渡良瀬川

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渡良瀬川(わたらせがわ)

栃木県群馬県の県境付近を流れる川。利根川の支流。全長約 110km。日光火山群皇海山(2144m)付近に源を発し,足尾山地の小支流を集めて南西に流れ,群馬県に入る。大間々付近に扇状地をつくり,流路を南東に変え,渡良瀬遊水地(赤麻遊水地)に達し,茨城県古河市付近で利根川に注ぐ。沿岸の農業用水,水道用水として利用され,両毛線,足尾線開通までは水運も盛んで,河岸の町も繁栄していた。1600年代に開発された足尾銅山に鉱毒問題が発生し,1897年には下流域住民の大規模な請願運動が起こった(足尾鉱毒事件)。また洪水の害を緩和するため下流部に多くの遊水池が建設された。しかし 1977年,上流域に首都圏の水資源確保のための草木ダムが完成し,遊水池の必要性は小さくなった。



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