930年代に、「グレート・ウェスタン・エアロドローム (Great Western Aerodrome) 」という飛行場が出来たのが最初である。この飛行場はフェアリー・アビエーションの私有で、航空機の組み立ておよびテストに使用された。ヒースロー空港の名前の由来は、空港完成時に消滅した「ヒース・ロー(Heath Row、ヒース通り)」という道もしくは集落の名前からきている[4]

第二次世界大戦前後

ファイル:Concorde g-boab in storage arp.jpg
ブリティッシュ・エアウェイズのコンコルド
ファイル:Virginatl.over.heathrow.750pix.jpg
住宅地の上を飛ぶヴァージン・アトランティック航空のエアバスA340

第二次世界大戦が始まると、ロンドンの南にあったクロイドン空港の代替として少量の商業空輸が取り扱われるようになったが、1944年に、イギリス空軍に接収された。1945年一本目の滑走路が建設完了した。第二次世界大戦終戦後の1946年1月には、イギリス民間航空局に返還され、1946年3月31日、民間空港として開港し、同年5月31日に商用飛行を開始した。

ジェット機向け改修

この頃の当空港の滑走路は、プロペラ機用の短いものであった。またあらゆる風の向きでも離着陸可能なように交差していたため、1952年に就航した初のジェット旅客機であるデ・ハビランド DH.106 コメットの就航を受けて、近代的な配置へと改良が進められた。

コメットが初就航した翌年の1953年に新滑走路が完成し、エリザベス2世女王が招かれて、新しい滑走路オープンの記念式典が行われた。

ターミナル増築

ファイル:Aerial photograph of Heathrow Airport, 1955.jpg
1955年当時のヒースロー空港全景

1955年にヨーロッパビル(旧ターミナル2)がオープン。すぐに、現在のターミナル3が開業した。そして、1959年にクロイドン空港が閉鎖したことによりロンドンを代表する国際空港となり、ボーイング707ダグラス DC-8ビッカース VC-10などの大型ジェット旅客機の相次ぐ乗り入れや、インドパキスタンジャマイカマレーシアなど、1940年代から1960年代にかけて相次いで独立した旧植民地からの航空会社の乗り入れや、日本ブラジルなどからの長距離便の乗り入れも急増し、乗客が増加したことに対応して、1968年に旧ターミナル1が開業した。

ボーイング747とコンコルド就航

その後もボーイング747などの大型ジェット旅客機の相次ぐ乗り入れを受け、利用客数は増加を続けた。1970年にパンアメリカン航空がニューヨーク・ジョン・F・ケネディ空港からの初乗り入れ以来、BAはこの刺激を受けたことからニューヨーク、ロサンゼルス、そして当時イギリス領であった香港を経由して羽田へのフライトのために747を導入した。

1976年1月には世界初の超音速旅客機であるコンコルドがニューヨークとの間で就航を開始し、その後バーレーン - シンガポール線やバルバドス線にも就航した。

地下鉄開通

1977年にはロンドン地下鉄ピカデリー線)が当空港とロンドン市内との間で開通した。

民営化

1986年に、サッチャー政権の民営化方針を受け、イギリス空港公団が民営化され、当空港の所有も委譲された。また、同年に南滑走路のさらに南側にターミナル4が開業した。サッチャー政権の産業構造改革により80年代後半から勢いを取り戻した英国経済に歩調を合わせるかのように、この頃のブリティッシュエアウェイズは、東京・成田空港以外の直行便就航地を精力的に拡大した時期にあたり、1990年代中盤まで名古屋空港(小牧空港時代)などにも当空港からの路線を開設していた。

それまでロンドン市内と当空港を結ぶ直通鉄道がなかったために、直通鉄道の必要性が議論されていたが、ようやく1998年にロンドン・パディントン駅 - 当空港を結ぶ直通鉄道であるヒースロー・エクスプレスが開通した。

テロ未遂事件

2006年8月にアメリカ行き便を狙ったテロ事件未遂が起こったため、セキュリティが強化され、液体や携帯電話iPodの機内への持ち込みが禁止されるなど、厳しい制限が行われた。また、出発済みの便を除く当空港へ向かう全ての便が欠航になった(→ロンドン旅客機爆破テロ未遂事件参照)。

現在ではセキュリティ・アラートが1段階下げられ、手荷物一人当たり1個のみとなり、また電子機器類の持ち込みは許可されている。またアメリカとカナダ線を除いて、購入した免税品の機内持ち込みも可能である[5]

ターミナル拡張

相次ぐ増築のために旅客ターミナル内の混雑や荷物の紛失が慢性化したことや、さらなる乗り入れ便数の増加やエアバスA380の就航開始などにより、今後も利用者数が増加することが予想されている。そのため、これまでの旅客ターミナルエリアから離れたA3044通り沿いにターミナル5(設計:リチャード・ロジャース)を建設することと、ターミナル2を建て替えることが決まった。

この拡張計画に対し、長年ヒースローを発着する旅客機の騒音に悩まされてきた近隣住人や環境保護団体が反対し、大規模な抗議活動が繰り広げられたものの、最終的に拡張計画が承認された。

現在

その後ターミナル5(通称:T5)の建設が進められ、2008年3月27日には第1期工事(Phase One)が完了し供用開始された。当初はイギリスのブリティッシュ・エアウェイズの専用ターミナルとして使用されるが、2011年の第2期工事(Phase Two)の供用開始以降は、日本航空アメリカン航空などのワンワールド加盟航空会社も使用する予定である。なお、T5はイギリス最大の建築物となる予定。

ターミナル2(T2)の建て替え工事は2009年に開始し、2014年に第1期工事が完成した。ターミナル2はエリザベス2世女王にちなんで「ザ・クイーンズ・ターミナルEnglish版」という新名称になり、スターアライアンス専用ターミナルとなった[6]。2015年のターミナル1閉鎖後に始まった第2期工事ではターミナル1(T1)の跡地にターミナル2を拡張し、ターミナル2(別称:ヒースロー・イースト・ターミナル)はT1を含んだ巨大ターミナルとなった。

またこの空港には通常のILSだけでなく、MLS(マイクロ波着陸装置)と呼ばれる航法施設も設置されている。

将来

2016年10月25日、3本目の滑走路の建設が政府から承認された[7]。2,200mの第3滑走路と第6ターミナル(T6)が建設される予定で、イギリス政府が正式に発表した。

就航航空会社

ファイル:Air routes from LHR.PNG
ヒースロー空港国際線就航都市一覧

主な航空連合別ターミナル

ターミナル1(閉鎖)

2015年6月29日をもって閉鎖[8]

ターミナル2

改装のため閉鎖されていたが 2014年6月に新たに"The Queen’s Terminal"がオープンし、スターアライアンス加盟航空会社専用のターミナルとなった。まずはユナイテッド航空が移転し、2014年10月までにスターアライアンス加盟各社が順次移転している[9]

航空会社 就航地 ターミナル
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias GRC|border|25x20px|テンプレート:Country alias GRCの旗]] エーゲ航空 アテネラルナカ 2
アイルランドの旗 エアリンガス ベルファストコークダブリンシャノン 2
カナダの旗 エア・カナダ カルガリーハリファックスモントリオール/トルドーオタワセントジョンズトロントバンクーバー 2
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都 2
インドの旗 エア・インディア アフマダーバードデリームンバイニューヨーク/ニューアーク 2
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 オークランドロサンゼルス 2
日本の旗 全日本空輸 東京/羽田 2
大韓民国の旗 アシアナ航空 ソウル/仁川 2
オーストリアの旗 オーストリア航空 ウィーン 2
コロンビアの旗 アビアンカ航空 ボゴタ 2
ベルギーの旗 ブリュッセル航空 ブリュッセル 2
クロアチアの旗 クロアチア航空 ザグレブ
[季節運航] : リエカEnglish版スプリトEnglish版
2
エジプトの旗 エジプト航空 カイロ、ルクソール 2
エチオピアの旗 エチオピア航空 アディスアベバ 2
台湾の旗 エバー航空 バンコク/スワンナプーム台北/桃園 2
ドイツの旗 ユーロウイングス デュッセルドルフハンブルク 2
ドイツの旗 ユーロウイングス
運航はドイツの旗ジャーマンウイングス
ベルリン/テーゲルケルン/ボンシュトゥットガルト 2
アイスランドの旗 アイスランド航空 レイキャヴィーク/ケプラヴィーク 2
ポーランドの旗 LOTポーランド航空 ワルシャワ 2
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルトミュンヘン 2
ノルウェーの旗スウェーデンの旗デンマークの旗 スカンジナビア航空 コペンハーゲンオスロ/ガーデモエン、スタヴァンゲル、ストックホルム/アーランダ 2
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール 2
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ航空 ヨハネスブルグ/タンボ 2
スイスの旗 スイス インターナショナル エアラインズ ジュネーヴチューリッヒ 2
ポルトガルの旗 TAP ポルトガル航空 リスボン 2
タイ王国の旗 タイ国際航空 バンコク/スワンナプーム 2
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ イスタンブール/アタテュルク 2
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 シカゴ/オヘアヒューストンロサンゼルスニューヨーク/ニューアークサンフランシスコワシントン/ダレス 2

ターミナル3


航空会社 就航地 ターミナル
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空 シャーロットシカゴ/オヘアダラス/フォートワースロサンゼルスマイアミニューヨーク/ケネディフィラデルフィアローリー/ダーラム 3
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ バンコク/スワンナプームブカレストブダペストジブラルタルヘルシンキ、ラルナカ、リスボンプラハシンガポールシドニー、ウィーン、ワルシャワ 3
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港 3
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 アトランタボストンデトロイトミネアポリス/セントポールニューヨーク/ケネディフィラデルフィアソルトレイクシティ
[季節運航] : ポートランド(2017年3月27日より運航開始予定)
3
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ 3
フィンランドの旗 フィンエアー ヘルシンキ 3
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 ジャカルタ 3
イランの旗 イラン航空 テヘラン/エマーム・ホメイニー 3
日本の旗 日本航空 東京/羽田 3
ブラジルの旗 LATAM ブラジル サンパウロ/グアルーリョス 3
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias LBN|border|25x20px|テンプレート:Country alias LBNの旗]] ミドルイースト航空 ベイルート 3
パキスタンの旗 パキスタン国際航空 イスラマバードカラチラホール 3
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] フィリピン航空 マニラ 3
オーストラリアの旗 カンタス航空 パースメルボルン(パース経由)、シンガポールシドニー(シンガポール経由) 3
ヨルダンの旗 ロイヤルヨルダン航空 アンマン 3
スリランカの旗 スリランカ航空 コロンボ 3
イギリスの旗 ヴァージン・アトランティック航空 アトランタボストンデリードバイ香港ヨハネスブルグラゴスロサンゼルスマイアミニューヨーク/JFKニューヨーク/ニューアークサンフランシスコシアトル/タコマ上海/浦東ワシントンD.C./ダレス 3
スペインの旗 ブエリング航空 ア・コルーニャ 3

ターミナル4

航空会社 就航地 ターミナル
ロシアの旗 アエロフロート・ロシア航空 モスクワ/シェレメーチエヴォ 4
メキシコの旗 アエロメヒコ航空 メキシコシティ 4
アルジェリアの旗 アルジェリア航空 アルジェ 4
カザフスタンの旗 エア・アスタナ アスタナ 4
フランスの旗 エールフランス パリ/ドゴール 4
マルタの旗 マルタ航空 マルタ 4
モーリシャスの旗 モーリシャス航空 ポートルイス 4
セルビアの旗 エア・セルビア ベオグラード 4
イタリアの旗 アリタリア-イタリア航空 ミラノ/リナーテローマ/フィウミチーノ 4
ナイジェリアの旗 アリクエア ラゴス 4
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン航空 バクー 4
バングラデシュの旗 ビーマン・バングラデシュ航空 ダッカ 4
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias BGR|border|25x20px|テンプレート:Country alias BGRの旗]] ブルガリア航空 ソフィア 4
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東 4
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州 4
イスラエルの旗 エル・アル航空 テルアビブ/ベン・グリオン 4
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ 4
バーレーンの旗 ガルフエア バーレーン 4
インドの旗 ジェットエアウェイズ デリームンバイ 4
ケニアの旗 ケニア航空 ナイロビ 4
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム 4
オランダの旗 KLMオランダ航空
運航はオランダの旗KLMシティホッパー
アムステルダム 4
大韓民国の旗 大韓航空 ソウル/仁川 4
クウェートの旗 クウェート航空 クウェート 4
マレーシアの旗 マレーシア航空 クアラルンプール 4
カタールの旗 カタール航空 ドーハ 4
オマーンの旗 オマーン・エア マスカット 4
モロッコの旗 ロイヤル・エア・モロッコ カサブランカタンジェラバト 4
ブルネイの旗 ロイヤルブルネイ航空 バンダルスリブガワンドバイ 4
サウジアラビアの旗 サウジアラビア航空 ジッダリヤド
[季節運航] : マディーナ
4
ルーマニアの旗 タロム航空 ブカレスト 4
チュニジアの旗 チュニスエア チュニス 4
トルクメニスタンの旗 トルクメニスタン航空 アシガバート 4
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン航空 タシュケント 4
ベトナムの旗 ベトナム航空 ハノイホーチミンシティ 4

ターミナル5


航空会社 就航地 ターミナル
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ

アバディーンアブダビアブジャアンマン/クィーンアリアアムステルダムアテネアトランタオースティンバーレーンボルチモアバンガロールバンコク/スワンナプームバーゼル/ミュールーズ北京/首都ベイルートベルファスト/シティベルゲンベルリン/テーゲルビルンボローニャボストンブリュッセルブカレスト/オトペニブエノスアイレス/エセイサカイロカルガリーチェンナイシカゴ/オヘアコペンハーゲンダラス/フォートワースデリードーハドバイダブリンデュッセルドルフエディンバラフランクフルトジュネーヴグラスゴーヨーテボリグランドケイマンEnglish版ハンブルクハノーファー香港ヒューストンハイデラバードインスブルックインヴァネスEnglish版イスタンブール/アタテュルクジッダヨハネスブルグ/タンボキエフ/ボルィースピリクラクフクアラルンプールクウェートラゴスラルナカリーズ/ブラッドフォードロサンゼルスルアンダマドリードマンチェスターメキシコ・シティミラノ/リナーテミラノ/マルペンサモントリオール/トルドーモスクワ/ドモジェドヴォムンバイミュンヘンマスカットナッソーニューオリンズニューヨーク/JFKニューヨーク/ニューアークニューカッスルニースオスロ/ガーデモエンパリ/ドゴールパリ/オルリーフィラデルフィアピサレイキャビック/ケプラヴィークリオデジャネイロローマ/フィウミチーノサンクトペテルブルクサンディエゴサンフランシスコサンノゼサンティアゴサンパウロ/グアルーリョスシアトル/タコマソウル/仁川上海/浦東シンガポールソフィアストックホルム/アーランダシュトゥットガルトシドニーテヘラン/エマーム・ホメイニーテルアビブ/ベン・グリオン東京/羽田東京/成田トロントトゥールーズヴェネツィアワシントン/ダレスザグレブチューリッヒ
[季節運航] : ビアリッツブリンディジEnglish版(2017年6月3日より就航予定)、ハニアEnglish版コルフファログラン・カナリアイビサコスEnglish版カラマタEnglish版マラガメノルカモンペリエEnglish版(2017年5月3日より就航予定)、ムルシア(2017年3月29日より就航予定)、ミコノスEnglish版ナント(2017年3月29日より就航予定)、オルビアEnglish版パレルモEnglish版パルマ・デ・マヨルカザルツブルクサントリーニEnglish版スプリトEnglish版タリン(2017年3月28日より就航予定)、ザキントスEnglish版(2017年6月3日より就航予定) || align="center" | 5

スペインの旗 イベリア航空 マドリード 5
スペインの旗 イベリア・エクスプレス アストゥリアスグラン・カナリアパルマ・デ・マヨルカ 5
  • 2011年の2期工事完成後は、ブリティッシュ・エアウェイズや日本航空、アメリカン航空などが所属するワンワールドの各航空会社も使用する予定。
ファイル:British Airways Heathrow Concorde Room.jpg
ヒースロー空港の『コンコルド・ルーム』
  • ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラス専用ラウンジ『コンコルド・ルーム』がある[10]。名称はかつてコンコルドの搭乗客専用に用意していたラウンジと同じ。

貨物便

航空会社 就航地 
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ・ワールドカーゴ アブダビ、アンマン、アムステルダム、バンコク/スワンナプーム、北京/首都、ブリュッセル、ブダペスト、カイロ、チェンナイ、シカゴ/オヘア、ダラス/フォートワース、デリー、ドバイ、フランクフルト、グラスゴー/プレストウィックEnglish版、香港、ヨハネスブルグ、マンチェスター、メキシコ・シティ、ミラノ/マルペンサ、モスクワ/シェレメーチエヴォ、ムンバイ、パリ/シャルル・ド・ゴール、サンパウロ、ソウル/仁川、シンガポール、ソフィア、シドニー、台北/桃園、トロント
香港の旗 キャセイパシフィック・カーゴ フランクフルト、グラスゴー/プレストウィック、香港、ミラノ/マルペンサ、
アメリカ合衆国の旗 DHL アムステルダム、ブリュッセル、イースト・ミッドランズEnglish版、フランクフルト、マドリード、パリ/ドゴール
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空・クリスタルカーゴ アブダビ、フランクフルト
台湾の旗 エバー航空カーゴ バンコク/スワンナプーム、ドバイ、台北/桃園
大韓民国の旗 大韓航空カーゴ ソウル/仁川
マレーシアの旗 マレーシア航空カーゴ クアラルンプール
モロッコの旗 ロイヤル・エア・モロッコ・カーゴ カサブランカ
ヨルダンの旗 ロイヤルヨルダン・カーゴ アンマン
シンガポールの旗 シンガポール航空カーゴ ブリュッセル、シンガポール

過去に就航していた航空会社

アクセス

鉄道

ファイル:Heathrow Express 332 008.jpg
ヒースローエクスプレス(パディントン駅)

空港内には、ヒースロー・エクスプレスおよびヒースロー・コネクトといった空港アクセス列車、もしくはロンドン地下鉄ピカデリー線の列車が発着する。

このうち、ターミナル2~3にはヒースロー・セントラル駅(ヒースロー・エクスプレス、ヒースロー・コネクト)およびヒースロー・ターミナルズ2,3駅(地下鉄)が、ターミナル4にはヒースロー・ターミナル4駅 (BAA)(ヒースロー・コネクト)およびヒースロー・ターミナル4駅 (ロンドン地下鉄)がアクセス駅となる。ターミナル5にはヒースロー・ターミナル5駅(ヒースロー・エクスプレス、地下鉄)が最寄。

ヒースロー・エクスプレスはロンドン中心部のパディントン駅から15分間隔で運行されており、途中ノンストップで所要15分(運賃:Second Class 16.50ポンド(2009年11月現在))。また、途中のほとんどの駅に停車して所要25分、ヒースロー・エクスプレスよりも運賃が安いヒースロー・コネクトが30分間隔で運行されている。なお、ヒースロー・エクスプレスはターミナル5駅へ、ヒースロー・コネクトはターミナル4駅へそれぞれ向かうため、途中のヒースロー・セントラル駅で相互の乗り換えが必要となる場合がある。

ピカデリー線は所要約1時間、5分間隔(運賃:4ポンド)。なお、ヒースロー・コネクトのヒースロー・セントラル駅~ターミナル4駅の間は無料で乗車できる。ヒースロー・エクスプレスのヒースロー・セントラル駅~ターミナル5駅間も無料である。

ターミナル5の工事に関連して、2006年9月までピカデリー線のターミナル4駅は閉鎖され、ターミナル4へは一つ前の「Hatton Cross」駅(航空会社の事業所や関連設備が集中しているエリア)からの臨時バスを利用する形、またはヒースロー・ターミナルズ1,2,3駅で降車し、ヒースロー・エクスプレスに乗り換えてヒースロー・ターミナル4駅に向う形となっていた(ヒースロー・ターミナルズ1,2,3駅とヒースロー・エクスプレスのターミナル4駅は利用可能であった)。

タクシー

ロンドンタクシーが各ターミナルの乗り場に待機している。

バス

各ターミナルからロンドン市内の主要エリアやホテル、駅や、ガトウィック空港シティ空港ルートン空港スタンステッド空港のロンドンの各空港へのバス路線が運行されている。

自家用車・レンタカー

ファイル:ULTraPodHeathrowAirport.jpg
ヒースロー空港で稼働するヒースローポッド

各ターミナルには駐車場が完備されている。また、エイビスハーツバジェットなどの主要レンタカー会社のカウンターが各ターミナル内にある。

ターミナル5から駐車場までは3km以上の距離があるため、ヒースローポッドと呼ばれる新交通システムが整備されている。4人乗りの小型車両は、随時運行されており、約3.8kmの距離を約5分で結ぶ[11]

飲食施設

各ターミナルには、スターバックスYo! Sushiなどの軽食やファストフード店を中心に、様々な料理のレストランバーパブが営業している。出国手続き後には免税店もある。

宿泊施設

空港敷地内には、ヒルトンとヨーテル(ターミナル4)、ソフィテル(ターミナル5)の各ホテルがある他、空港周辺にはホリデイ・インシェラトンマリオットなどの国際チェーンの高級ホテルから、B&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)まで多数の宿泊施設がある。

映画

当空港を舞台にした映画が数本撮影されている。

脚注

外部リンク