佐渡弥彦米山国定公園

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佐渡弥彦米山国定公園(さどやひこよねやまこくていこうえん)とは、新潟県にある国定公園で、県を代表する景勝地3ヶ所を指す。

佐渡の海岸線を中心とする佐渡地域、信仰の山として知られる弥彦山を中心とする弥彦地域、そして米山及び裾野に発達した福浦八景を中心とした米山地域の3ヶ所からなる。

1950年7月27日に佐渡弥彦国定公園として、琵琶湖国定公園耶馬日田英彦山国定公園とともに、国内で最初に制定された国定公園である[1]。その後1981年に米山地域を加えて、名称を現在の佐渡弥彦米山国定公園と改称した。なお、県内の他の海岸線では、天険親不知子不知笹川流れが県立自然公園として知られる。

概要

この公園のハイライトは、佐渡の北西部にある尖閣湾を筆頭とする外海府海岸と、南西部にある小木海岸である。

いずれも国の名勝に指定されている景勝地である。外海府海岸は、断崖絶壁、そして奇岩が50kmにわたり続く変化に富んだ海岸線で、日本海の荒波による海蝕が作った風光明媚な海岸線が見られる。また、金北山を最高峰とする大佐渡山脈はシャクナゲが自生する。

弥彦山は古くから越後の人に親しまれてきた山で、山上には弥彦神社が鎮座し、西に連なる国上山には国上寺が建立されている。

米山は第三紀火山岩からなる独立峰で、同じように信仰の山として知られてきた。また、その裾野に発達する福浦海岸は古来より、福浦八景といわれてきた景勝地で奇岩、奇勝が連続する。


脚注

  1. ただし、正式指定日は3国定公園とも少しずつ違い、琵琶湖国定公園の7月24日よりは遅れている。

関連項目