北津軽郡

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青森県北津軽郡の範囲(1.板柳町 2.鶴田町 3.中泊町 薄緑・水色:後に他郡から編入した区域 薄黄:後に他郡に編入された区域)

北津軽郡(きたつがるぐん)は、青森県

人口36,686人、面積304.65km²、人口密度120人/km²。(2018年4月1日、推計人口

以下の3町を含む。

郡域

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、概ね以下の区域にあたる。

  • 五所川原市の大部分(小曲・十三を除く)
  • 青森市の一部(浪岡大字下石川)
  • 板柳町の大部分(林崎・深味・長野・太田・辻・横沢を除く)
  • 鶴田町の一部(岩木川以東)
  • 中泊町の全域

歴史

郡発足までの沿革

館野越村、下萢村、滝井村、大俵村、高増村、常海橋村、夕顔関村、三宅村、五林平村、中泉村、瀬良沢村、牡丹森村、柏木村、横萢村、松倉村、梅田村、沢田村、板屋野木村、福野田村、立木村、灰沼村、三千石村、宮内村、種田村、赤田村、石野村、野中村、野添村、五幾形村、狐森村、沖村、境村、前萢村、五町目村[1]、胡桃館村、中野村、山道村、欠落林村、小幡村、竹田村、大性村、菖蒲川村、笹森村、鶴泊村、鶴田村、亀田村、強巻村、大巻村、隠里村、大開村、玉川村、七ツ館村、広田村、岡田村、真黒屋敷村、姥萢村、湊村、半田村、五所川原村、喰川村、平井村、柏原村、長橋村、二本柳村、唐笠柳村、石岡村、吹畑村、漆川村、沖飯詰村、桜田村、新宮村、種井村、川山村、田川村、川元村、赤堀村、高瀬村、鶴ヶ岡村、藻川村、成戸村、下石川村、高野村、持子沢村、原子村、前田野目村、鞠野沢村、羽野木沢村、俵元村、豊成村、福山村、野里村、神山村、浅井村、飯詰村、朝日沢村、壱野坪村、独鼻村、石畑村、富川村、太刀打村、桃崎村、米田村、末広村、富升村、水野尾村、松野木村、福岡村、下新里村、若山村、金山村、天神村、川代田村、平町村、戸沢村、石田坂村、下岩崎村、毘沙門村、下毘沙門村、長富村、中柏木村、嘉瀬村、小栗崎村、小田川村、喜良市村、野崎村、金木村、川倉村、蒔田村、神原村、豊島村、富野村、芦野村、田茂木村、福井村、長泥村、豊岡村、川内村、福浦村、今岡村、芦部村、藤枝村、大沢内村、宮川村、久米田村、中里村、八幡村、深郷田村、高根村、薄市村、尾別村、相内村、太田村、今泉村、船岡村、磯松村、唐皮村、脇元村、板割沢村、小泊村、宮野沢村
  • 明治4年
  • 明治初年(154村)
    • 下萢村・沢田村が廃村。
    • 下毘沙門村が毘沙門村に合併。
    • 船岡村が廃村となり、八幡村に吸収。
    • 唐皮村が廃村となり、磯松村に吸収。
  • 明治9年(1876年)(一部は推定)(109村)
    • 松倉村が横萢村に、立木村が福野田村に、宮内村・種田村が三千石村に、野添村が野中村に、前萢村・五町目村が境村に、竹田村が小幡村に、笹森村が菖蒲川村に、亀田村が鶴田村に、大開村・玉川村が妙堂崎村に、半田村が湊村に、喰川村・平井村・柏原村が五所川原村に、二本柳村が石岡村に、川元村・赤堀村が田川村に、成戸村が藻川村に、鞠野沢村が前田野目村に、朝日沢村が飯詰村に、独鼻村・石畑村が壱野坪村に、富川村・桃崎村が太刀打村に、末広村・富升村が米田村に、福岡村・下新里村・若山村が松野木村に、天神村・川代田村が金山村に、平町村・石田坂村が戸沢村に、小栗崎村が嘉瀬村に、小田川村・野崎村が喜良市村に、福井村が鶴ヶ岡村に、川内村が豊岡村に、今岡村が福浦村に、芦部村が藤枝村に、久米田村が大沢内村に、板割沢村が相打村にそれぞれ合併。
    • 真黒屋敷村が岡田村を合併のうえ改称して稲実村となる。

郡発足以降の沿革

  • 明治11年(1878年
    • 10月30日 - 郡区町村編制法の青森県での施行により、津軽郡のうち五所川原村ほか109村の区域に行政区画としての北津軽郡が発足。郡役所が五所川原村に設置。
    • 三宅村が五林平村に合併。(108村)
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1.五所川原村 2.梅沢村 3.板屋野木村 4.鶴田村 5.中川村 6.七和村 7.松島村 8.嘉瀬村 9.金木村 10.中里村 11.相内村 12.小泊村 13.小阿弥村 14.沿川村 15.六郷村 16.栄村 17.三好村 18.長橋村 19.飯詰村 20.喜良市村 21.武田村 22.内潟村 23.脇元村(紫:五所川原市 桃:中泊町 赤:鶴田町 橙:板柳町 水色:青森市)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。(23村)
    • 五所川原村(単独村制。現・五所川原市)
    • 梅沢村 ← 横萢村、瀬良沢村、沖村(現・鶴田町)、梅田村、中泉村(現・五所川原市)
    • 板屋野木村 ← 板屋野木村、灰沼村、福野田村、三千石村、赤田村、欠落林村、小幡村(現・板柳町)
    • 鶴田村 ← 鶴田村、強巻村、大巻村、大性村、菖蒲川村、鶴泊村(現・鶴田町)
    • 中川村 ← 川山村、田川村、新宮村、長橋村、種井村、沖飯詰村、桜田村(現・五所川原市)
    • 七和村 ← 原子村、高野村、持子沢村、前田野目村、羽野木沢村、俵元村(現・五所川原市)、下石川村(現・青森市)
    • 松島村 ← 金山村、太刀打村、米田村、壱野坪村、石岡村、吹畑村、漆川村、唐笠柳村、水野尾村(現・五所川原市)
    • 嘉瀬村 ← 嘉瀬村、毘沙門村、長富村、中柏木村(現・五所川原市)
    • 金木村 ← 金木村、蒔田村、神原村、川倉村、藤枝村(現・五所川原市)
    • 中里村 ← 中里村、深郷田村、八幡村、大沢内村、宮野沢村、宮川村(現・中泊町)
    • 相内村 ← 相内村、太田村(現・五所川原市)
    • 小泊村(単独村制。現・中泊町)
    • 小阿弥村 ← 柏木村、高増村、大俵村、牡丹森村、狐森村、五幾形村(現・板柳町)
    • 沿川村 ← 常海橋村、五林平村、夕顔関村、館野越村、滝井村(現・板柳町)
    • 六郷村 ← 胡桃館村、境村、中野村、山道村(現・鶴田町)、石野村、野中村(現・板柳町)
    • 栄村 ← 広田村、稲実村、七ツ館村、姥萢村、湊村(現・五所川原市)
    • 三好村 ← 鶴ヶ岡村、藻川村、高瀬村(現・五所川原市)
    • 長橋村 ← 野里村、神山村、松野木村、戸沢村、豊成村、福山村、浅井村(現・五所川原市)
    • 飯詰村 ← 飯詰村、下岩崎村(現・五所川原市)
    • 喜良市村(単独村制。現・五所川原市)
    • 武田村 ← 富野村、豊島村、豊岡村、福浦村、芦野村、田茂木村、長泥村(現・中泊町)
    • 内潟村 ← 薄市村、尾別村、高根村、今泉村(現・中泊町)
    • 脇元村 ← 脇元村、磯松村(現・五所川原市)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治28年(1895年3月27日 - 板屋野木村が改称して板柳村となる。
  • 明治31年(1898年7月1日 - 五所川原村が町制施行して五所川原町となる。(1町22村)
  • 大正9年(1920年
    • 2月11日 - 金木村が町制施行して金木町となる。(2町21村)
    • 4月1日 - 板柳村が町制施行して板柳町となる。(3町20村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和16年(1941年
  • 昭和12年(1942年)7月1日 - 「北津軽地方事務所」が五所川原町に設置され、本郡を管轄。
  • 昭和29年(1954年)10月1日 - 五所川原町・長橋村・飯詰村・栄村・松島村・中川村・三好村が合併して五所川原市が発足し、郡より離脱。(4町12村)
  • 昭和30年(1955年
    • 3月1日 (4町6村)
      • 嘉瀬村の一部(毘沙門)が五所川原市に編入。
      • 金木町、喜良市村および嘉瀬村の一部(嘉瀬・中柏木・長富)が合併して金木町が発足。
      • 中里町・武田村・内潟村が合併し、改めて中里町が発足。
      • 鶴田町・六郷村・梅沢村が西津軽郡水元村と合併し、改めて鶴田町が発足。
    • 3月10日 - 板柳町・沿川村・小阿弥村が南津軽郡畑岡村と合併し、改めて板柳町が発足。(4町4村)
    • 3月31日 - 脇元村・相内村が西津軽郡十三村と合併して市浦村が発足。(4町3村)
  • 昭和31年(1956年
    • 8月10日
      • 金木町の一部(長富)が五所川原市に編入。
      • 板柳町の一部(林崎のうち字沼田・字平岡の各一部を除く)が南津軽郡藤崎町に編入。
    • 9月30日(4町2村)
      • 七和村の一部(下石川)が南津軽郡浪岡町に編入。
      • 七和村の残部が五所川原市に編入。
    • 11月1日 - 鶴田町の一部(梅田・中泉)が五所川原市に編入。
  • 昭和33年(1958年)4月1日 - 鶴田町の一部(石野・野中)が板柳町に編入。
  • 平成17年(2005年3月28日(3町)
    • 金木町・市浦村が五所川原市と合併し、改めて五所川原市が発足、郡より離脱。
    • 中里町・小泊村が合併して中泊町が発足。

変遷表

行政

  • 歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1878年)10月30日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

  1. 記載は五条野目村。

参考文献

関連項目

先代:
津軽郡
行政区の変遷
1878年 -
次代:
(現存)