軌間

提供: miniwiki
標準軌から転送)
移動先:案内検索

軌間(きかん)

ゲージともいう。鉄道の2本のレールの頭部内側の幅をいう。イギリスの炭鉱で用いられていた馬車鉄道が起源といわれる4フィート 8.5インチ=1435mmを標準軌間と呼び,旧ソ連を除くヨーロッパ諸国の大部分,北アメリカ大陸の大部分,中国,朝鮮など世界の鉄道の約 60%で用いられている。この標準軌間以外でも建設費や輸送需要により世界各国でさまざまな軌間が使われており,これより広い広軌 (1676mm,1600mmなど。広軌鉄道 ) や狭い狭軌 (1372mm,1067mm,1000mm,762mm) も広く用いられている。

フィリピン,ニュージーランドなどが 1067mm,インドシナ諸国,タイなどが 1000mmである。

日本では,JRの各線や多くの地方鉄道が 1067mmを採用しており,新幹線,地下鉄や都市郊外の私鉄の一部で 1435mmが使われている。また,日本独特の 1372mmの軌間は,井の頭線を除く京王電鉄の各線と東京都交通局の 10号線 (新宿線) が採用している。



楽天市場検索: