サトウキビ

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サトウキビ(砂糖黍、学名:Saccharum officinarum

イネ科の多年草。東アジアの熱帯原産と推定される。砂糖の原料植物としてキューバ,オーストラリア,台湾をはじめ南方地域で大規模に栽培されている。日本でもかつて四国 (特に香川) や熊本で栽培され,また南西諸島や小笠原諸島でも栽培されたが,現在はほとんどを輸入原糖に頼っている。茎は高さ2~4m,直径2~5cm,中実の円柱状で表面は緑色,黄緑色,紅紫色などで,さらに白色のろう物質でおおわれる。茎は 10~20%のショ糖を含み,そのまま噛んで甘い汁を吸うこともある。出穂直前の時期に茎を刈取り,圧縮してそのしぼり汁から原糖をとる。この原糖から煮沸,濃縮,結晶化を繰返して精製し,白砂糖をつくる。しぼり汁を発酵させた酒を糖酎といい,さらにこれを蒸留したものがラム酒で,西インド諸島で多く産する。



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