知内町

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知内町(しりうちちょう)は、北海道渡島総合振興局管内南部にある

地理

渡島管内、渡島半島南西部に位置する。東部は津軽海峡に面し、西部及び南部は山岳。町中心を東西に知内川が流れ、下流域に知内市街がある。

川及び沿岸に沿って国道228号が走るほか、北海道新幹線海峡線が町内を通過し、旅客駅は設置されていないが湯ノ里地区に青函トンネルの北海道側坑口が設けられている。

  • 山:桂岳(734m)、七ツ岳(957m)、燈明岳(577m)、兵隊山(300m程度。涌元地区)
  • 河川:知内川 頃内川(コロナイ川)
  • 湖沼:知内ダム
  • 岬:狐越岬、矢越岬

隣接している自治体

人口

知内町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

町名の由来

アイヌ語の「チㇼオッイ(cir-ot-i)」、転訛して「チロチ(cir-oci)」(鳥・群居する・ところ)より[1]。松前藩の主要財源の一つであった、徳川将軍家に献上する15羽の鷹狩り用鷹の産地であり、その半数以上は知内で捕獲したものと言われている[2]

沿革

姉妹都市・提携都市

経済

基幹産業は稲作、漁業、林業など。また元町地区には、重油オリマルジョンを燃料とした北海道電力知内発電所(総出力70万kW)がある。

漁業

  • 中ノ川漁港
  • 涌元漁港
  • 小谷石漁港
  • カキ - 全国的に珍しい外海産で、津軽海峡の荒波にもまれて育つ[3]

農業

2015年平成27年)の農業生産額約18億円[4]

  • ニラ - 1971年(昭和46年)に試験栽培が始まり、2015年(平成27年)は約1705トンで販売額約11.75億円と、北海道内一の生産量を誇り、農業生産額の半分以上を占める[4]

農協・漁協

金融機関

郵便局

  • 知内郵便局
  • 湯ノ里郵便局

※知内町内の集配業務は木古内郵便局が担当

宅配便

公共機関

警察

教育

交通

国道228号線により、木古内町、北斗市函館市福島町松前町江差町に行ける。

鉄道

当町内を北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線海峡線が横切っているが、旅客駅は存在しない。かつては海峡線に知内駅があったが、2014年平成26年)3月15日に旅客駅としては廃止された。2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線の開通に伴い旧・知内駅と同一地点に湯の里知内信号場が開設された。

海峡線開通より以前にはJR北海道松前線が通じており、町内に森越駅渡島知内駅重内駅湯ノ里駅が設置されていたが、こちらは1988年(昭和63年)2月1日に全線廃止された。

バス

  • 函館バス - 知内出張所を設置。松前線代替バスや函館方面への路線がある。

道路

[5]

文化財

重要文化財

  • 北海道湯の里4遺跡土壙出土品
    旧石器時代の遺物一括。遺跡には人間の「墓」としては日本最古のものと見なされる遺構を含む。
    1991年重要文化財に指定。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

  • 松前・矢越道立自然公園
  • 知内温泉
  • おっぱいまつり
  • サマーカーニバル in 知内 - 毎年8月14日
  • しりうち大漁まつり - 8月中旬
  • しりうち味な合戦冬の陣 カキニラまつり - 2月中旬

出身有名人

活躍した有名人

その他

  • 郵便番号 - 049-11XX(03重内 06元町 05小谷石 01中の川 07上雷 02森越 04涌元)

脚注

  1. アイヌ語地名リスト シベ~セツ P61-70P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). . 2017閲覧.
  2. 町名の由来”. 北海道知内町. 知内町. 2018年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2018閲覧.
  3. 磯崎こず恵 (2015年9月20日). “北海道新幹線 3.26開業へ:2 魅力発掘 おもてなし「目玉」模索”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 北海道総合版 
  4. 4.0 4.1 泉賢司 (2015年12月28日). “ラウンジ 知内ニラ、秘めた力探る 道内一の生産量、サプリ開発めざす”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 北海道総合版 
  5. 磯崎こず恵 (2015年8月24日). “ラウンジ 道の駅、新幹線新駅を狙え 「要衝」に新設・絶景・特産品も”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 北海道総合版 

関連項目

外部リンク