坂本冬美

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坂本 冬美
出生名 坂本 冬美
生誕 (1967-03-30) 1967年3月30日(57歳)
出身地 日本の旗 日本和歌山県西牟婁郡上富田町
ジャンル 演歌
活動期間 1987年 - 2002年2003年 -
レーベル ユニバーサル ミュージック
(Prime Music / サクラスターレコード)
事務所 ティアンドケイ・ミュージック
共同作業者 猪俣公章 細野晴臣 忌野清志郎
公式サイト 坂本冬美オフィシャルWebサイト

坂本 冬美(さかもと ふゆみ、本名同じ、1967年3月30日 - )は、日本演歌歌手女優。血液型O型

来歴

生い立ち

1967年3月30日[1]和歌山県西牟婁郡上富田町に生まれる[2]。3月生まれで、生まれた季節は春であるのに、「冬美」という名前をつけたのは、生まれた時に肌が冬雪のように白かった事から、叔父がつけた[3]

1979年、上富田町立朝来(あっそ)小学校を卒業する。

中学生時代の作文で、将来の夢は演歌歌手であることを記していた[4]。当時は石川さゆりのファンだった[4]。中学・高校時代はソフトボール部に所属。ポジションはキャッチャーで、チームのキャプテンも務めた[1]。この時、よく野次る選手だったという[5]。ソフトで県大会に出場した時には1回戦負けを喫したこともあった[6]

1982年に上富田町立上富田(かみとんだ)中学校を卒業する。

高校生時代に和歌山アドベンチャーワールド(パンダ飼育数国内トップ)でバイトをしていた。

会社員時代

1985年和歌山県立熊野高等学校を卒業する。高校卒業後は大阪市内のあるレストランのオーナー会社で経理担当として勤務するも約4か月で退社して和歌山へ戻り、和歌山放送のディレクターの紹介で梅干し会社「株式会社ウメタ」に入社[7]。同社で勤務する傍ら、演歌歌手を目指して歌の練習のためカラオケ教室へ通っていた[4]放送大学教養学部入学。

演歌歌手デビュー

1986年NHKの『勝ち抜き歌謡天国』(和歌山大会)で名人となり、「関西演歌大賞カラオケコンクール」でも優勝[1]。『勝ち抜き歌謡天国』で歌唱指導を担当していた猪俣公章の勧めで上京し、同年4月から11月まで猪俣の内弟子を務める[1]マルシアは坂本の妹弟子にあたり現在でもとても仲が良い。

本名が芸名になり、デビュー直前になったところで、師匠の猪俣は冬美の「冬」の字を寒い、寂れたようなイメージだと嫌って「冬美を『ふゆみ』と平仮名の芸名にして欲しい」と主張したが、その時既各種印刷物など準備が進んでおり、それらを全部刷り直すのに資金も手間もかかるなどの理由からスタッフは猪俣を説得し直して、ようやく折れて「坂本冬美」としてデビューすることとなった[8]

1987年に「あばれ太鼓」でデビュー。同曲は80万枚を超える売上を記録[9]。初期は同曲の他、「祝い酒」「男の情話」「男惚れ」など男歌が中心だった。本人は猪俣に「この歌は売れませんね」と言ってしまい、大目玉をくらった[10]

1991年細野晴臣忌野清志郎HISを結成。アルバム『日本の人』発売。忌野とはそれ以前にもRCサクセションのアルバム『COVERS』に参加するなど、接点があった。2005年に発売された、NHKラジオ第1『旅するラジオ こんにちは!80ちゃんです』のテーマ曲「Oh, My Love」も、当初HISのユニットで発売予定だったが、坂本冬美個人名での発売となった。芸術選奨新人賞大衆芸能舞踊部門を受賞。

1993年第44回NHK紅白歌合戦に出場した際、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の主題歌「ムーンライト伝説」を森口博子西田ひかると共に、セーラーサターンのコスプレをして歌った。

火ざくら伝説/大下英治・著【1996年4月6日発刊】  内容は坂本冬美の誕生からデビュー、10周年を迎えるまでの軌跡を辿ったものである。

芸能活動一時休業

2002年3月に持病の膵臓炎の治療専念など諸事情により、歌手業を含めた一切の芸能活動を休止する。休業前に自宅を猪俣の妻へ売却して、その後和歌山の実家へ一年間休養を兼ねて戻った。実家から全国各地へ旅行や温泉へ行ったりしてのんびりと一年間休養できて、旅行先などでは全く気づかれなかったと復帰直後に出演した『徹子の部屋』で語っていた[11]。なお、坂本の活動休止期間中には都内の自宅売却などの身辺整理を行ってから故郷の和歌山へ戻ったために重病説や死亡説、さらに隠し子を産んだ説まで、根拠の無い様々な噂話がマスコミの間で飛び交っていた[12]

活動再開

歌手復帰のきっかけとなったのは、実家のテレビで視た二葉百合子の65周年リサイタルで「岸壁の母」を聴いた時に、坂本自身大変感銘を受けた事からだった。坂本は「二葉先生のような強い喉と精神力を作りたい」と事前に手紙を送った上で、直接二葉の自宅を訪ねた。坂本は「歌に対しての自信を完全に失い、人前で歌うのが怖くなってしまったのです。引退しようとも本気で考えていました」等と述べた後、二葉は「あなたも『歌の壁』にぶつかったのね。その歌の壁に気付いたというのは、あなたが成長している証拠で、とても素晴らしいことなの。私だって今迄何回も歌の壁にぶつかって、その度に乗り越えて来たからこそ今があるのよ」と、激励の言葉を掛けて頂いたという[13]。その後2002年11月から二葉の元でレッスンを始め、完全復活へとつなげた[11]

休業から丁度1年後の2003年4月1日、『NHK歌謡コンサート』へ生出演を果たし、芸能活動の再開を宣言。同年、紅白歌合戦にも返り咲きを決め、デビュー曲「あばれ太鼓」を歌唱するが、曲の終盤で思わず涙声となる場面があった[11]

2006年第3回ザ・ビューティー・ウィーク・アワード「着物、アップ髪が最も似合う人」受賞。2008年10月、「和歌山県ふるさと大使」の第一号となった[14]

2016年毎日芸術賞特別賞受賞。

人物

家族

家族構成は母、姉、弟で父は故人である。現在も私生活では独身を通す。

交友関係

坂本と同じ女性演歌歌手の伍代夏子藤あや子と公私共に大変仲が良いとの事。 二葉百合子門下生の藤あや子、原田悠里島津亜矢石原詢子とは「二葉組」を結成しており、互いをあだ名で呼び合う仲であるという。 彼女らとはゴルフ仲間でもあり、藤、石原、坂本の3人でペンションを借りて合宿をしたこともある。

梅干し

高校卒業後、地元の梅干し会社株式会社ウメタに就職し、梅干しの塩分等の検査に従事していた[1][15]。また、梅干の味に関しては非常にうるさいという。本人曰く「(工場に勤務していたからでは無く)生まれ育った紀州の風土によるもの」と説明している[16]。本人は紀州南高梅しか食べず、それ以外の梅干は一切食べないと公言している[17]。この様に、故郷和歌山に対する郷土愛は非常に強く、和歌山県にもそれが認められた。コンサートグッズでも、薄塩、しそ、はちみつの3種類を当日和歌山より直送でコンサート会場に送ってもらい販売している[18]

その他

音楽

シングル

# 発売日 タイトル 作詞 作曲 編曲 オリコン
最高位
1980年代
1 1987年
3月4日
あばれ太鼓 たかたかし 猪俣公章 京建輔 19位
2 1987年
11月25日
あばれ太鼓
〜無法一代入り〜
たかたかし 猪俣公章 京建輔 -
3 1988年
4月6日
祝い酒 たかたかし 猪俣公章 小杉仁三 16位
4 1989年
3月8日
男の情話 松井由利夫 猪俣公章 馬場良 7位
5 1989年
6月7日
男の情話
〜セリフ入り〜
松井由利夫 猪俣公章 馬場良 71位
1990年代
6 1990年
1月24日
雨あがり 麻こよみ 猪俣公章 小杉仁三 55位
7 1990年
5月9日
能登はいらんかいね 岸元克己 猪俣公章 京建輔 13位
8 1991年
4月12日
火の国の女 たかたかし 猪俣公章 京建輔 19位
9 1992年
4月22日
男惚れ 星野哲郎 猪俣公章 京建輔 16位
10 1993年
4月28日
恋は火の舞 剣の舞 多夢星人 堀内孝雄 川口真 26位
11 1994年
2月2日
船で帰るあなた 池田充男 猪俣公章 京建輔 29位
12 1994年
9月7日
夜桜お七 林あまり 三木たかし 若草恵 24位
13 1995年
6月7日
うずしお 岡田冨美子 浜圭介 若草恵 30位
14 1995年
12月13日
夢ん中 阿久悠 森田公一 矢野立美 67位
15 1996年
3月27日
螢の提灯 阿久悠 宇崎竜童 若草恵 50位
16 1996年
3月27日
さよなら小町 林あまり 四方章人 あかのたちお 75位
17 1996年
3月27日
TOKYOかくれんぼ 真名杏樹 三木たかし 岸村正実 81位
18 1996年
11月13日
銃爪 世良公則 奥居史生 -
19 1997年
3月5日
大志 たかたかし 市川昭介 南郷達也 44位
20 1998年
3月11日
ふたり咲き 麻こよみ 岡千秋 南郷達也 31位
21 1999年
2月10日
風に立つ たかたかし 弦哲也 桜庭伸幸 40位
2000年代
22 2000年
3月8日
夜叉海峡 荒木とよひさ 弦哲也 桜庭伸幸 38位
23 2000年
9月6日
風鈴 荒川利夫 花笠薫 宮崎慎二 39位
24 2001年
4月11日
凛として たかたかし 徳久広司 南郷達也 30位
25 2002年
1月17日
男侠 たかたかし 岡千秋 南郷達也 37位
26 2002年
9月4日
うりずんの頃 永井龍雲 川村栄二 43位
27 2003年
9月3日
気まぐれ道中 たかたかし 岡千秋 南郷達也 17位
28 2003年
11月12日
忍冬 内館牧子 平尾昌晃 若草恵 46位
29 2004年
9月8日
播磨の渡り鳥 松井由利夫 水森英夫 前田俊明 24位
30 2005年
5月11日
陽は昇る たかたかし 岡千秋 石倉重信 27位
31 2005年
7月27日
Oh,My Love
〜ラジオから愛のうた〜
忌野清志郎 細野晴臣 98位
32 2005年
11月2日
ふたりの大漁節 やしろよう 花笠薫 前田俊明 24位
33 2006年
6月7日
羅生門 新本創子 浜圭介 若草恵 29位
34 2006年
11月1日
秋まつり、お月さま グディングス利奈
G.SATO
グディングス利奈 権藤知彦 179位
35 2007年
3月7日
雪国
〜駒子 その愛〜
たかたかし 弦哲也 前田俊明 32位
36 2008年
3月19日
紀ノ川 たきのえいじ 弦哲也 前田俊明 18位
37 2009年
1月7日
また君に恋してる 松井五郎 森正明 若草恵 3位
2010年代
38 2010年
9月29日
ずっとあなたが好きでした 松井五郎 森正明 若草恵 15位
39 2011年
5月17日
桜の如く たかたかし 徳久広司 馬飼野俊一 21位
40 2011年
9月14日
おかえりがおまもり 川村結花 若草恵 53位
41 2012年
3月30日
人時 谷村新司 萩田光雄 58位
42 2013年
10月2日
男の火祭り たかたかし 杉本眞人 南郷達也 31位
43 2015年
3月4日
風うた 吉田旺 杉本眞人 坂本昌之 47位
44 2016年
3月2日
北の海峡 たかたかし 岡千秋 南郷達也 -
45 2016年
8月17日
女は抱かれて鮎になる 荒木とよひさ 弦哲也 南郷達也 36位
46 2017年
3月8日
百夜行 荒木とよひさ 弦哲也 川村栄二 -

企画シングル

タ イ ト ル 発 売 日 最高位 作 詞 作 曲 備 考
夜空の誓い 1991.06.28 24位 中曽根章友 忌野清志郎 中曽根章友 忌野清志郎 細野晴臣、忌野清志郎と共にHISとして発売
日本の人 1991.11.27 -
心の糸 1995.04.26 42位 たきのえいじ 杉本真人 阪神・淡路大震災AID SONG
香西かおり伍代夏子・坂本冬美・長山洋子藤あや子」名義
花はただ咲く 2013.02.20 55位 さくらももこ 宮沢和史 ミヤネ屋』EDテーマ曲
(さくら)ももこ・宮沢の頭文字Mを取り、「坂本冬美 with M2」として発売
明日へと 2013.12.20 - ウインズ平阪 ウインズ平阪 2015紀の国わかやま国体紀の国わかやま大会イメージソング

アルバム

オリジナル・アルバム

No. タ イ ト ル 発 売 日
1 あばれ太鼓 1987.04.22
2 あばれ太鼓〜無法一代入り〜 1987.11.25
3 祝い酒 1988.04.29
4 男の情話 1989.04.12
5 能登はいらんかいね 1990.05.23
6 火の国の女 1991.05.31
7 男惚れ 1992.06.24
8 夜桜お七〜冬美・いい歌やま盛り〜 1994.12.21
9 冬美十艶 1996.05.22
10 ふたり咲き 1998.07.29
11 冬美ルネッサンス 2001.07.25
12 浮世草紙 2005.01.26
13 名作歌つづり 2008.05.28
14 愛してる…Love Songs III 2012.03.30

カバー・アルバム

No. タ イ ト ル 発 売 日 備 考
1 坂本冬美 演歌全集
女の駅〜舟唄
1988.07.06 演歌のヒット曲をカバー
2 坂本冬美ナツメロ名曲集 1990.06.27 「すみだ川」「船頭小唄」などのナツメロをカバー
3 坂本冬美選曲集 1990.12.05 既発売シングル曲2曲、新曲4曲に加え
花束(ブーケ)」「小樽運河」などの演歌・歌謡曲のヒット曲をカバー
4 冬美・いい歌みぃつけた!
〜阿久悠と黄金の'70年代〜
1995.12.13 1970年代の阿久悠作品をカバー
5 追伸
〜冬美こころの猪俣メロディー〜
1999.06.09 猪俣公章作品をカバー
6 坂本冬美ヒットカバー名曲集 2002.11.16 デビュー当時からのカバー曲集(新録なし)
7 星に祈りを
〜猪俣公章作品集〜
2006.07.19
2007.02.03
猪俣公章作品のセルフカバー
未発表曲1曲収録
8 好きです日本 2006.11.22 ご当地ソング集
カバー7曲、セルフカバー8曲、既発曲1曲
9 Love Songs
〜また君に恋してる〜
2009.10.07 1970年代、1980年代のラブソングをカバー
フォーク、ポップス、ニューミュージックでまとめた13曲
10 Love Songs II
〜ずっとあなたが好きでした〜
2010.12.08 “冬に聴きたいラブソング”をコンセプトに、
シングル「ずっとあなたが好きでした」のほか、カバー曲11曲収録
11 Love Songs IV
〜逢いたくて 逢いたくて〜
2013.11.27 1960年代、1970年代の日本の女性歌手が歌った歌謡曲をカバー
全12曲収録
12 Love Songs V
〜心もよう〜
2014.11.26 歌謡曲が最も輝いていた時代の12のラヴ・ソング
全12曲のカバー
13 Love Songs VI
〜あなたしか見えない〜
2015.11.25 「Love Songs」シリーズの最終章にあたる。
1960年代に日本で和製ポップスとして流行した洋楽曲をカバー[19]

ライブ・アルバム

No. タ イ ト ル 発 売 日
1 坂本冬美 いい女になりたいコンサート 1990.02.07
2 坂本冬美8周記念リサイタル〜歌づくし〜 1994.07.27

ベスト・アルバム

No. タ イ ト ル 発 売 日
1 坂本冬美全曲集 1988.10.26
2 坂本冬美ニュー・ベスト 1988.11.26
3 ベスト・ナウ 坂本冬美 1989.11.01
4 坂本冬美全曲集 1990.10.24
5 坂本冬美全曲集 1991.10.23
6 坂本冬美全曲集 1992.10.22
7 歌カラベスト4「男惚れ」 1992.08.05
8 坂本冬美リクエストベスト16 1993.06.09
9 猪俣公章メモリアルベスト 1993.09.29
10 坂本冬美 歌カラリクエスト4(バラード編) 1993.11.17
11 坂本冬美ベストアルバム 1994.05.25
12 坂本冬美全曲集 1995.10.25
13 坂本冬美全曲集 1996.10.23
14 坂本冬美全曲集 1997.10.22
15 坂本冬美・おとこ歌全曲集 1998.03.25
16 坂本冬美全曲集 1998.10.21
17 歌カラベスト4/坂本冬美 1998.12.09
18 坂本冬美全曲集 1999.10.20
19 坂本冬美全曲集2001 2000.10.12
20 坂本冬美全集 2001.08.29
21 坂本冬美全曲集2002 2001.10.06
22 男侠〜ミニベストアルバム 2002.01.30
23 坂本冬美2003全曲集 Vol.1 2002.10.09
24 坂本冬美2003全曲集 Vol.2 2002.10.09
25 冬美カップリングベスト 2003.02.14
26 坂本冬美2004全曲集 2003.09.10
27 坂本冬美全曲集 2004.09.29
28 坂本冬美全曲集 カラオケ付限定盤 2005.09.07
29 坂本冬美全曲集 2005.09.28
30 坂本冬美2007全曲集 2006.09.27
31 坂本冬美2008全曲集 2007.09.26
32 坂本冬美全曲集 2008.09.26
33 坂本冬美ベスト 凛 2009.12.02
34 坂本冬美 SUPER BEST 2011.09.28
35 桜〜リクエスト・ベスト〜 2012.11.28

企画アルバム

タ イ ト ル 発 売 日 備 考
日本の人 1991.07.19 細野晴臣忌野清志郎と共にHISとして発売

映像作品

No. タ イ ト ル 発 売 日
1 熱唱! 坂本冬美 いい女になりたいコンサート 1990.01.12
2 いま、わたしは炎です。 1991.02.27
2006.02.22
3 演歌の花道 1993.07.07
4 リサイタル'94 ずっと、あなたの冬美です。 1994.07.27
2006.02.22
5 10周年記念リサイタル 1996.12.21
1997.01.01
6 演歌の花道2 1997.11.07
7 ビデオ・クリップ集 凛として 2001.12.19
8 坂本冬美DVDベストアルバム 2005.12.21
9 Clips〜ずっとあなたが好きでした〜 2010.12.08
10 〜歌の夢 歌の旅〜 MY FAVORITE SONGS FUYUMI SAKAMOTO 2011.12.21

出演

ドラマ

テレビ番組

NHK紅白歌合戦出場歴

昭和時代最後となる第39回1988年)に、歌手デビューから2年目の「祝い酒」がロング・ヒットを果たして紅白初出場。その後は第52回2001年)まで、14年連続での出場を重ねていたが、歌手活動を1年間休止中だった第53回2002年)は紅白不出場に。しかし、第54回2003年)に2年ぶりの紅白カムバックを果たす。以降も現時点では、第68回2017年)まで15年連続して出場継続中。その内、第47回1996年)では坂本自身唯一の紅組トリを務めた。

紅白の出場回数は、紅組歌手として歴代最多記録者の石川さゆり(40回・2017年現在)、2位・和田アキ子(39回[21])、3位・島倉千代子(35回)、4位・小林幸子(33回[22])に次いで、都はるみと並び通算29回目の出演と成るが、これは紅組歌手の記録では史上5位タイである。

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手 備考
1988年(昭和63年)/第39回 祝い酒 06/20 細川たかし(1) 紅白初出場
1989年(平成元年)/第40回 2 男の情話 16/27 堀内孝雄
1990年(平成2年)/第41回 3 能登はいらんかいね 25/29 鳥羽一郎
1991年(平成3年)/第42回 4 火の国の女 26/28 五木ひろし(1)
1992年(平成4年)/第43回 5 男惚れ 25/28 五木ひろし(2)
1993年(平成5年)/第44回 6 恋は火の舞 剣の舞 23/26 五木ひろし(3)
1994年(平成6年)/第45回 7 夜桜お七 15/25 細川たかし(2)
1995年(平成7年)/第46回 8 あばれ太鼓 22/25 五木ひろし(4)
1996年(平成8年)/第47回 9 夜桜お七(2回目) 25/25 北島三郎(1) 紅組トリ
1997年(平成9年)/第48回 10 大志(こころざし) 21/25 谷村新司
1998年(平成10年)/第49回 11 ふたり咲き 17/25 郷ひろみ
1999年(平成11年)/第50回 12 風に立つ 22/27 三波春夫
2000年(平成12年)/第51回 13 風鈴 13/28 吉幾三
2001年(平成13年)/第52回 14 凛として 20/27 森進一
2003年(平成15年)/第54回 15 あばれ太鼓(2回目) 24/30 細川たかし(3) 2年ぶりに復帰
2004年(平成16年)/第55回 16 播磨の渡り鳥 25/28 北島三郎(2)
2005年(平成17年)/第56回 17 ふたりの大漁節 04/29 布施明
2006年(平成18年)/第57回 18 祝い酒(2回目) 04/27 北山たけし
2007年(平成19年)/第58回 19 夜桜お七〜大晦日スペシャル〜(3回目) 15/27 さだまさし 前半トリ
2008年(平成20年)/第59回 20 風に立つ(2回目) 12/26 秋川雅史 前半トリ(2)
2009年(平成21年)/第60回 21 また君に恋してる 09/25 細川たかし(4)
2010年(平成22年)/第61回 22 また君に恋してる(2回目) 21/22 氷川きよし トリ前
2011年(平成23年)/第62回 23 夜桜お七(4回目) 22/25 福山雅治
2012年(平成24年)/第63回 24 夜桜お七(5回目) 20/25
2013年(平成25年)/第64回 25 男の火祭り 13/26 コブクロ 前半トリ(3)
2014年(平成26年)/第65回 26 男の火祭り(2回目) 10/23 森進一(2)
2015年(平成27年)/第66回 27 祝い酒(3回目) 05/26 德永英明
2016年(平成28年)/第67回 28 夜桜お七(6回目) 19/23 TOKIO
2017年(平成29年)/第68回 29 男の火祭り(3回目) 13/22 福山雅治
  • 対戦相手の歌手名の()内の数字はその歌手との対戦回数、備考のトリ等の次にある()はトリ等を務めた回数を表す。
    • 前半トリとは1990年以降の紅白において、前半戦(ニュース中断まで)で両軍の締めくくりを務めたことを指す。
  • 曲名の後の(○回目)は紅白で披露された回数を表す。
  • 出演順は「(出演順)/(出場者数)」で表す。

ラジオ

  • 坂本冬美の初恋演歌
  • 坂本冬美 演歌で恋して

CM・企業イメージソング

  • 春日井製菓「のどにスッキリ」(2011年10月 - )
  • 中島町 (愛媛県) イメージソング「白いかおりの島へ」
    • 作詞:池田充男・作曲:浜口庫之助。
    • 平成元年、旧中島町で開催された「中島ばんざいまつり」­­に坂本冬美を招き発表される。2005年2月25日に放送されたNHK番組「瀬戸­­内の再会〜歌手 坂本冬美との2日間〜」(四国スペシャル)に解説されている。現在は、中島汽船株式会社をはじめとする、中島のイメージソングとして利用されている。

書籍

漫画

  • 炎歌(えんか)(2006年) - 坂本冬美をモデルに漫画化、週刊漫画TIMES』に連載

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 株式会社 ティアンドケイ・ミュージック - 坂本冬美プロフィール - より。
  2. 「50周年に寄せて〜我が愛しの故郷へ」 - 上富田町
  3. 大下英治・著『坂本冬美火ざくら伝説』51ページ
  4. 4.0 4.1 4.2 誘って歌って2人旅 親友 坂本冬美と伍代夏子が行く 世界遺産・熊野&南紀絶景めぐり. BS朝日. 2014年12月29日放送.
  5. 『坂本冬美火ざくら伝説』81ページ
  6. 週刊現代』 2011年3月26日号 82 - 84ページ「私の地図」
  7. 『坂本冬美火ざくら伝説』122ページ
  8. 『坂本冬美火ざくら伝説』15ページ
  9. 読売新聞』1988年9月28日付東京夕刊、15頁。
  10. (21)歌手の坂本冬美さん・本記「時には開き直りもいい」(2/5)”. msn産経ニュース (2011年5月15日). . 2015閲覧.
  11. 11.0 11.1 11.2 週刊現代』 2011年3月26日号 82 - 84ページ「私の地図」、『週刊ポスト』 2003年5月9日・16日号 45 - 47ページ、『婦人公論』 2003年4月22日号 139 - 142ページ など。
  12. 『週刊ポスト』 2003年1月1日・8日号 245ページ など
  13. 【転機 話しましょう】(21)歌手の坂本冬美さん・本記「時には開き直りもいい」(msnサ産経ニュース)
  14. 『和歌山県ふるさと大使』(坂本冬美さん)委嘱式 - 和歌山県
  15. TVでた蔵「2014年9月15日放送 明石家さんまの転職DE天職」”. ワイヤーアクション (2014年9月15日). . 2015閲覧.
  16. 週刊朝日』 2010年10月22日 54 - 58ページ「マリコのゲストコレクション」
  17. ニュース和歌山新春企画 和歌山ヒーロー総選挙 1位は坂本冬美さん”. ニュース和歌山 (2013年1月3日). . 2015閲覧.
  18. 5月4日(火)「ハラハラトーク スタア秘宝館」”. PON! 番組公式サイト (2010年5月4日). . 2015閲覧.
  19. 坂本冬美、カバーアルバム最新作で同学年・トータス松本とデュエット”. 音楽ナタリー (2015年10月30日). . 2015閲覧.
  20. “坂本冬美、ドラマ出演&主題歌初挑戦!「本当に光栄なこと」”. サンケイスポーツ. (2016年6月16日). http://www.sanspo.com/geino/news/20160616/geo16061605010009-n1.html . 2016-6-27閲覧. 
  21. 但し第56回2005年)の和田は、m-floとのコラボによる白組出場が1回有り、厳密に言えば和田の紅組歌手としての出場は38回となる。
  22. 但し第66回2015年)の小林は「特別ゲスト」扱いでの出演であり、正式な紅白出場回数には数えない。

関連項目

外部リンク

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