南西諸島

提供: miniwiki
移動先:案内検索

南西諸島(なんせいしょとう)

九州島とタイワン (台湾) 島との間,太平洋上に飛び石状に連なる弧状列島。海上保安庁水路部が用いはじめた行政上の地名。北半は薩南諸島と呼ばれ,南半は琉球諸島と呼ばれる。薩南諸島は大隅諸島,吐 喇 (とから) 列島,奄美 (あまみ) 群島の3諸島および口之三島 (竹島,硫黄島,黒島) ,草垣群島,宇治群島から成るが,狭義には上記3諸島をさすこともある。琉球諸島は沖縄諸島,先島諸島から成る。地学的に,南西諸島そのもの,または南西諸島のうち奄美大島以南を琉球弧,琉球列島と呼ぶことがある。黒潮の影響を受け気候温暖で亜熱帯性植物が茂り,バナナ,パイナップルなどを産する。台風の通過コースに位置するため,しばしば大きな被害を受ける。第2次世界大戦後北緯 29°以南はアメリカ合衆国の管理下におかれていたが,1952年吐 喇列島,53年奄美群島,72年琉球諸島が日本に返還された。



楽天市場検索: