ジェームズ・クック

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(James Cook、 1728年10月27日 - 1779年2月14日)

イギリスの探検家。通称キャプテン・クック。貧しい家に生れ若年にして船乗りになる。 1755年海軍に入り,68年ロイヤル・ソサエティが企てた金星観測のための太平洋探検の際,『エンデバー・バーク』号の艦長となり第1回航海に出発。タヒチの北の群島をロイヤル・ソサエティにちなんでソシエテ諸島と命名。ニュージーランドに向ってクック海峡を見出し,イギリスのオーストラリア領有を宣言。インド洋を経て帰国 (1771) し,西回りの世界周航を成就。次いで 72年の第2回航海では南緯 71°10′まで南極圏を航海し,ニューカレドニア島ノーフォーク島など多数の島々を見出して帰国 (75) 。南極大陸について明らかにした功績により大佐に昇進し,ロイヤル・ソサエティからメダルを授けられた。 76年の第3回航海では,北アメリカ太平洋岸の探検を目的とし,クック諸島クリスマス島,サンドウィッチ (ハワイ) 諸島を見出し,ベーリング海峡から北極海に入り,北緯 70°44′まで達したが,帰途ハワイで先住民との紛争に巻込まれ,非業の最期をとげた。