シャルル・ボードレール

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シャルル=ピエール・ボードレールフランス語: Charles-Pierre Baudelaire発音例)、1821年4月9日 - 1867年8月31日

フランスの詩人。5歳で父を失い,翌年母が再婚,義父とは不和であった。早くから文学青年たちと交遊し奔放な生活をおくったが,1845年頃から美術評論家としての地位を確立。唯一の定型詩集『悪の華』 Les Fleurs du mal (1857) で近代文明に対する鋭い批判と,そこに生きる自己の苦悩と絶望を明確に意識化し,それを音楽性と喚起力に富む言語で表現することによりフランス近代詩を確立。その影響は象徴派をはじめとするフランス詩のみでなく世界各地に及んでいる。しかし出版当時はほとんど認められず,そればかりか風俗壊乱のかどで起訴され,罰金と詩6編の削除を命じられた。この処女詩集の挫折は大きな痛手となり,生涯尾をひくことになる。ほかに,散文詩集『パリの憂鬱』 Le Spleen de Paris (69) ,E.A.ポーの翻訳5巻や芸術論がある。

脚注




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