ロッテホールディングス

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株式会社ロッテホールディングスは、日本東京都新宿区に本社を置き、菓子メーカーロッテロッテホテルなど、日本や主に韓国等を中心とした海外のロッテグループ企業を傘下に置く持株会社

概要

1948年に設立し、ガムチョコレートなどを製造する企業であった旧株式会社ロッテ(以下、旧ロッテ・ロッテHD)が、2007年3月20日付で、産業活力再生特別措置法に基づく認定を受けた。そのため、同法による再建を目指す目的で、同年4月1日に新旧分割という形で現社名へ変更の上、持株会社化したものである。

日本韓国を中心とした海外のロッテグループ企業を傘下に持ち、グループ全体の競争力向上を目指す。現在の株式会社ロッテは旧ロッテ(ロッテHD)菓子部門を分社し子会社化したものである。

2008年3月に銀座コージーコーナー、さらに同年12月にはメリーチョコレートカムパニーの全株式をそれぞれ取得し傘下に収めた。

2009年7月重光武雄が会長で、長男重光宏之が引き続き副会長、佃孝之が外部招聘という形で社長に就任した。

2011年~2014年に中国での事業で1兆ウォン(約1060億円)の損失を出した[1]

グループ支配構造の頂点にあるロッテHDおよび資産管理会社は日本法人だが[2]、ロッテHD副会長に就任した重光昭夫は、グループの売り上げの95%は韓国でありロッテは韓国企業であると明言したが、前述の通り韓国のロッテグループは日本のロッテHDの海外法人の位置づけである。[3]。グループの従業員は10万人、協力会社まで含めると18万人に達し、韓国第5位の財閥となっている[2]

経営権紛争

2014年12月から2015年1月にかけて、長男の重光宏之がロッテホールディングスを含む各社の役員を解任された[4]。これに対し、重光宏之は父親の重光武雄と次男の重光昭夫を解任したが、取締役会はこれを無効とした。2015年8月17日に開催された臨時株主総会で、重光昭夫を中心とする現経営陣による経営を継続し、新たに社外取締役を選任することを決定した。この臨時株主総会に重光宏之は株主として参加したが、重光武雄は欠席した[5]

この経営権紛争の報道をきっかけとして、韓国内で不買運動が発生した[6]

2016年にはいわゆる崔順実ゲート事件と呼ばれる裏金疑惑が浮上し、韓国の検察庁が捜査を初めたが、2016年8月、同社の李仁源副会長が自殺し、捜査が難航[7]。2018年2月13日、韓国ソウル地方裁判所が、重光昭夫ホールディングス代表取締役副会長兼韓国ロッテグループ会長に対し贈賄の罪で懲役2年6カ月の判決を下し、既に前年12月に横領罪で執行猶予付き有罪判決を受けていたため即日収監された[8]ことを受け、同月21日付で重光昭夫副会長は代表権を返上、同日以降、代表取締役は佃社長のみとなった[9]

関連企業

日本国内

韓国国内

その他

脚注

外部リンク