シリア,ユーフラテス川中流のマリ遺跡から発見された2万枚をこえる粘土板文書。
これらは楔形文字で書かれ,その大部分はヤスマハ=アダド王の時代とジムリ=リム王の時代 (前 18世紀) に属しており,外交文書,儀式文,歴史記録,商業文書,行政文書などが含まれている。
マリ文書は前2千年紀のメソポタミアの歴史事項の年代決定に重要な役割を果した。