八戸駅

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ファイル:Umineko road at Hachinohe station 2014-03-12.jpg
駅舎内にある東西自由通路「うみねこロード」(2014年3月)

八戸駅(はちのへえき)は、青森県八戸市大字尻内町字館田(たてだ)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・青い森鉄道日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

乗り入れ路線

JR東日本の東北新幹線八戸線、青い森鉄道の青い森鉄道線が乗り入れており、接続駅となっている。なお、日本最東端の新幹線駅であり、北海道新幹線の終点予定駅である札幌駅よりも東に位置する。

国鉄民営化以降、当駅はJR東日本の単独駅であったが、2002年12月1日に東北新幹線が当駅まで延伸したことにより、JR東北本線目時駅 - 当駅間は青い森鉄道に移管された。その時点では当駅 - 青森駅間は東北本線として残ったが、この区間も2010年12月4日に東北新幹線が新青森駅まで延伸したことで青い森鉄道に移管され、現在の形へと至った。在来線構内はJR東日本の在来線である八戸線も含め青い森鉄道の管轄となった。

かつては三戸郡五戸町にあった五戸駅に至る南部鉄道の起点だったが1968年に発生した十勝沖地震の影響により、1969年に同線は廃止された。

青森県内の東北新幹線は並行在来線の青い森鉄道線(旧東北本線)とは大きく離れたルートをとっており、在来線との接続駅は当駅と新青森駅のみである。また、新青森駅は東北新幹線の並行在来線とは異なる奥羽本線との接続であり、青森県内で東北新幹線と並行在来線が直接接続しているのは当駅のみとなっている。

なお、青い森鉄道線共通の事柄として、青森県第三種鉄道事業者として施設を所有し、青い森鉄道と日本貨物鉄道(JR貨物)が第二種鉄道事業者として列車を走らせている。

歴史

当駅は開業当初は尻内駅と称し、駅の場所も駅開業当時は八戸市外の上長苗代村であった。

当初東北本線盛岡以北の路線については、建設の容易さから八戸近辺を経由する路線案を推す日本鉄道側と、国防上の理由から秋田寄りの内陸側を経由する案を推す陸軍省側の対立があった。最終的には鉄道局の裁定により、八戸近辺の路線案が採用された[1]。はやてと呼ばれた伝染病問題や陸海軍綱引き問題などが現在の八戸市尻内に駅が置かれた理由として挙げられる一方で、八戸近辺案が採用されるだけでなく軍への配慮で鉄道局から技師に対して詳細な路線の策定は海から離れた位置に行うように指示されたためというのが日本鉄道の公式見解[2]である。

結果として八戸市中心市街地から離れた位置に駅が開設され、のち1894年(明治27年)に青森線支線(のちに八ノ戸線、八戸線に改称)が開業し当時の八戸市内に乗り入れ、八戸市中心部に八ノ戸駅(1907年(明治40年)に八戸駅に改称)が新設された。上長苗代村が1955年(昭和30年)に八戸市に編入されたことにより当駅も八戸市内となり、1971年(昭和46年)には当駅が八戸駅に改称された。

年表

  • 1888年明治21年)4月25日:鉄道局が盛岡以北の路線について、八戸近辺を経由する路線とすることを決定。
  • 1891年(明治24年)9月1日日本鉄道青森線(のちに東北本線に改称)の尻内駅(しりうちえき)として開業[3]一般駅。東口供用開始。
  • 1892年(明治25年)5月:吉田屋の八戸駅構内営業が許可される。
  • 1894年(明治27年)1月4日:青森線支線が八ノ戸駅(のちに八戸駅、本八戸駅に改称)まで開業[3]
  • 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化国有鉄道の駅となる[3]
  • 1929年昭和4年)8月23日:五戸電気鉄道(のちに五戸鉄道、南部鉄道に改称)の尻内駅が開業。
  • 1967年(昭和42年)6月1日:「みどりの窓口」設置。
  • 1968年(昭和43年)5月17日十勝沖地震により南部鉄道が壊滅的な被害を受け休止。
  • 1969年(昭和44年)
    • 2月10日:八戸運輸長を配置(現在は八戸駅長兼務の八戸地区駅長)。
    • 4月1日:南部鉄道廃止。
  • 1970年(昭和45年)8月27日:日本飼料ターミナルの営業所が駅構内に開業。
  • 1971年(昭和46年)
    • 2月10日:尻内駅旅客営業センター設置。
    • 4月1日:八戸駅(2代目)に改称[3]。先んじて2月1日に八戸駅(初代)は本八戸駅に改称された[3]
    • 10月1日:日本飼料ターミナル・専用線発着を除く貨物の取扱を廃止、八戸貨物駅に移管。
  • 1973年(昭和48年)2月15日:八戸駅旅客営業センターを格上げし、八戸駅旅行センター設置(東急観光と提携)。
  • 1986年(昭和61年)
    • 4月1日:日本飼料ターミナルの営業所が閉鎖。
    • 11月1日:貨物の取扱を全廃、旅客駅となる。
  • 1987年(昭和62年)
  • 2000年平成12年):2002年の東北新幹線八戸開業に向けて、駅舎新築工事開始。なお、解体された旧駅舎(平屋建て)の木材は写真立てとして販売された。
    • 9月1日:仮設駅舎供用開始[4]。西口供用開始。
  • 2002年(平成14年)
    • 7月1日:新駅舎部分供用開始[5]。東西移動自由化。
    • 12月1日:東北新幹線が当駅まで延伸開業。同時に東北本線目時駅 - 八戸駅間は青い森鉄道に経営移管。新駅舎全面供用開始。西口バス乗り場供用開始。新幹線改札口と新幹線乗換口に自動改札機導入。びゅうプラザ八戸駅店での海外旅行取扱開始・定休日廃止。駅弁事業者として新たにNRE盛岡営業支店、伯養軒八戸支店、ニュー八が参入。吉田屋の構内売店廃止、NRE売店を設置。
  • 2006年(平成18年)3月2日:在来線改札口に自動改札機を導入。
  • 2007年(平成19年)
    • 4月1日:「びゅうプラザ八戸」の本八戸駅本店と八戸駅支店という体制が改められ、「びゅうプラザ本八戸」が独立し八戸駅長の管轄となる。
    • 10月頃:在来線側のタッチパネル式券売機を新機種(EV4型)へ更新。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月:同年3月のモバイルSuica特急券の対応を控え、新幹線改札口・乗換口の自動改札機を新型機種に置き換え。
  • 2010年(平成22年)
    • 9月7日:JR東日本から東北新幹線の新青森延伸時のダイヤが発表され、全列車が停車することが決定した[6]
    • 10月15日:JR東日本から冬の増発列車のダイヤが発表され、本来盛岡駅始発の「はやて36号」を臨時に新青森駅始発として運転する際に、当駅を通過させることが発表された[7]
    • 12月4日:東北新幹線が新青森駅まで延伸開業。これに伴い東北本線八戸駅 - 青森駅間および当駅の在来線構内は青い森鉄道移管(ただし、JR東日本が設置した在来線自動改札機は存置)。新幹線乗換口とインフォメーションセンターを廃止。
  • 2015年(平成27年)12月1日:本八戸駅業務委託化に伴い、長苗代駅 - 階上駅間の管理業務が当駅に移管される。
  • 2017年(平成29年)12月1日:「びゅうプラザ八戸駅」の運営がJR東日本からびゅうトラベルサービスに移管される。

駅構造

地上駅で、橋上駅舎を有する。2社で駅舎を共有し、在来線については同一改札内である。新幹線部分はJR東日本が所有・管理している。一方在来線部分は青森県が所有し、青い森鉄道が管理・駅業務を実施する。

本項ではJR東日本が管理する新幹線と、青い森鉄道が管理する在来線に分けて解説する。

東北新幹線

新幹線ホームは島式ホーム2面4線を有する。ホーム部分はスノーシェルターに覆われている。中央の12・13番線には、列車通過の際の安全をはかるため可動式ホーム柵が設置されている。

直営駅駅長・副駅長・輸送総括助役が兼務する駅長代理・営業総括助役配置)。新幹線ホームの運転扱いは輸送主任が行う。また、在来の八戸線の長苗代駅 - 階上駅間の各駅(いずれも青森県内)を管理する。

事務管コードは▲211046を使用している[8]

うみねこロード(東西自由通路)、みどりの窓口(営業時間:6時00分 - 23時15分)、指定席券売機3台、待合室、サウスブリッジ(有料橋上待合室)、ノースブリッジ(無料橋上待合室)、地元名物をデザインした木製ベンチ数台、ビューアルッテ ATMコーナー、びゅうプラザ八戸駅(営業時間:10時00分 - 17時30分、海外旅行非取扱店)がある。2008年7月1日よりびゅうプラザのセールス業務が本八戸駅から移転、2017年12月1日よりびゅうトラベルサービス運営となった。

2002年12月1日の新幹線開業に伴い自動改札機が設置されたことで、青森県初の自動改札機導入駅となった。モバイルSuica特急券にも対応している。

新幹線乗換口は2010年12月3日をもって閉鎖された。なお閉鎖前の新幹線乗換口は精算窓口・モバイルSuica特急券利用者向けの乗換乗車券の自動券売機(新幹線側)・指定席券売機(在来線側・新幹線開業時の一時期のみ)を備えていた。ホームにはKIOSKが出店している。過去には日本レストランエンタプライズ (NRE) の駅弁売店2店舗も出店していたが、2010年12月3日でホーム内での販売を終了した。

盛岡駅 - 新青森駅間で追い越し設備(副本線)のある途中駅は当駅のみである。

のりば

番線 路線 方向 行先
11・12 ■ 東北・北海道新幹線 上り 盛岡仙台東京方面
13・14 下り 新青森新函館北斗方面

大半の列車は12・13番線に入線する(11・14番線を使用する定期列車は1日各1本のみ)。

青い森鉄道線・JR八戸線

単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の計3面5線を有する。線名は駅舎側から、八戸2番線(1番線)、八戸本線(2番線)、青い森鉄道上り本線(3番線)、青い森鉄道中本線、青い森鉄道下り本線(4番線)、青い森鉄道下り1番線(5番線)となっている。ホームのない中本線は主に貨物列車が通過する。なお、かつてJR東北本線青森方面(現・青い森鉄道線)の特急が発着していた4・5番線ホームには、エアコン付き待合室が設置されている。

青い森鉄道の社員配置駅(駅長配置)であり、管理駅として、目時駅 - 下田駅間の各駅を管理している。出札窓口(営業時間:5時30分 - 22時20分)、自動券売機を設置。青い森鉄道アテンダント配置駅。改札内にはKIOSKがあったが、2018年3月31日限りで閉店した。

2002年12月1日の新幹線開業時点では、在来線改札口には自動改札機が設置されていなかったが、2006年3月2日に導入された。Suicaは在来線利用エリア外であることから、自動券売機のタッチパネル上にはその旨などを注意喚起する文言が掲示されていた。また、自動精算機は設置されていない。なお、東北新幹線と八戸線の乗り継ぎは2010年12月4日以降、各々の改札を通過するよう変更されたが、乗車券は当駅より先まで有効なものを持っていれば出場時に自動改札機から出てくる[注釈 1]

在来線改札口にはJR自動券売機が設置されていないため、JR八戸線乗車券は青い森鉄道の出札窓口・自動券売機で青い森鉄道の地紋で発売する(オレンジカード使用不可)ほか、八戸線定期券も青い森鉄道の出札窓口で取り扱う。なお、JR八戸駅みどりの窓口・指定席券売機でも八戸線の乗車券類を購入することができる。青い森鉄道延伸前は青い森鉄道の乗車券はJRに販売を委託していたため、青い森鉄道の乗車券はJRの券売機でJR地紋で発行された。また、八戸駅のみどりの窓口でも青い森鉄道の乗車券(回数券・定期券等も含む)を購入することができた。

のりば

番線 路線 方向 行先
1・2 JR八戸線 - 本八戸久慈方面
2・3・4・5 青い森鉄道線 下り 三沢野辺地青森方面
上り 三戸盛岡方面


構内売店

駅に付帯・直結する施設

貨物取扱

車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着もない。貨物設備はなく、専用線も当駅には接続していない。

貨物列車の発着は、国鉄分割民営化前の1986年まであった。貨物取扱の大半は八戸貨物駅開業により同駅に移管されたが、最終期まで日本飼料ターミナルの営業所を発着する飼料の取扱を行っていた。

駅弁

吉田屋などが販売する主な駅弁は下記の通り[9]

  • とりめし
  • 味噌ヒレカツ弁当
  • 海鮮小わっぱ
  • とろサーモン炙り寿司
  • スタミナ源たれ牛焼肉弁当
  • 南部わっぱめし
  • 八戸小唄寿司
  • 津軽海峡かに・いくら寿司
  • 東北復興弁当~魅惑の東北再発見
  • 北海道・青森県めぐり旅弁当
  • 津軽海峡 海の宝船
  • 倉石牛VS海鮮御三家 対決弁当
  • 復幸炙りかきとうにめし
  • 大漁市場青函味くらべ編
  • 前沢牛めし
  • 津軽海峡にぐ・さがな弁当

利用状況

  • JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員は4,505人であり[10]、青森県内の駅では青森駅弘前駅に次いで第3位[注釈 2]である。
    • 新幹線の1日平均乗車人員は3,478人である[11]
  • 青い森鉄道 - 2016年度の1日平均乗車人員は1,158人である[注釈 3]
1日平均乗車人員推移[注釈 4]
年度  JR東日本 青い森鉄道
在来線 新幹線
1935 1,107[利用客数 1] 未開業 未開業
2000 2,975[12]
2001 3,012[13]
2002 3,916[14] 995
2003 4,658[15] 949
2004 4,626[16] 856
2005 4,903[17] 805
2006 4,950[18] 788
2007 5,145[19] 776
2008 4,954[20] 725
2009 4,833[21] 692
2010 4,438[22] 838
2011 2,504[23][注釈 5] 1,108
2012 4,395[24] 3,248[25] 1,137
2013 4,488[26] 3,313[27] 1,128
2014 4,578[28] 3,279[29] 1,171
2015 4,491[30] 3,349[31] 1,144
2016 4,456 3,395 1,158
2017 4,505 3,478

駅周辺

上述のような歴史的経緯により、当駅は八戸市中心市街地から西に約5kmほど離れている。このため、当駅前の宿泊施設は比較的少ない。八戸市中心部へは路線バスの10分間隔共同運行によりアクセス環境が確保されている。

観光

公共・厚生施設

文教施設

郵便局・金融機関

主な宿泊施設

道路

バス・タクシー

BYR color wheel.svg この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

東口バスプールでは、2008年3月までは事業者別ごとに乗り入れていたが、同年4月から中心街 - 八戸駅間で共同運行が開始されることに伴い、バスは各方面別(1番のりばでは共同運行路線が停車)に変更され、6番のりばについては実施日をもって廃止された。

1番のりばの共同運行は八戸駅前から市内中心部にある中心街ターミナルの間の市営バスと南部バスの路線が対象で、当該区間は10分間隔の運行が実施されているほか、共通定期券の発売も行われており、市内中心部へのアクセス環境を確保している。2番のりばの十和田観光電鉄も同区間の路線があるが共同運行には参加していない。

前記した3社共同で上限運賃制度(初乗り150円、50円刻み、上限市内300円、近隣市町村500円)を導入しており、同駅前からも多くの路線バスが対象となる。

2010年7月30日から最終バス後に1番のりばより出発する中心街方面行の乗合タクシー「シンタクン」の運行を開始した[33][34]。一部のバス路線と同じルートを走行する。

路線バス

東口

※事業者の凡例 : 市営 - 八戸市営バス、南部 - 岩手県北自動車南部支社、十鉄 - 十和田観光電鉄

方面色 主要経由地・行先 事業者 系統 途中経由地 行先 備考
1番のりば(共同運行路線専用)
根城大橋経由
市内中心街 方面
市営
A3 平中通・舘花下 旭ヶ丘営業所
4 平中通・大杉平営業所 上二ツ家 平日のみ
C5 平中通 中心街(三日町)
P8 平中通・栄町 ラピア(バスセンター)
S30 平中通・吹上 旭ヶ丘営業所
S30 司法センター前・吹上 旭ヶ丘営業所 平日のみ
田面木経由
市内中心街 方面
南部 C5 日赤病院(※1)・司法センター前 中心街・八日町 ※1:南部バスの日赤病院乗り入れは平日のみ
P8 日赤病院(※1)・司法センター前・栄町 中心街→ラピア
S35 日赤病院・司法センター前・吹上 中心街→市民病院 (平日のみ)
市営 A3 日赤病院・司法センター前・館花下 旭ヶ丘営業所
P8 日赤病院・司法センター前・栄町 ラピア(バスセンター)
深夜乗合タクシー「シンタクン」 三八五交通
八戸タクシー
ポストタクシー
県南タクシー
- 日赤入口・司法センター前・平中通・中心街 本八戸駅 八戸駅に到着する最終の新幹線に接続
2番のりば
内舟渡経由
市内中心街 方面
南部 P8 西売市・栄町 八戸(ラピア)
十鉄 C 西売市 八戸(三日町) 内舟渡まで途中無停車
C 西売市・栄町・ラピア 十鉄八戸営業所
江陽四丁目)
3番のりば
西高校 市営 N63 矢沢 西高校
南部 T63
4番のりば
八食100円バス 南部 100円バス 卸センター通 八食センター
聖ウルスラ学院・八戸ニュータウン・是川縄文館 方面 71 日赤入口・高専 聖ウルスラ学院
75 日赤入口・高専前・ニュータウン中央 八戸ニュータウン
45 日赤入口・高専前・ニュータウン中央・八戸ニュータウン・グランドサンピア八戸・二ツ家 是川縄文館 土曜・日曜・休日のみ
45 日赤入口・高専前・グランドサンピア八戸・二ツ家 是川縄文館 土曜・日曜・休日のみ
5番のりば
五戸 南部 G140 七崎・扇田 五戸駅
140 七崎・扇田・五戸駅 五戸総合病院 第1・3・5土曜の朝1本のみ運行(第2・4土曜は五戸駅止まり)
高速バス「軽米高速線 - 八戸自動車道 軽米病院 運行日注意(八戸市内のみの利用は不可)
岩手競馬優待バス - (直行) テレトラック種市 競馬開催日のみ運行
十和田市 十鉄 K 内舟渡・桔梗野・多賀台団地前・百石案内所・イオンモール下田下田駅(※2)/下田バイパス・六戸中央 元町東 ※2:一部便のみ経由、内舟渡まで途中無停車
シリウス号 十鉄
国際興業バス
- 池袋駅東口 東京駅日本橋口
しもきた号 国際興業バス - 大宮駅東口 バスタ新宿 特定日運行
えんぶり号 弘南バス - - バスタ新宿 季節運行
WILLER EXPRESS 南部 - バスタ新宿 東京ディズニーランド
6番のりば
観光バス 降車専用[注釈 6]

西口

方面色 主要経由地・行先 事業者 系統 途中経由地 行先 備考
十和田湖 方面「おいらせ号」 JRバス東北 - 六戸・十和田市現代美術館奥入瀬ろまんパーク十和田湖温泉郷・焼山・子ノ口 十和田湖

逸話

ファイル:八戸駅注意書.JPG
青春18きっぷが使えない旨の注意書(2007年3月)
  • 青い森鉄道、JR東日本内の特定の区間で、2社以上またがって乗車する場合、分離以前の料金から極端に変化がないように、運賃に対し激変緩和措置(乗継割引)が取られている。この措置については当初は2006年3月18日のIGRいわて銀河鉄道の青山駅・巣子駅の開業に伴う運賃改定により廃止される予定だったが、このとき実際に廃止されたのはJR側の割引額(30円)のみであった(なお、盛岡駅・好摩駅側のIGR - JR間の割引も、このとき同様にJR側の割引のみ廃止。IGR - 青い森間の乗継割引額は従前のまま存続)。IGR関連も含め、乗継割引制度自体は、第三セクター側のみの割引適用となる。
  • 当駅から、青い森鉄道線の野辺地・青森方面に普通・快速列車に乗車して通過利用する場合に限り特例として青春18きっぷの利用が認められている(当駅からのJR大湊線直通列車も利用可能)。この時下車できるのはJR大湊線との接続駅である野辺地駅青森駅の2駅のみであり他の駅で下車する事はできない(JR大湊線内は全駅で途中下車が可能)。また、三戸・盛岡方面については青春18きっぷの使用は認められていない。
  • はやて東京フリーきっぷ」、「東北新幹線回数券」(八戸 - 大宮間または八戸 - 東京間)利用者は隣接するユートリーの駐車場、八戸駅西口専用駐車場を無料で利用できる(台数に限りあり)。
  • 寝台特急北斗星」の運転開始当初は1号・2号が当駅に停車していた。これは青森駅 - 盛岡駅間は八戸運転所(現・八戸運輸区)の運転士が乗務していたためで、運転士交替を兼ねたものであった(旅客扱い廃止後も運転停車は存続した)。
  • 当駅が位置する場所は、市町村合併前の旧上長苗代村に相当する。当時ここに駅が置かれた理由は、鉄道の開通によって疫病(はやて)などが運ばれてくることを恐れたため、陸海軍の綱引きがあったためなど諸説あるが、結果として八戸市中心市街地から離れた位置に駅が置かれることになった。なお、本八戸駅八戸城裏手の掘割跡地という郊外に建設されたため、中心市街地までは若干の距離がある。
  • 西口および新幹線ホームが設置された場所は、かつて南部鉄道ホームおよび貨物線ホーム(八戸貨物駅開業後は車両基地および操車場)があった。貨物駅としての機能は戦後の物流市場拡大により八戸貨物駅に移転する格好となったため、当駅の構造は現在でも比較的高密度となっている。
  • 東西自由通路では様々なイベントが開催されることがあるほか、その通路の一部は「八戸公共交通アテンダントはちこ」の案内所「はちこステーション」がある。
  • 当駅の東口・西口共に電線地中化や道路網整備が推進されている。

隣の駅

JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
■ 東北・北海道新幹線
二戸駅 - 八戸駅 - 七戸十和田駅
八戸線
八戸駅 - (八戸貨物駅) - 長苗代駅
20px青い森鉄道
青い森鉄道線
快速「しもきた
八戸駅 - (上りの一部を除き下田駅) - 三沢駅
普通
北高岩駅 - 八戸駅 - (貨)八戸貨物駅 - 陸奥市川駅

かつて存在した路線

南部鉄道
南部鉄道線
尻内駅 - 張田駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ただし、『「青森・新青森⇔八戸・本八戸」の新幹線Wきっぷ』で青森市内から本八戸駅まで行く場合は、新幹線の自動改札を通ると、きっぷが回収されるため、新幹線・青い森鉄道の有人改札を通る様に案内される。
  2. 八戸線のみの場合
  3. 八戸市統計情報「運輸・通信」による。
  4. 1935年の数値は、鉄道省・編『改版日本案内記・東北篇』、博文館、1937年、194頁による。
  5. この年より、八戸線と新幹線のみの数字となる。
  6. 一時期、JRバスで久慈行きの路線バス停留所に使用されていたほか、十鉄バス専用の停留所として使用されていた。

出典

  1. 『新編八戸市史 近現代資料編1』八戸市、2007、344P
  2. 『新編八戸市史 近現代資料編1』八戸市、2007、345P
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009-12-06。
  4. “JR八戸駅 仮駅舎で開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2000年8月30日) 
  5. 「鉄道記録帳」、『RAIL FAN』第49巻第10号、鉄道友の会、2002年10月号、 22頁。
  6. 東北新幹線 新青森開業における運転時刻について (PDF) - JR東日本、2010年9月17日。
  7. 冬の増発列車のお知らせ (PDF) - JR東日本盛岡支社、2010年10月15日。
  8. 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  9. 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社2017年、 645頁。
  10. 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
  11. 新幹線駅別乗車人員(2016年度) - JR東日本
  12. 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
  13. 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
  14. 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
  15. 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
  16. 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
  17. 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
  18. 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
  19. 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
  20. 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
  21. 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
  22. 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
  23. 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
  24. 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
  25. 新幹線駅別乗車人員(2012年度) - JR東日本
  26. 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
  27. 新幹線駅別乗車人員(2013年度) - JR東日本
  28. 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
  29. 新幹線駅別乗車人員(2014年度) - JR東日本
  30. 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
  31. 新幹線駅別乗車人員(2015年度) - JR東日本
  32. 八戸西SIC申請へ/年内に地区協議会 - デーリー東北(2012年11月30日付、2013年5月15日閲覧)
  33. 乗り合いタクシー 愛称は「シンタクン」 デーリー東北:2010年7月22日
  34. シンタクン - 八戸公共交通ポータルサイト、2018年2月20日閲覧

利用状況

  1. 『改版日本案内記・東北篇』 博文館、1937年、p.194。

関連項目

外部リンク