富士山

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河口湖から見た富士山.山梨県富士河口湖町

富士山(ふじさん、英語: Mount Fuji

山梨県静岡県にまたがる典型的な成層火山活火山で,常時観測火山。日本の最高峰で標高 3776m。富士箱根伊豆国立公園の中心で特別名勝。現在の山体の基盤には小御岳火山と古富士火山があり,南部に富士山より開析の進んだ愛鷹山がある。山頂には直径約 700m,深さ 200mの火口がある。山麓には寄生火山富士五湖溶岩流,風穴,氷穴,白糸の滝など火山活動に起因する地形が多い。有史以来も噴火の回数は多く,貞観6(864)年の活動では寄生火山の一つ長尾山(1424m)から大量の溶岩を流出。青木ヶ原の一部,本栖湖精進湖西湖を形成。最後の活動は宝永4(1707)年南東側の中腹での噴火で,この際に宝永山(2702m)の火口が形成された(宝永富士山噴火)。以後,火山性活動はほとんど認められないが,東京大学地震研究所と防災科学技術研究所が観測を続けている。山頂に浅間神社奥宮がある。山岳信仰の対象としての富士登山は平安時代に始まり,江戸時代には富士講が普及して山麓には宿坊が発達した。日本を代表する国立公園の一つとして世界にも知られ,交通の便や宿泊,レクリエーション施設は完備している。登山口としては須走口,吉田口などがあるが,1964年河口湖から 5合目(小御岳)まで富士スバルラインが開通,続いて 1970年に御殿場,富士宮から富士スカイラインを経て新5合目までの表富士周遊道路が開通。富士山と周辺の湖,神社などは,2013年「富士山:信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産の文化遺産に登録された。



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