国勢調査

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国勢調査(こくせいちょうさ)

一定の時点で国民全人口やその属性を,国家が観察する実地調査。センサスの邦訳。日本では 1920年が最初で,ほぼ5年ごとに実施され,第2次世界大戦後は統計法に基づき,10年ごとに大規模調査 (1950,60,70,80,90,2000) ,その中間年次が簡易調査となっている。ただし終戦時の 45年に代って実施された 47年センサス以降は,現在人口主義を常住人口主義に変え,雇用についても平常の就業を知る有業者統計から,実際の就業を知る労働力統計に変えた。国勢調査は指定統計第1号でもあり,戦前の人口統計の性格から,戦後は家計全般の大枠を把握するように拡大されてきた。すなわち,人口,労働,住居項目は毎回調査され,55年以後では従業地や世帯人員も共通項目となった。その後,社会状況に応じて調査項目の削除,追加が行われているが,家計関係の標本調査の母集団としても重要なものである。

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