日本国憲法

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現在の日本の国家形態,統治組織,統治作用を規定している憲法典。前文,11章 103条からなる。1946年11月3日公布,翌 1947年5月3日施行。

日本第2次世界大戦で連合国側に無条件降伏をしたことにより,占領軍総司令部の強力な指示,示唆のもとに,総司令部の憲法草案に依拠してできあがったもので,日本の民主的変革の基本原理を提供した。その特色は

(1) 国家形態としては象徴天皇制をとるが,憲法構成原理としては国民主権が徹底されている(1章),
(2) 国権の発動としての戦争を放棄し,その手段としての戦力を保持しない(2章),
(3) 基本的人権を国民に保障している(3章),
(4) 地方自治を保障している(8章),
(5)これらを実現する政治制度として,議院内閣制を採用し(4,5章),また違憲立法審査権を裁判所に認め,法の支配を確認している(6章)

憲法