北海道庁 (1886-1947)

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旧本庁舎(赤レンガ)(2009年10月撮影)

北海道庁(ほっかいどうちょう)は、1947年まで存在した、内務省直轄の行政区画北海道を管轄する地方行政官庁である。

概要

北海道庁長官の下に、長官官房、総務部、学務部、経済部、土木部、拓殖部、警察部が置かれ、事務を分掌した。北海道はその成立の歴史的経緯等から他の府県とは法的な位置付けが異なり、北海道地方費法(明治34年法律3号)に基づいて設置された「北海道地方費」を他の府県に準ずる公法人扱いとした。また別途に北海道会法(明治34年法律2号)があり、これに基づいて北海道会(現在の北海道議会に相当する)及び北海道参事会が設けられた。なお、これらの法令においては府県制の規定が準用される部分も多く見られた。

歴史

歴代長官

官選
  • 初代 : 岩村通俊 (1886年1月26日 - 1888年6月15日)
  • 2代 : 永山武四郎 (1888年6月15日 - 1891年6月15日)
  • 3代 : 渡辺千秋 (1891年6月15日 - 1892年7月19日)
  • 4代 : 北垣国道 (1892年7月19日 - 1896年4月7日)
  • 5代 : 原保太郎 (1896年4月7日 - 1897年9月4日)
  • 6代 : 安場保和 (1897年9月4日 - 1898年7月16日)
  • 7代 : 杉田定一 (1898年7月16日 - 1898年11月12日)
  • 8代 : 園田安賢 (1898年11月12日 - 1906年12月20日)
  • 9代 : 河島醇 (1906年12月20日 - 1911年4月28日)
  • 10代 : 石原健三 (1911年5月16日 - 1912年12月28日)
  • 11代 : 山之内一次 (1912年12月28日 - 1913年2月17日)、元内務省警保局保安課長。
  • 12代 : 中村純九郎 (1913年2月27日 - 1914年4月21日)
  • 13代 : 西久保弘道 (1914年4月21日 - 1915年8月12日)
  • 14代 : 俵孫一 (1915年8月12日 - 1919年4月18日)
  • 15代 : 笠井信一 (1919年4月18日 - 1921年5月27日)、元警察講習所教授。
  • 16代 : 宮尾舜治 (1921年5月27日 - 1923年9月29日)
  • 17代 : 土岐嘉平 (1923年9月29日 - 1925年9月16日)
  • 18代 : 中川健藏 (1925年9月16日 - 1927年4月30日)
  • 19代 : 沢田牛麿 (1927年4月30日 - 1929年7月5日)
  • 20代 : 池田秀雄 (1929年7月7日 - 1931年10月2日)
  • 21代 : 佐上信一 (1931年10月2日 - 1936年4月22日)
  • 22代 : 池田清 (1936年4月22日 - 1937年6月5日)
  • 23代 : 石黒英彦 (1937年6月5日 - 1938年12月23日)
  • 24代 : 半井清 (1938年12月23日 - 1939年9月5日)
  • 25代 : 戸塚九一郎 (1939年9月5日 - 1942年6月15日)
  • 26代 : 坂千秋 (1942年6月15日 - 1945年4月21日)
  • 27代 : 熊谷憲一 (1945年4月21日 - 1945年10月27日)
  • 28代 : 持永義夫 (1945年10月27日 - 1946年1月25日)
  • 29代 : 留岡幸男 (1946年1月25日 - 1946年4月25日)
  • 30代 : 増田甲子七 (1946年4月25日 - 1947年2月4日)
  • 31代 : 岡田包義 (1947年2月4日 - 1947年4月21日)
公選
  • 32代 : 田中敏文 (1947年4月21日 - 1947年5月2日)

関連項目

先代:
札幌県・根室県・函館県
行政区の変遷
1886年 - 1947年
次代:
北海道