右筆

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ゆうひつ

祐筆とも書き,筆で文を書くこと。

また武家の職名で貴人に侍し,文書を書く役目の人。右筆の文字は鎌倉時代からみえ,鎌倉幕府では引付衆の下役に,室町幕府でも右筆方があり,右筆は奉行人などと呼ばれている。

戦国時代にも大名の身辺に右筆をおいた。江戸幕府も大老老中若年寄の下に奥右筆,表右筆をおいた。また諸藩の大名も身辺に右筆をおくことが多かった。