剣山(つるぎさん)
徳島県南西部,剣山地の主峰。標高 1955m。愛媛県の石鎚山 (1982m) に次ぐ四国第2の高山。秩父古生層が隆起してできた山で,おもに石灰岩の地層から成る。頂上付近は隆起準平原で,平坦であり,「平家の馬場」と呼ばれる。山岳信仰の霊山で,安徳天皇が剣を奉納したのが山名の由来ともいわれる。登山口は穴吹,貞光,祖谷 (いや) の3方面。 1964年剣山国定公園に指定。