清水港

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清水港
所在地
日本の旗 日本
所在地 静岡県静岡市清水区
座標 東経138度29分38.1秒北緯35.008167度 東経138.493917度35.008167; 138.493917
詳細
開港 1899年(明治32年)
管理者 静岡県清水港管理局
種類 中核国際港湾国際拠点港湾
泊地面積 12.68km2 (4.90 sq mi)
陸地面積 4.87km2 (1.88 sq mi)
面積 17.55 km2
埠頭数 8
主要輸出品 自動車部品、自動二輪車、産業機械
その他輸送機械、紙・パルプ
主要輸入品 液化天然ガス、金属鉱、紙・パルプ
木材チップ、豆類
公式サイト 静岡県清水港管理局
- 静岡県清水港管理局
ファイル:Sizuoka Simizukou 1.jpg
航空機から見た清水港
ファイル:20091228富士山.jpg
上空から見た清水港と富士山

清水港(しみずこう)は、静岡県静岡市清水区にある港湾。港湾管理者は静岡県。港湾法上の国際拠点港湾に指定され、また、中核国際港湾にも指定されている。さらに、港則法上の特定港にも指定されている。神戸港長崎港と共に『日本三大美港』の一つ。

概要

清水港は、富士山を仰ぎ、三保の松原に囲まれた美しい港で外国船員の人気も高く、長崎、神戸とともに日本三大美港の一つに数えられている。このためクルーズ客船の寄港も多い。また、その景観を活かして近年は「市民の憩いの場」、および「観光の場」として公園やヨットハーバー及び大型観光商業施設等の施設整備、さらに「みなと色彩計画」により、富士山など周囲の景観に調和する青を基調とした港湾整備も進められている[1]。日の出埠頭付近には城壁をイメージした自然石の回廊を配した公園も整備されている。貿易一辺倒の港から観光港としての比重が高まっている。

現在、横浜港名古屋港といった国内一、二を争う大港湾に挟まれ厳しい競争にさらされている。これに対し、海外定期航路の更なる誘致[2]コンテナターミナルの拡充・整備をしつつ、24時間荷役体制、港湾利用料金を五大港以下とするなどの努力により荷主の利用拡大を図っている。また、内陸や日本海側に通じる中部横断自動車道の整備が進められているため、山梨県長野県方面の荷主の獲得をも目指している[3]

歴史

663年「やまとの国の救将 廬原君臣 健児(兵士)万余を率いて(清水湊を出て)海を越えて百済(くだら)に至らむ(=朝鮮白村江の戦い)」、これが清水港が史書(日本書紀)に出てくる最初である。

16世紀には駿河に侵攻した武田氏の水軍基地となるが、その後、徳川家康が水軍の拠点とした。また、駿府城の築城や補修の資材が清水湊から巴川を遡り運搬された。江戸時代に入ると、駿河をはじめ甲斐信濃の江戸幕府領地からの年貢が富士川沿いの鰍沢河岸、岩淵河岸に集められ、ここから清水湊に送られ、大型船に積み替えられて江戸へ回送された。また赤穂の塩など西国から江戸への物資の中継基地でもあった。

明治に入り、幕府より許可されていた廻船問屋42軒の特権が剥奪されると一旦は寂れるが、1899年に開港場に指定されると、を扱う外国商社が多く置かれ、戦前はの主要輸出港として栄える。

戦後の1952年(昭和27年)に特定重要港湾(現・国際拠点港湾)の指定を受けると共に、静岡県の産業発展を背景に清水港も規模を拡大し、現在では二輪自動車・自動車部品・機械類などの輸出港として、またボーキサイト(アルミの原鉱)・液化天然ガス等の輸入港として国際貿易港としては中枢国際港湾に次ぐ位置を占める。

2017年(平成29年)7月26日には、国土交通大臣により、港湾法第2条の3で定める国際旅客船拠点形成港湾に指定されている[4][5]

定期航路

  • 国際定期コンテナ航路 : 欧州、北米、アジア等
  • 駿河湾フェリー:清水港 - 土肥港
  • 水上バス:江尻・日の出埠頭 - 三保塚間、貝島、静岡市清水港海釣り公園

尚、2006年3月まではテクノスーパーライナー希望」が、清水港と下田港を結んでいたが、廃止された。

埠頭

  • 新興津埠頭
  • 興津第1埠頭
  • 興津第2埠頭
  • 袖師第1埠頭
  • 袖師第2埠頭
  • 江尻埠頭
  • 日の出埠頭
  • 富士見埠頭

姉妹港湾・友好港湾

姉妹港湾
アメリカ合衆国の旗 サバンナ港(アメリカ合衆国ジョージア州) - 1986年10月27日姉妹港提携
イタリアの旗 トリエステ港(イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州) - 2017年8月25日姉妹港提携
友好港湾
中華人民共和国の旗 青島港(中華人民共和国山東省) - 1984年4月友好港提携

関連項目

出典

外部リンク