パン

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オオムギとエンバクのパン

パン: pão[注釈 1][1]

小麦粉またはライ麦粉に水を加えてこね上げてできる生地を焼いた食品のうち,炭酸ガスを含ませて組織を膨化させたものをいう。その歴史は古く,すでにエジプト第5王朝 (前 2494頃~2345頃) 時代に小麦パンをつくった記録がある。日本には天文 12 (1543) 年にポルトガル人によって鉄砲とともに伝えられたといわれる。明治5 (1872) 年に木村屋,文明軒が売出してから,次第に一般に好まれるようになった。名称はスペイン語の pan,ポルトガル語の pão (「糧」の意) から出ている。製法には発酵法と無発酵法とがある。発酵パンは,パン酵母 (イースト菌) で発酵させ,発生する炭酸ガスでパン生地をふくらませたもので,発酵過程の生産物によって独特の芳香,風味が生じる。無発酵パンは,ベーキングパウダーから発生する炭酸ガスでパン生地をふくらませたもので,製法が簡単である。




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  1. ポルトガル語発音: [ˈpɐ̃w̃] パンウン
  1. pão (Linguee)