飛騨市

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飛驒市(ひだし)

岐阜県最北部,神通川の上流,宮川高原川流域にある市。北は富山県と接する。正しくは「飛驒」と表記する。2004年神岡町,古川町,河合村,宮川村の 2町 2村が合体して市制。古くは縄文時代から人が住んだ形跡があり,かつて飛騨国と呼ばれた地域。大部分が飛騨山脈飛騨山地の山間部を占め,林業とその関連工業が発達。伝統の手すき和紙(和紙)は特産。平地に乏しく,宮川の中流域にある古川盆地などで米作や野菜栽培,畜産,宮川でニジマスの養殖などが行なわれる。北部の神岡は古くから鉱山の町として栄えた。2001年閉山した神岡鉱山の地下には東京大学宇宙線研究所のニュートリノ観測装置であるスーパーカミオカンデが置かれている。市域の一部は中部山岳国立公園奥飛騨数河流葉県立自然公園天生県立自然公園に属し,スキー場やキャンプ場がある。宮川支流の小鳥川上流には下小鳥ダム,ミズバショウの群生地がある。室町時代から戦国時代にかけて北飛騨を治めたといわれる江馬氏の城館跡は国の史跡に,江馬氏にゆかりのある瑞岸寺の飛び地仏堂の薬師堂は国の重要文化財に指定。高原川にかかる千貫橋の橋下に露出する横山楡原衝上断層は,国の天然記念物に指定されている。古川祭の起し太鼓・屋台行事は国の重要無形民俗文化財に指定されており,2016年に「山・鉾・屋台行事」の一つとして国際連合教育科学文化機関 UNESCOの世界無形遺産に登録された。宮川沿いに JR高山本線が南北に走る。国道41号線,360号線,471号線が通る。面積 792.53km2。人口 2万4696(2015)。

脚注

関連項目

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