デュアン・ビロウ

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デュアン・アーサー・ビロウDuane Arthur Below, 1985年11月15日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州レンアウェイ郡ブリットン出身のプロ野球選手投手)。左投左打。2019年現在は、独立リーグ・アトランティックリーグサマセット・ペイトリオッツに所属。

経歴

プロ入りとタイガース時代

地元のブリットン・メイコン高校からレイクミシガン・カレッジ(コミュニティ・カレッジ)に進学、2006年MLBドラフト19巡目(全体562位)でデトロイト・タイガースに指名された。同年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガースで15試合、A-級オネオンタ・タイガースで2試合の合計17試合(先発6試合)に登板し、防御率は2.09であった[1]

2007年は、A級ウェストミシガン・ホワイトキャップスで26試合に先発し、13勝5敗・防御率2.97、145.2回を投げて160奪三振を挙げた[1]

2008年はA+級レイクランド・フライングタイガースで27試合(先発26試合)に登板し、9勝7敗・防御率4.46だった[1]

2009年はA+級レイクランドで6試合、AA級エリー・シーウルブズで2試合に先発登板し、防御率2.70だった[1]。また、この年の6月5日にはトミー・ジョン手術を受けた[2]

2010年はAA級エリーで28試合に先発登板し、7勝12敗・防御率4.93だった[1]

2011年、メジャーに昇格し、7月20日オークランド・アスレチックス戦(コメリカ・パーク)で先発し、5回を投げて自責点1、勝敗は付かなかった[3]。この試合では6回に先頭の松井秀喜に日米通算500号となる本塁打を打たれた[4]。この年は14試合に登板し、0勝2敗であった。

2012年は、タイガースの開幕25人枠に残った[5]4月7日ボストン・レッドソックス戦でダグ・フィスターをリリーフし、メジャー初勝利をあげた。翌日も延長11回に登板し、2勝目を挙げた[6]

2013年スプリングトレーニングで不振となり、開幕ロースターには入ったものの、メジャーでの登板はなく、AAA級トレド・マッドヘンズで4試合に登板した。4月23日DFAとなった[7]

マーリンズ時代

2013年4月25日ウェイバー公示を経てマイアミ・マーリンズへ移籍し、傘下のAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズへ配属された[8]。マーリンズでは2試合に登板し、0勝1敗・防御率10.12だった。

起亜タイガース時代

2013年8月、韓国プロ野球起亜タイガースと契約を結んだ[9]。同年限りで、起亜タイガースを退団した。

タイガース復帰

2013年12月11日、タイガースとマイナー契約を結んだ。2014年シーズン開幕前、左ひじの故障が判明した[10]。2014年は、AAA級トレドで116.2回を投げて8勝5敗、右打者には.306 打たれたが、左打者を.219 と抑えた[11]

メッツ傘下時代

2015年2月7日ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[11]。開幕から傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズに所属し、5月には週間最優秀投手に選ばれた[12]

DeNA時代

同年6月27日、身体検査合格を条件として、横浜DeNAベイスターズと契約することに合意したことが球団より発表され[13]7月3日に正式に契約をした[14]。背番号は42。9月6日に出場選手登録され、16日の対東京ヤクルトスワローズ戦で初登板・初先発したが、5四球と乱れ、1.1回で降板した。一軍登板はこの1試合だけにとどまり、10月7日に戦力外通告を受けた[15]

DeNA退団後

2015年12月12日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結ぶ。

2016年は傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズでプレー。

2017年は独立リーグ・アトランティックリーグサマセット・ペイトリオッツでプレー。

詳細情報

年度別投手成績

2011 DET 14 2 0 0 0 0 2 0 0 .000 127 29.0 28 2 11 2 1 14 2 0 16 14 4.34 1.35
2012 27 1 0 0 0 2 1 0 0 .667 189 46.1 49 6 8 0 1 29 1 1 25 20 3.88 1.23
2013 MIA 2 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 15 2.2 6 0 2 1 0 2 0 0 3 3 10.13 3.00
起亜 11 8 0 0 0 3 2 1 0 .600 208 47.0 45 1 26 1 1 38 2 0 26 21 4.02 1.51
2015 DeNA 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 11 1.1 2 0 5 0 0 0 0 0 5 5 33.75 5.25
MLB:3年 43 3 0 0 0 2 4 0 0 .333 331 78.0 83 8 21 3 2 45 3 1 44 37 4.27 1.33
KBO:1年 11 8 0 0 0 3 2 1 0 .600 208 47.0 45 1 26 1 1 38 2 0 26 21 4.02 1.51
NPB:1年 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 11 1.1 2 0 5 0 0 0 0 0 5 5 33.75 5.25
  • 2018年度シーズン終了時

記録

MLB
NPB

背番号

  • 64 (2011年 - 2013年)
  • 44 (2013年・起亜)
  • 42 (2015年)

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 Minor League Statistics & History”. baseball-reference.com. . 2015閲覧.
  2. Major League Baseball Pitchers Who Have Undergone Tommy John Surgery
  3. Athletics 7, Tigers 5”. detroit.tigers.mlb.com (2011年7月20日). . 2015閲覧.
  4. 樋口浩一 (2011年7月21日). “松井らしく打ち建てた金字塔=日米通算500号本塁打達成”. スポーツナビ. . 2015閲覧.
  5. James Schmehl (2012年4月5日). “Opening Day lineup: Prince Fielder makes Detroit Tigers debut, Justin Verlander takes mound”. MLIVE. . 2015閲覧.
  6. Chris Iott (2012年4月8日). “Detroit Tigers reliever Duane Below earns second career victory one day after earning his first”. MLIVE. . 2015閲覧.
  7. Chris Iott (2013年4月24日). “Detroit Tigers designate left-hander Duane Below for assignment to make room for Jose Valverde”. MLIVE. . 2015閲覧.
  8. James Schmehl (2013年4月25日). “Miami Marlins claim left-hander Duane Below off waivers from Detroit Tigers”. MLIVE. . 2015閲覧.
  9. Kurt Mensching (2014年2月28日). “Pitching in Korea an eye-opening experience for Tigers' Duane Below”. デトロイト・ニューズ. . 2015閲覧.
  10. James Schmehl (2014年3月3日). “Detroit Tigers' Duane Below out with sore elbow; Casey Crosby throws bullpen without discomfort”. MLIVE. . 2015閲覧.
  11. 11.0 11.1 Adam Rubin (2015年3月23日). “Mets add Duane Below to lefty inventory”. ESPN. . 2015閲覧.
  12. Owen Condon (2015年5月26日). “Mets minor leaguer Duane Below named Pacific Coast League Pitcher of the Week”. amazinavenue.com. . 2015閲覧.
  13. 選手獲得のお知らせ”. 横浜DeNAベイスターズ (2015年6月27日). . 2015閲覧.
  14. デュアン・ビロウ選手 入団記者会見”. 横浜DeNAベイスターズ (2015年7月3日). . 2015閲覧.
  15. DeNA 左腕ビロウが戦力外 7月加入も登板1試合のみ”. スポニチ Sponichi Annex (2015年10月7日). . 2015閲覧.

関連項目

外部リンク

  • 選手の各国通算成績 KBO