ホルミウム

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ホルミウム (: holmium) は原子番号67の元素元素記号Ho希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。銀白色の金属で、常温、常圧での安定構造は六方最密充填構造 (HCP)。比重は8.80、融点は1461 °C沸点は2600 °C(融点、沸点とも異なる実験値あり)。

空気中で表面が酸化され、高温下で全体が燃えて酸化物になる。水にゆっくりと溶ける。に易溶。ハロゲンと反応する。安定な原子価は3価。希土類金属で最大の磁気モーメントを持つ[1]

用途

希少で高価なこともあり、あまり利用されていないが、YAGレーザーの添加物として利用される。

歴史

1878年マーク・ドラフォンテーヌジャック・ソレのスイス人グループが、1879年にスウェーデン人のペール・テオドール・クレーベが各々独立に発見したが、完全な単体として得られたのは1911年である。なお、命名したのはクレーベであり、ストックホルムのラテン名 holmia が語源。

同位体

脚注

関連項目

テンプレート:ホルミウムの化合物