反韓

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反韓(はんかん、: Anti-South Korean)とは、政治的理由から大韓民国に対し批判的な立場を取ること、または在外の韓国人に対する住民の悪感情を指す。

概要

この言葉は朝鮮半島南北分断と共に発生したものと思われる。『朝鮮戦争アメリカ帝国主義者による朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への侵略であり、「南朝鮮(韓国)」は彼らの傀儡政権である』という北朝鮮側の従来の主張に同調する者の立場で、親北同義語とも考えられる。よって韓国の歴代軍事政権は、金大中など反体制活動家を支持することも反韓と見なした。

日本における反韓

日本では、対共産圏補完外交を標榜する日本社会党が主にこの立場を支えてきたといわれる。北朝鮮日本人拉致を認めた現在では同党のかつてのような影響力は薄らいでいる。同党のみならず、当時の進歩的マスメディアや進歩的文化人の多くは大韓民国政府のみを朝鮮にある唯一の合法的な政府であると確認している日韓基本条約の締結・批准に強硬に反対し、自由民主党 (日本)民主正義党民主共和党 (韓国)の「日韓癒着」を激しく批判した。さらに金大中事件に際しては主権侵害に憤る保守層をも巻き込んだ反韓感情が渦巻いた。

近年の日本では逆に右派保守派の人々の間で、歴史認識問題や竹島(韓国名:独島)の領土問題といった政治的対立をめぐって韓国に反感を抱く人々が増えており、反韓感情が拡大している現状がある。このほか、日本や中国や台湾において、「何でも自国文化を韓国発祥だと主張している」「著名人を根拠なくコリアンやコリアン系の同胞だと主張している」として、韓国に対して嫌悪感を持つ人々も出てきている。

アメリカにおける反韓

アメリカのジョージア州で韓国系自動車部品工場で黒人女性労働者が作業中に死亡したことについて、韓国側は持病によるものだと主張するなどして対立が生じ、2013年6月には反韓デモが起きている[1]

インドにおける反韓

インドバンガロールでは韓国人宣教師が自身が運営する孤児院少女を数年間に渡り常習的に強姦していたことが明るみとなり反韓感情で沸き立っている[2]。この少女強姦事件ではインド警察は少女への暴行を記録した動画を確保するとともに強姦され続けた少女が孤児院の前で記者会見を開き韓国人宣教師を警察に告発したところ[2]、韓国人宣教師は逃走した[2]。事件について、韓国のキリスト教関係者は何ら反応を示すこともなく[2]、現地インドでは反韓感情が湧きおこっている[2]

脚注

関連項目