千早赤阪村

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千早赤阪村(ちはやあかさかむら)は、大阪府南河内地域に位置する

2016年11月時点で、大阪府下で唯一ので、人口が最も少ない。楠木正成の出身地として知られ、役行者が修行したと言われる金剛山棚田などの自然に囲まれた、歴史と観光の村である。キャッチフレーズは「一冊の絵本のような村」。

地理

隣接している自治体

歴史

  • 1956年昭和31年)9月30日 - 千早村赤阪村が合併して発足。
  • 2002年平成14年)から富田林市太子町河南町との間で合併協議がなされたが、合併方式をめぐって対立し解散した。
  • 2008年(平成20年)2月 - 河内長野市との法定協議会設置議案を村議会が可決。編入合併の予定で、合併が実現すれば大阪府からが消滅することになっていた。しかし翌2009年(平成21年)、村議会による河内長野市への編入合併に関する議案に対して反対意見が多数。結果、河内長野市への編入合併は白紙撤回され、府内から村が消滅することはなかった。
  • 2014年(平成26年)3月31日 - 過疎地域に指定[1]大阪府には長い間、神奈川県[2]とともに過疎地域に指定されている市町村が一つもなかったが、この指定で千早赤阪村が府内初の過疎地域となった。

行政

議会

村議会

定数は7人。2016年6月20日時点での会派構成は以下の通り。

会派名 議席数 所属党派
日本共産党 2 日本共産党
公明党 1 公明党
平政会 4

2013年4月21日改選[3]

  • 隣接する河内長野市との市町村合併の是非を問う議会において、合併推進派の議長が議会内の意見をまとめ切れなかった理由で議長職を辞任(村議会は議長と副議長を含め、合併推進派と反対派とが5対5)した。代わって合併反対派の副議長が議長席に着き、後任議長人事を進めるも、全議員が一身上の都合により議長就任を辞退した。結局合併反対派の副議長が議事進行を司る事で一致し、合併推進決議案は5対4で可決、住民投票条例は4対5で否決となった。

経済

産業

村内にはコンビニエンスストアが一つもない[4]

日本郵政グループ

(2012年12月現在)

  • 日本郵便株式会社
    • 千早赤阪小吹(こぶき)郵便局(小吹) - ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局。
    • 千早簡易郵便局(千早)
    • 水分(すいぶん)簡易郵便局(水分)
    • 東阪(あずまざか)簡易郵便局(東阪)

※千早赤阪村内全域の郵便番号は「585-00xx」(南河内郡河南町の全域と同じ)で、集配業務は河南郵便局(河南町白木)が担当している。

姉妹都市・提携都市

国内

地域

人口

2010年国勢調査で、前回(2005年)調査からの人口増減をみると、8%減の6,015人であり、増減率は府下43市町村中41位、72行政区域中69位[5]。2014年に大阪府で初めての過疎地域に指定された。

千早赤阪村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

教育

交通

鉄道

村内に軌道鉄道路線はない。通常南海電気鉄道高野線河内長野駅河内長野市)や近畿日本鉄道長野線富田林駅富田林市)が最寄の駅として使われる。南海千早口駅(河内長野市)からは村内への公共交通がなく、大字千早まで道路で8km以上離れている[6]

  • 金剛登山鉄道
1927年には金剛登山鉄道が御所市葛〜葛城と共に当村の千早〜川上間の免許を取得したが、1930年には免許が失効している[7]

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

出身有名人

脚注

  1. ●平成26年3月31日付けで以下の市町村が公示されました(4月1日施行)。
  2. これまで過疎地域がなかった神奈川県も、足柄下郡真鶴町2017年から過疎地域指定されたことから、神奈川県にも初の過疎地域が存在することになった。
  3. 千早赤阪村議会議員選挙(2013年4月21日投票)候補者一覧|政治・選挙プラットフォーム【政治山】
  4. “コンビニがない! 村誘致も助成効果なく 千早赤阪”. 毎日新聞. (2017年4月23日). https://mainichi.jp/articles/20170423/k00/00e/040/168000c . 2017閲覧. 
  5. 総務省統計局「平成22年国勢調査」
  6. 3.5km離れた河内長野市太井まで行けば南海のバス停があり、金剛山方面(千早)へ行ける。
  7. 森村誠之著、『鉄道未成線を歩く私鉄編』p187、2001年、JTB

外部リンク

関連項目